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好き嫌いをなくそう1


石山 弘子(新潟県) H13.11.12実践

偏食が多い、特に野菜嫌いの多いクラスで、好き嫌いしないで、食べようということで行った授業です。岡山邦枝先生と高谷圭子先生のHPの修正追試です。
2時間扱いで、1時間目は、栄養職員と一緒に授業しました。(T1:担任、T2栄養職員)

参考:「楽しい食の授業は食育エプロンで」 岡山邦枝先生(TOSS三重ML)
http://www3.ocn.ne.jp/~shirimo/syoku03-1.htm
   「栄養士とのTTで行った食の教育〜げんき3きょうだい〜」高谷圭子先生
http://www.d1.dion.ne.jp/~k_koh/3tunogennki.htm

その日の献立を板書する。
T1指示 今日の献立です。みんなで読みましょう。パン、スパゲティナポリタン、ベーコン巻き、コーンスープ、牛乳。
 子どもたちが担任(T1)といっしょに献立を読む。そして、栄養士のK先生を紹介した。
T2発問 この献立に使われている材料は何ですか。
 パン・牛乳・コーン・スパゲティがあがった。
 T1は、子どもたちの声に合わせて、食品カードを黒板にはっていった。
T2 「他には、こんな材料が使われています。」
他の食品カード 玉葱・人参・豚肉・油・ウインナー
T2説明 これらの食べ物は、体の中で3つの元気君になります。赤の元気くんと、黄色の元気君と緑の元気君です。
@赤の元気君の絵を出す。    赤の元気君の絵はこちら
(げんこつをつくり、ガッツポーズをしている。) 
説明 赤の元気君は、体の中で、骨や歯を強くしたり、体を大きくします。みんなも「赤の元気君」と言いながら、ガッツポーズをしてみましょう。

A黄色の元気君の絵を出す。  黄色の元気君の絵はこちら
(両腕をバーベルを上げるように 肩の高さから上にあげる。) 
説明 黄色の元気君は、体の動かす力のもとになる元気君です。腕を上にあげて、「黄色の元気君」と言いましょう。
                               
B緑の元気君の絵を出す。    
緑の元気君の絵はこちら
(片手を腰に、もう片手を上にあげる。)
説明 緑の元気君は、病気から体を守ったり、お腹の掃除をしてくれます。片方の腕を上げて、「緑の元気君」と言いましょう。
 
T2指示 食品カードを3つの元気君に分けてみましょう。
 黒板に貼った食材のカードをみんな取り、2人に1枚ずつになるように配る。カードの裏には、赤か黄色か緑か、書いてある。前にでてきて、それぞれの色の元気君の下に、ポーズを取って、「〜は、〜色の元気君です。」と言ってから貼っていった。
 全員で、それぞれの色のポーズを取りながら、一つ一つの食品を分けていった。
T1発問 この中で嫌いなものはありますか。
あがった嫌いな物を、黒板からはずしていった。すると、緑や赤の食材が多くはずれた。そこで、もう一度、赤と黄色のものをもどし、緑だけ抜いた物を提示した。
T1発問 緑のものを食べないとどうなるかな。
 C  病気になる。
 C  具合が悪くなる。
 C  野菜お化けがでてくる。
T2説明 緑のものを食べないと、病気にかかりやすくなったり、治りにくくなったりします。

 黄色の食品と赤の食品についても、食べないでいたらどうなるか、発表後、栄養士より説明を行う事で、偏った食べ方についての学習をした。
T2 今日は、皆さんに、お土産があります。おうちに持っていって、おうちの人に見てもらってください。(3つの食材群の書かれた紙を渡した。)
反省 
・栄養士さんとの初めてのTTであったが、時間的に打ち合わせをする時間が十分にとれず、ばたばたと終わってしまった。特に、偏った食べ方について、説明が不十分に終わってしまったのが残念だった。
・授業後の給食の時間、子どもたちが「これは、赤?」と聞いてきたり、「これは、緑だね。」と言っていたりした。また、嫌いだと言っていた物を、食べていた子が多く、いつもより残量が少なかった。
   

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