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「新・雪国」ファンのページ

映画製作発表の様子(2001年2月4日 ホテル華鳳)
舞台挨拶の様子(2001年10月6日 新発田市・文映)

あらすじ

 雪が舞い散る中、一人の男が新発田駅のホームに降り立った。“旅先は国境の彼方というにすぎなかった”。祖父の代から続いていた会社(多分アパレル関係)を倒産させてしまい、全財産と家族を失い、あてもなく死に場所を求めてさまよう男、彼の名は芝野邦夫(奥田瑛二)、50才。立ち寄った温泉町のそば屋で若い芸者、萌子(笛木夕子)24才と出会う。一見、人なつっこく誰にも愛想の良い彼女にもまた、暗い過去があった。
 じゃじゃ馬を自称する萌子に魅かれるものを感じた芝野は「このお金が無くなるまで側にいて欲しい」と、持っていた全財産200万円を預ける。そんな芝野の死を予感した萌子は、お互いの肌の暖かさを求めて身を投げ出していく。
 そんなある日、「あの女には近寄らないのが身のためよ」と不気味な笑みを浮かべる女が、二人を遠ざけようとする・・・。芝野は、かつての萌子がそうであったように死から生へと蘇っていくのだが・・・。(上映時間1時間49分)

役   名 私の寸評等
萌子 笛木夕子
=現在は
笛木優子
上手いとは言えないが、新人としては及第点の演技。この映画の撮影前に、高倉健主演の『ホタル』の、田中祐子の若い頃の役で一瞬だけ登場していました。ちなみに彼女のお父さんはお堅い会社の重役だそうで、濡れ場のシーンは編集の段階で色々あったらしい。
 この映画の後、韓国に渡り大人気を博す。そのためこの『新・雪国』を紹介した韓国のサイトの回線がパンクするという事態も起こったそうだ。
芝野邦夫 奥田瑛二
とにかく存在感のある演技を見せてくれました。彼が画面の片隅に居るだけでスクリーンが引き締まる感じがします。
 しかし、この映画の出来には非常に不満で、一切の舞台挨拶を拒否。裁判になりかけたそうです。ちなみにこの映画のすぐ後制作した自身の監督映画『少女』は会心の出来だったらしく、見比べると結構楽しいです。
姉さん芸者
・染乃
南野陽子
いやー、ホントに綺麗になったね〜、とため息が出るほどです。和服がよく似合うし、踊りのシーンも上手くこなしてました。『大河の一滴』でも安田成美を食ってしまったような印象だったし、ナンノちゃんからはしばらく目が離せません。
置屋の女将
・美帆
あき竹城 スクリーンで見るのは『アイ・アブ・ユー』以来ですが、相変わらず脇役として良い味だしてます。
踊りの師匠
・登美代
内海桂子 「このところ死ぬ役ばかりだ」と嘆いたおられたらしいが、この映画でもね・・・。でも、役者としても三味線の音色も、とっても良い味だしてました。
柊亭女将
・菊江
吉行和子 暗くて妖しい役どころですが、私個人としては好きな役者さんなので、もう少し明るく綺麗に撮って欲しかったです。
そば屋店主
・小林
坂上二郎 芸達者ですよね。最初のおそば屋さんのシーンで踊る真似をするところなんて、手振りが綺麗。さすが浅草育ちというところですが、ちょっとわざとらしく見える所があるのが残念。
監督 後藤幸一 企画が潰れ続けて結局10年ぶりのメガホンだそうですが、今回は奥田瑛二の事務所の社長に「等身大の大人のラブストーリーが撮りたい!」と半ば脅迫的にお願いされたそうです。
脚本 笹倉明・後藤幸一・門馬隆司
原作 笹倉明 1989年に『遠い国からの殺人者』で直木賞を受賞された笹倉さん。とてもおしゃべり好きの方で、制作発表でも10分以上、舞台挨拶にまで来られて一番長くしゃべっておられた。この映画化には深く関わっておられ、友人の加藤登紀子さんから「物書きが映画に手を出すとひどい目に遭うよ」と忠告されたそうで、全くその通りで、最後には水道も止められるほどだったとか。
音楽 マリオ鈴木 「萌子のテーマ」を初めとする哀愁の漂うギター演奏を聴かせてくれています。ギターと雪景色、結構よく合うのねというのが素朴な感想。
主題歌 坂本冬美 作詞:笹倉明、作曲:加藤登紀子の『雪の花』というのが主題歌で、エンドロールで坂本冬美版が流れ、劇中でも萌子がスナックで歌っています。『冬美ルネッサンス』というアルバムと『うりずんの頃』というシングルのカプリング曲として聞けます。

主なロケ場所
2人の出会いの手打ちそば屋 新発田市中央町3丁目にあるお店『他門』
宿泊場所 ホテル華鳳
デート場所 新発田城、清水園、足軽長屋、瓢湖、北方文化博物館、
柊亭 市島邸
スキー場、萌子の自殺未遂場所 ニノックス・スキー場
その他 温泉街、月岡大橋、月岡バイパス等、月岡温泉周辺

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