加治川ネット21会報誌         2000/06発行
カジカの学君       vol 3.0
   アファンの森に行って来ました。
                                            藤田利昭

「海を護るために川を護る。
    川を護るために森を護る。」

 頭の中で分かっていても、そのことを肌で感じたいと思い「アファンの森研修旅行」に参加しました。
 天気予報では「雨」のはずなのに、(いつも良い事をしているおかげで)行く先々で好天に恵まれました。バスの中でも山々の植生が観察できて退屈しませんでしたが、特に印象に残ったことは……
                   

C.W.ニコルさん
「 建設省は悪い、環境庁は最悪だ。…

 水産庁は、…最低。」

「私も役人だった。でも、やめました。」
「日本の役人は個人に決定権がない。判断ができない。」−−そんな役人は必要ない。いや〜きびしい。でも一理あるな〜。
やさしくて強い人です。


 松木さん
 「ぶたは食われるために生まれてくるんだ。だから時期がくればバッサリさ。でもそれまでは楽しくやるよ。」


(森にて)
「これはまき殺しさ(環状剥離により樹をからす方法)。こうやってとなりの幼木を育てるんだ。(理想的な森づくり)」

アファンの森
  人が管理する森、
人が生きていく上で理想的な森づくりを見せてもらいました。
水場あり、沢あり、湿地あり、バランスの良いビオトープでした。そういえば息子が朽木の中からコクワガタを捕まえました。




鳥居川
砂防、護岸、植生において、災害対策と環境保全の調整をとったニコルさんの推薦する川です。カワゲラ、トビケラ等水棲昆虫がたくさんいました。役人、業者が多自然型工法を勉強して造ったとのこと。設計図、資料が必要なら連絡すれば送ってくれるそうです。




 戸隠神社参道の杉並木、脇の用水路、歴史と自然が融合し、どこかの総理じゃないけれど、この森には神が住んでいる?という感じでした。頭の中が浄化された…かな?。


ペンション「竜の子」
ハイクオリティーな、テレビを必要としないペンションでした。一枚板のチックの テーブルが気に入りました。朝、周辺を散策し、ワラビを採集しました。
ただ、幼児が騒ぐとオーナーに怒られますから要注意!

 最後に疲れたとも言わず安全運転してくれた若月会長、みんなに気を配ってくれた幹事役の渡辺さん、企画しながら留守番をよぎなくされた小柳さん、子連れでうるさかったのに面倒をみてくれた参加者のみなさん、おかげで楽しい研修旅行でした。
 ありがとうございました。