20030601:工夫
(この文章は、本来ならPDA備忘録に載せるつもりで書いていたので、いきなり、「さて」
なのである。)
さて、NX-70Vはグラファイトグレーの限定モデルだったので、傷つけないようにケースに
入れていた。
ケースの選択は簡単ではなかった。が、結果的には、大変満足のいくものを選択できた。
XIGMAのものである。
私がNX-70Vのケースに求める資質は、
1 本体をキズから守るような強さがあり、上品なモノであること。
(皮革がよい。)
2 PHSカードを挿したまま、閉じられるようになっていること。
3 ケースに入れたまま、全ての機能にアクセスできること。
ただし、クレードルを用いなくてもよい。
4 手軽にケースからの出し入れができるが、ケースからすり抜けたりはしないこと。
5 できるだけ薄い皮革で、NXの薄さをスポイルしないこと。
(厚くなってしまうのなら、NZでもよいのである。)
6 オープンスタイルのとき、開いたケースが邪魔にならないこと。
以上のような資質を検討すると、
・ノートのように横に開くタイプのケースは却下。
・袋のようになっていて収納するタイプのケースは却下。
・クレードルに無理矢理乗せるために、Clieを変な仕方で固定するケースは却下。
・PHSを保護せず、挿す穴だけがあるケースは、却下。
ということになった。
特に、最後の条件は、以前こんなことがあったので、必須である。
九州であった日本教育工学会でのプレゼンの前に、デイパック(それでもパソコン用で
ある。)がベンチからひっくり返って落ちたのである。
PHSを挿してあったVAIOは、パックの中でパイルドライバー状況に陥り、バッテリー駆
動不能になり、これから発表という、まさにその場面で再起動になってしまった。(当
然、巻きが入る。)
そんな苦い経験があるので、これは絶対にはずせない、必須の条件である。
その時は、御大がいらっしゃったので、心臓が止まるかと思った。
あんな経験は、2度としたくない。
で、結局、唯一残ったのがXIGMAのケースなのである。
このケースはあたりであった。
条件を満足させて、そのうえ所有欲まで満足させてくれる品質であった。
さて、そんなXIGMAのケースにもいささか工夫の余地はある。
フリップタイプなので、Clieを使うには、ケースのフリップをあけ、さらにオープンスタ
イルにするために、Clieを開く。
このように動作が二重になってしまうのである。
そこで、一計を案じた。
使用したモノは、マジックテープ(ベルクロ)である。
上の写真のように、フリップ部の端にマジックテープを付け、そこに対応するケー
スの部分にも付ける。
こうすると、ケースのフリップを開けると同時にClieも開く。
写真のように、カバーのフリップ部を、少々はみ出すようにマジックテープの位置を調
整すると、仮に(運悪く)落としたときにも、ケースがまず接地し、その後に本体が接
地することになる。ケースには申し訳ないが、これがケースの生存理由でもある。
マジックテープがついていないと、こういう具合にはいかず、ケースは、本体を保護し
てくれない。
マジックテープなので、分離も意のままである。カメラを使用するときには、分離する
のである。
液晶の画面側には貼っていないので、TURNスタイルで使用するのは、簡単である。
もうすぐNX-73Vがくる。(7日に来た!)
NX-73用のケースはまだ発売されていないので、しばし袋タイプで我慢しなければならない。
ぜひ、開発をお願いします。ね、XIGMAさん!!
と、書いたら、本当に発売するそうである。さらに、モロのアイディアを生かして、
マジックテープをパッケージに同梱してくださるそうだ。
アイディアが生きて、素直にうれしい。早速予約しようと思うのであった。
XIGMA STYLEのTさんSさん、ありがとうございます。
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