○偉大なるシンガー!
 先日、新潟県民会館に高橋真梨子を聴きにいってきました。大人のイメージでバラードをじっくり歌い上げるのかと思いきや、それだけではなく、とても楽しいステージで、思わず彼女の偉大さを確認してしまいました。
 私が感動してしまったもの、それは、評判通りのその素晴らしい歌唱力でもなく、「金かけねるな〜」と思わずうなる手の込んだ照明や舞台装置でもなく、旦那さんのヘンリーさんがリーダーのバックバンド『ヘンリー・バンド』の高い水準の演奏とコーラスや巧くこなしたタップダンスでもなく、場内のお客さんとちゃんと対話していて「もはやトーク下手ではない!」と思わせるトークでもありませんでした。
   それはもうフィナーレを迎えつつあった頃。ステージからの「みんな体操の時間ですよ〜」の声に老若男女が総立ち。最新アルバム収録の『バイバイ』にのせて拍手をしたり、手を振ったり。そして、リズム感がね〜独特なんですよ。特に私の2列前の老夫婦は、おそらく普段は演歌しか聴かないのではないでしょうか、開演前に買ったポスターを振り回しながら、徐々に拍手のリズムが遅れてくる。揉み手こそしていませんでしたが、このような方々にも支持されている彼女はすごい!。私その場で思わず想像してしまいました。このお二人、先日の孫のピアノ発表会でうかつにも熟睡。「おじいちゃん、おばあちゃんは音楽が分からないんだから、もう来ないで!」などとひんしゅくを買い、家族の中でも居場所が無くなっていた。しかし今回「高橋真梨子に行く!」と言った瞬間、孫達の見る目が変わります。かのTV番組『ASAYAN』の女性ボーカリスト・オーディションの際、小室哲哉氏をして「第2の高橋真梨子を探したい」と言わしめたという噂のある高橋真梨子なのです。『音楽の分かる素敵なじいちゃん、ばあちゃん』へと評価が急上昇。これがおばあさんが氷川きよしのコンサートへ行くとか、おじいさんが長山洋子のコンサートへ行くというのでは全然意味が違う。高橋真梨子こそが世代をつなぎ、家庭に平和をもたらす偉大なるシンガーなのだ!?・・・と確信?してしまった次第です。
 そんなほのぼのとした風景を心に描きつつ、最新アルバム『タイム・オブ・ラブ』を中心にしたテープを作って、日夜高橋真梨子を聴きまくりながら、年を取ったらやっぱり高橋真梨子につれ合いと手をつないで・・・と思いつつ、肝心の手をつなぐ相手がいないじゃねーかよ!と自分にツッコミを入れている毎日であります。(2002年10月4日記載)

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