石山 弘子(新潟県)
子どもたちは、最初、音が高いとか、低いとかの区別がうまくできません。このドレミ体操を1時間の中で、1回は行うことによって、音の高さを感じ取れるようになります。
ドレミ体操
ド……ひざ
レ……腰(腰骨のあたり)
ミ……おなか
ファ……胸
ソ……肩
ラ……手を水平に横(手のひらが上を向く)
シ……頭
高いド……両手を真上にあげる
第1段階 教師のまねをする。 指示「先生と同じようにやりましょう。」 ひざをたたきながら、「ドドドドドド……」という。(速度120程度)子どもたちも、同じように「ドドドドドド……」といいながら、まねをする。適当なところで、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドと順番に、やっていく。 ひざをたたきながら 教師「ドドドドドド……」 子ども「ドドドドドド……」 腰をたたきながら、教師「レレレレレレ……」 子ども「レレレレレレ……」 お腹をたたきながら、教師「ミミミミミミ……」 子ども「ミミミミミミ……」 胸をたたきながら、教師「ファファファファファファ……」 子ども「ファファファファファファ……」 肩をたたきながら、教師「ソソソソソソ……」 子ども「ソソソソソソ……」 手を水平にして音に合わせて上下しながら 教師「ララララララ……」 子ども「ララララララ……」 頭をたたきながら 教師「シシシシシシ……」 子ども「シシシシシシ……」 両手を上にあげて 教師「ドドドドドド……」 子ども「ドドドドドド……」 「ドレミ……」ばかりでなく、下降「ドシラ……」も行う。 |
第2段階 ピアノの音と教師の指示で動作をする。 ピアノで音をとりながら、動作の指示を行う。子どもたちは、音と指示を聞きながら、動作をする。 教師は、ピアノでドの音を四分音符でひきながら、「ひざ」という。 子どもは「ドドドドドド……」といいながら、音に合わせて、ひざをたたく。 同じように、レミファソラシドをピアノの音と指示によって、動作していく。 |
第3段階 ピアノの音を聞きながら、音階の動作をしていく。 この段階は、ムリにする必要はない。できたら行う。 |