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○つしまみれにハマった 『つしまみれ』。来年で結成10年を迎えるという、女子3人組パンク系ロックバンド。彼女たちとの出会いは偶然でした。 今年の5月、新潟駅前に『リバースト』というライブハウスが出来たという噂を聞く。では行ってみようかと6月のスケジュールを見ると知らないバンドばかり。最近、地元のバンドをあまり見に行ってないから当然だわなと思いながら、どうやら6月のメインイベントは『つしまみれ』という東京のロックバンドが来る日らしい。早速チケットを買い、ツタヤへ行くと、そこそこメジャーらしくCDが2枚あったので、借りて聴いてみた。なかなか激しい演奏で、歌詞も楽しい。これで生演奏がちゃんとしていたらファンになっても良いな〜、という軽い気持ちで当日を迎えた。 道中『さくらんボーイ』という曲を聴いている時にちょうど赤信号。ふと左手を見ると果物屋さん。そして店先を覗くとサクランボウが。何故か誘われるようにサクランボウを購入してしまい、ライブハウスの受付で「つしまみれへの差し入れ」と軽い気持ちで渡して入場。会場に入るといつものクセで、立ち見で何人入るか、照明は、スピーカーは、などと見ていると、後ろから女の子の声がする。振り返ると女子2名。「つしまみれです」の自己紹介と共に差し入れのお礼。演奏前なのに律儀な子達だな〜と、多少演奏が下手でもファンになってやろうという気持ちになっていた。 この日は彼女たちが最後で、他に地元の4つのバンドが出演。一言で言うと面白くない。30年前に私がライブハウス通いを始めた頃のように、まともにチューニングすら出来ないバンドまでも出ていた時代とは違い、技術的には非常にしっかりしている、しかし燃えたぎる情熱や、自分たちの音楽をわかってほしいという強い意志が感じられない。ひどいバンドになると、ドラムスとベースとギターが向かい合ったまま客席に背を向けて演奏するバンドも。音楽をやる目的が、自分の中にある物を他人にぶつけてみたいということから、自分達さえ楽しければいい、ということに変わってしまったのかな〜、と少し寂しい気持ちになった。 そしてようやくトリの『つしまみれ』登場。最初のベース、ドラムス、ギター、そしてコーラスを聴いた瞬間、ビビった。「切れてる!」。ステージ上の熱気が客の間を突き抜けて、後ろの壁にぶつかり砕けるのが見えた。久しぶりの光景だ。しかも音の「間」や「タメ」をきっちり作れている。「こ、こいつら何者じゃい」と叫びたい私を取り残して、ボーカルの子は客席に乱入するわ、少人数ダイブ(危ねえてば!)はするわ、やりたい放題。ホントに凄い30分間でした。推定500本はライブを観ている私にとっても、10本の指に入るのではと思えるほどのライブ。ここまでやられると万難を排してツアーファイナルの代官山へ行かざるを得ません。 午前中で仕事を終わらせて駆けつけた『代官山UNIT』。開場の6時ちょうどに行くとすでに数10メートルの列。そして入場して階段を下りていくと、また行列。売店への列だそうで、グッズをたくさん購入する予定だった私もめげました。会場は全員立ち見で1000人くらい居たでしょうか。前列に陣取る2〜300人のお兄ちゃん達がまた、ノリが良いし、かけ声も揃っている。「さすがに東京では人気有るな〜」と感心。ちょっと嬉しく、少しヤキモチ。でもね〜ボーカルのマリちゃんに「新潟から来ているオジサンもいる」と言われ、元気よく手を挙げた私。「あ〜手を挙げてくれてる、ありがとう」とマリちゃんに言われちゃいました。もう天にも昇る気分。約2時間、地元ならではのリラックスした素敵なライブでした。で、帰り際売店に寄ろうとしたら、また黒山の人だかり。時間もあまり無かったのでここでもめげて帰ってきた私です。 この10月から米国ツアーに行くという。ライブで「見に来てね〜」と叫んでいたが、もしも面と向かって直接言われたら行ってしまうかも。ヤバイ。80歳まではバンドを続けたいという彼女たち、そこまでは無理とは思うけど、末永いお付き合いになりそう。いつか彼女たちの武道館ライブの成功を見てみたいと願っている私です。 |
| (2008年7月18日記載) |
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