新発田の地酒
王紋(市島酒造)
初代市島秀松が寛政年間(1790年代)に宗家より分家し、現在の地に創業しました。初代秀松と2代謙は、少より学を好み江戸の学者梁川星厳に師事。江戸文人との交流を通 して言志社を起こし、後進を指導しながら藩の文化に貢献しました。現在は7代目が伝統ある蔵の歴史を受け継いでいます
菊水(菊水酒造)
大政奉還、廃藩置県、明治維新の嵐がまだ治まっていない明治14年(1881)、菊水初代・節五郎は弱冠16歳で、叔父にあたる本家当主・高澤正路より酒の製造権を譲り受け、造り酒屋として生計をたてることを決意し、酒屋を興します。これが菊水酒造の産声となったのです。以来125年あまり、現在は5代目大介氏が受け継いでいます。
初花(金升酒造)
創業は文政 5年( 1822年)。社名は創業より屋号の「かねます」に由来し、長さは曲がり尺を用いて正確に測り、量は枡で正確に測るように、正直な商売いたしますという心意気と律儀さを表しています。
現在の主用ブランドの初花は、かつての全長十里に及ぶ新発田加治川の桜並木に由来。越後の長い雪の季節が終わると梅、桜、桃など花が咲き誇ります。その優しく可憐な桜花の爛漫さをたとえて名付けた名前です。