秋を楽しむ「食」×「自然」
焼き芋を楽しもうin 雅蔵の森

 令和7年11月16日、上三光の雅蔵の森にて「焼き芋体験」を実施しました。秋の自然に包まれた森で、季節を感じながら火を扱う体験を目的に、自然学校の秋の活動の一環として行われたものです。

 現代の生活では火に触れる機会が減っていますが、この日は、参加者が火の暖かさや薪の香りを感じながら、じっくりと向き合う時間となりました。

 まず、焚き付けに使う落ち葉や枯れ枝を集めるところから開始しました。集めた材料を使って火を起こし、少しずつ薪をくべて熾火を作っていきます。炎が安定し、赤々とした熾火に変わっていく様子を見守りながら、参加者同士の会話も自然と弾みます。

 頃合いを見てサツマイモを投入した後は、火加減を確認しながらじっくりと焼き上がるのを待ちました。香ばしい香りが漂い始めると、森の中に柔らかな期待感が広がります。

 焼き上がった芋は、ほくほくとした食感と優しい甘さが際立ち、自然の恵みをそのまま味わえる仕上がりでした。参加者からは「久しぶりに火を使う体験ができて新鮮だった」「自然の中で味わう焼き芋は格別」といった声も聞かれました。

 焼き芋体験はシンプルな活動でありながら、自然、火、そして人のつながりを感じられる時間となりました。来年度はさらに参加の機会を広げ、多くの方にこの温かい体験を楽しんでいただきたいと考えています。

▲イベントの趣旨説明 ▲ほくほくに出来ました。