令和7年6月21日(土)、田貝集落ふれあいセンターを主会場として、「田貝いいとこ発見企画☆蛍☆の灯りで夕暮れの散歩ツアー」が開催されました。
本イベントは例年100名を超える参加者で賑わいますが、今年は周知不足の影響もあってか、参加者は約60名にとどまりました。それでも会場は、地域の自然と触れ合う貴重な体験を楽しむ多くの親子連れで温かな雰囲気に包まれました。
午後6時頃からは、手作りのイワナの塩焼き用の串を作りや「まど炊きご飯」の炊き上がりを待ちました。炊きたてのあつあつご飯をでおにぎりを握り、炭火で焼いたイワナをみんなで堪能しました。
夕暮れには当会藤田利昭副理事長によるホタルの生態パワーポイントや生き物紹介コーナーでは、川東地域で採集された希少なホトケドジョウやスナヤツメなどが披露され、子どもたちに大変好評でした。貴重な生物に直接触れる機会となり、学びと驚きに満ちたひとときとなりました。
夜になってホタルが飛び始めると、その光景はまさに幻想的。草むらからふんわり舞い上がる蛍の光は、まるで空からこぼれ落ちた星のようでした。その美しい光も、ホタルの幼虫がすむ水辺がきれいだからこそ見ることができるのです。
蛍や水の生きもの、草や木、そして人のくらしも、すべてがつながっていることを改めて感じました。自然を大切にすることが、こんなにもすてきな風景や体験につながっていることを学べて、本当に貴重なひとときでした。
来年もまた、この場所でホタルの光と生きものたちに会いたいです。そして、少しでも自然を守る気持ちを育てていけたらと思いました。
毎年ご尽力いただいている田貝集落の運営委員の皆様に、心より感謝申し上げます。 |