第67号 平成15年4月30日
しばた
市議会だより
一般質問
長谷川 晃 議員
歴史事実、紫雲寺潟か塩津潟なのか
産業会館跡地の暫定利用
紫雲寺潟と塩津潟の2つの事実
質問
歴史的事実として江戸幕府が各藩に命じて作成した絵図は、いずれも新発田市及び新潟県の文化財に指定され、そこには塩津潟と明記され、紫雲寺潟の命名についての歴史的事実はない。学校教育でこの地域で育つ子どもたちのうち、一部は塩津潟と認識し、他方では紫雲寺潟と認識することはいかがなものか。歴史事実による塩津潟に統一されるべきであるがどう思うか。
答え
江戸時代前期は「塩津潟」と表記され、また、干拓事業が始まった江戸時代中期以降の藩の公式文書などで「紫雲寺潟」と表記され現在に至っている。従って江戸時代前期以前の表記で用いる場合は「塩津潟」と、それ以降の場合は「紫雲寺潟」とするのが一般的であると認識している。
市民の声
児童生徒に議会の傍聴を
私は、郷土の歴史を正しく学習することが、郷土を愛する児童生徒を育成できると考えています。
3月議会では、新発田藩が新田開発した塩津潟の歴史的な事実について、熱心に質疑と応答が行われていました。郷土史が見直されるためには、議会の討議が重要になってきます。この度の一般質問は、貴重な議会だったと思います。
児童生徒に議会を傍聴させることは、今後ますます重要になってきます。私は、中条町議会の傍聴や見学に、竹島小学校の児童を引率したことがあります。また、国会の両院と新潟県議会を傍聴した体験があります。
最近では、子ども国会を実施したり、子ども議会を開催する市町村が多くなってきました。新潟県議会の傍聴が、小学校でもできるように、条例を改正すると聞いています。
以上のように、児童生徒に郷土愛を育成し、政治への関心を高めるためにも、教育現場の研修が急務であると思いました。
伊藤 國夫
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