飯豊連峰 杁差岳 1,636.4m 頼母木小屋
GPS軌跡 | 姫子の峰で一休み |
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二ツ峰を仰ぎ見る | 滝見場で食事 ハラヘッター |
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ヒキガエルが包接中、忙しいのだ。 | イワウチワとカタクリ・・・まだ、早春の装いの所もある |
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西ノ峰まで来ると、大石山は指呼の距離 | 大石山からエブリに向かい降るとハクサンイチゲが待っていた |
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今週は寒かったので待っていてくれた | イワカガミとハクサンイチゲ |
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ハクサンチドリ | ハクサンイチゲ |
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エブリの小屋、山頂が見えてきた | エブリの小屋です |
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エブリサシ岳山頂 | 主稜線 |
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大石山まで戻ってきました | 大石山から頼母木までのハクサンイチゲは一輪毎は小さい |
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二ツ峰とハクサンイチゲ |
頼母木小屋からのエブリサシ岳 |
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二ツ峰、二王子方面 | エブリをバックに北関東チームの女性 |
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北関東チームは先行下山 | 名残惜しいが下山の途に |
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ヒドノ峰近くの残雪 | 少しだけの岩尾根 |
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日 時 平成28年6月4日~5日
参加者 北関東チーム(カッチン、チイちゃん、ウララさん、ゆっこ婆、まーちゃん、男鹿ちゃん、フカくん)
県内からは、ワタルさん、ユーコさん夫妻、ありさちゃん
秋ちゃん、LTQ
行き先 飯豊連峰 頼母木小屋(秋ちゃんとLTQは大石山からエブリサシ岳ピストン)
天 候 晴れ
装 備 夏山避難小屋泊装備
登はん用具:なし
ナビ用品:GPS 地図 コンパス
防寒具:フリース 薄手ダウン上下、合羽
飲み物:ポカリスエット1L・水500ml
残量:なし
食料品:おにぎり3個 調理パン
残量:なし
コースタイム 事柄 備考
06月04日
07時50分 足の松登山口より登山開始(460m)
08時37分 姫子の峰着 休憩 食事(784m)
09時21分 滝見場着(929m)
10時41分 イチヂ峰(1,166m)
11時33分 大石山分岐(1,562m)食事 大休止
12時27分 鉾立峰着(1,573m) ノンビリ~
13時04分 杁差岳着(1,636m)
13時31分 杁差小屋発
13時55分 鉾立峰着(1,573m)
14時27分 大石山分岐(1,562m)
15時05分 頼母木小屋着(1,626m)
06月05日
09時00分 頼母木小屋発(1,626m)
09時25分 大石山(1,562m)
11時06分 姫子の峰(784m)
11時42分 足の松登山口着(460m)
概要
前週、小国山岳会の弥輔さん、井上さんらが西俣ノ峰から頼母木山、大石山、エブリ差岳周辺のハクサンイチゲが盛りの様子をFP、FBで紹介していた。
今週、別件で頼母木へ行く予定が都合で無くなったものの、寒気の影響で肌寒い日が数日ありハクサンイチゲが待っていてくれそうなので、WC掃除を兼ねて丁度
奥胎内林道が開きそうなので、頼母木山へ足の松尾根から登ることとして、計画していたところ、北関東チームと新潟の友人らが同ルートで登ってくる。とのこと。
行動は別々として、3グループで頼母木小屋を目指した。
記録
6月4日
足の松登山口より登山道に入る。僅かな区間は平坦なブナ林を歩くが、ほどなく急登となる。木の根が登山道を覆っていて、相変わらず歩き難い。
直ぐに、じんわりと汗が滲む。
実は、足の松尾根を登るのは平成25年9月末以来。
勿論、自宅から登山口までは、奥胎内の足の松登山口が近いのだが、小屋管理、荷揚げ等で登る回数は小国側の梶川尾根から登る。
理由は、奥胎内側に車を置いて小屋管理に入り、管理を終え下山する時に悪天候だった場合、門内から大石山まで、吹き曝しの稜線を歩かなければならない。
これが嫌で、ぐるっと回り小国側から門内に通う。
姫子の峰前後で、大所帯の北関東チームに追い付き、先行させて頂く。北関東チームは70歳で飯豊初挑戦という方、久しぶりの山行という方がいらっしゃって、ノンビリペースで
登るので先に行って下さい。とのこと。
滝見場で給水。汗をかくものの、時折吹く風がヒンヤリと気持ちが良い。体感気温とすれば、ボク的にはこれが、限度の快適さ。これ以上、暑さを感じると、給水量が増えて
発汗量が増えてくる。水の飲み過ぎで食事がうまく撮れずに、バテが入る。いずれにしても、暑いのは苦手。
二ツ峰を仰ぎ見るが雪は少ない。こんな時期に胎内尾根を登のは藪で厳しいだろうと思う。
ヒドノ峰付近には、残雪があった。今回のコースで登山道上で雪を踏むのはこの付近だけだった。
雪解けから時間があまり経って居ない場所では、イワカガミ、イワウチワ、カタクリが咲いていた。その他はシラネアオイ。
融雪水が造る水溜りではヒキガエルが包接中。ヒキガエルが居れば、捕食者であるヤマカガシも少なからずいるわけで、今日もヤマカガシを中心にアオダイショウ、シマヘビを見かけた。
勿論、マムシも比較的見かける尾根でもある。この時期まだ、朝の気温が低いためか、日当たりの良い登山道で日向ぼっこしているヘビをよく見かける。
夏以降のスズメバチとは異なり、当方が善意無過失である場合、マムちゃんを含めヘビからヒトに対してアタックしてくることはまずない。
夏以降のスズメバチはどこにあるか判らない巣に近づいただけで総攻撃をかけてくる。
毎年、スズメバチ類による咬傷による事故があるが、スズメバチ類は土中、樹の洞等閉鎖的な場所を営巣場所とする種、開放的な空間を営巣場所とする種、どうでもいい種とどこにでも
スズメバチ類が巣を作るが特に危険なオオスズメバチは樹の根周辺の土中空間に営巣するので、登山者が被害に遭うことがある。
エサ獲りのスズメバチは単独で飛んでくるけれど、特に刺激しなければ攻撃してくることは少ない・・・・と随分横道にずれた。
ヒドノ峰から西ノ峰の間で少し崩落カ所がある。前回登った時より、範囲は広がっている様に思う。
尾根の南側に付け替えた方がいいのか?登山道をどうするか?考えどころ。
西ノ峰までくると、大石山は指呼の距離。ヤレヤレで大石山。
時間を観れば11時30分今から、頼母木に行くと酒が足りなくなる。てんで、ボク達はエブリ差岳へ。
以前は、大石山にザックをデポしたものだが、デポザック荒らしの話を聞いてからはザックをデポすることはなくなったし
ボクだけでなく、大石山周辺にザックを見かけないので、みなさんピストンでも背負ったままの様だ。
大石山から僅かに降ると、ハクサンイチゲの群落が眼に飛び込んでくる。
イイね~やはり少し盛りは過ぎているけれど、許容範囲だ。いいぞ、いいぞ。
鉾建峰への最低鞍部に近づくと、以前所属していた山岳会の先輩である渋谷さんにお会いした。
少し四方山話をして渋谷さんは、日帰りなので下山とのことで大石山へ登り返していった。
鉾建峰は、つづら折りの急登部分は10分か15分位のものだけだけど、見た目がよろしくない。
大石山からトントン下り、ど~んと登り返すので見た目がツライ。まあ、疲れも出てきているのもある。
鉾建からまた、やや下り、エブリサシ岳への登り。
ここもハクサンイチゲが充実していた。
エブリサシ岳の小屋にザックをデポして数分でエブリサシ岳の山頂。
チョイと景色を眺めて小屋前で食事。
関川山の会の方々が小屋の修理に訪れていた。
気が付かなかったけれど、稲葉さんの奥様がおられて、声を掛けて頂き
ようやく気が付いた。稲葉さんは、水採りに下っているとのこと。
頼母木に友人が待っているのでと、エブリの小屋を後にして、大石山まで戻る。大石山から少し下って登りにかかる付近からは
素晴らしい、ハクサンイチゲの群落だ。一輪ごとの花は大石山~エブリサシ岳の間のものが大きい。
大石山から頼母木小屋の間のハクサンイチゲは一輪ごとの花は小さいものの群落の規模は大きい。
いい日に来たな~。等と思いつつ、最後の登りを登って頼母木小屋。
北関東チームは既に到着していた。靴を脱いでしまうと辛いので、先に水を汲みに行き小屋に戻る。
みなさん、待っていたくれたようで、まず、ナニはともあれ、乾杯。
次から次から、様々な旨いものが出てくる出てくる・・・
たらふく飲んで食べて夕方から夜へと楽しい時間が過ぎてゆく。
6月5日
朝起きて、ご飯を炊く。炊きたてご飯で、朝ご飯を食べる。α米は便利だし、パックライスも美味しいけれど
鍋で炊いた、炊きたてご飯には敵わない。登りながら採ってきた、少しのコシアブラで秋ちゃんは塩味のコシアブラご飯を造り
小さなお握りを作った。
北関東チームは先行下山。新潟の川瀬さん&ありさちゃんの三人はイイデリンドウ探しに頼母木山へ。
ボク達はWC掃除したり、後片付けをしてからノンビリと下山。天気予報では日曜日はイマイチの予報だったけれど
良い方に外れてくれた。天気予報の精度が落ちるとあ~梅雨が近いなという気がしてくる。
どんどん降って、滝見場の下で北関東チームに追い付く。先行させて頂き歩き難い木の根だらけの尾根を降る。
いい加減、ウンザリする頃に平坦地が見える。ヤレヤレやっと着いたわい。
到着して食事を摂ったりしているうちに川瀬さん&ありさちゃん到着。
裕子さんが、ササガワさん、キノコ詳しいですか?と聞いてきた。
そうこうしているうちに、北関東チームも登山口に到着。
ボクは、自分で食べる種類のキノコしか知らないし、採らないので知っているキノコは限定的でとても詳しいなどと云う
ものではない。裕子さんがチャラ袋(レジ袋)を開けるとヒラタケみたいな感じの白っぽいキノコ?
ヒラタケにしては色が薄いし、肉厚もヒラタケよりずっと薄い。
食べられますか?の問いに・・・・ワカリマセン。という正答するボク
旨そうな匂い、形状・・・・
すると、一人で林道を歩きてきた年配の方が、一目見て、これは、ウスヒラタケだよ。
良いキノコ採ったねぇ~旨いよ。香りを楽しむなら醤油の澄まし汁、旨みを楽しむなら味噌汁、炒めても美味しい。
良いツマミだね・・・・云々、キノコも15ルクスの光がないと云々・・・・
この方、専門屋のようである。あまりの詳細な解説に一同ポカンとしているうちに、件の年配のセンセイは奥の砂防ダムに続く林道に姿を消した。
かっけーなあ
そうこうして、奥胎内ヒュッテ前で解散。
北関東チームは、関川村の100円の共同浴場で風呂に入る。県内組は胎内パークホテルで風呂に入り帰途についた。