○いつか「さすが!」と言われたい
 当館のホームページ公開より3年。月岡温泉街でトップを自負していた当館のサイトですが、今では月岡温泉の各旅館もほとんどホームページを持ち、アクセス数で当館を超えるサイトも現れ、『素人ホームページ仲間』だと思っていた杉本さんも昨秋に全面改定をして、ちょっとプロ風の技を使い始めちゃう。そんな危機感いっぱいで迎えた2002年、ついにウチも全面改定めざし、私も『WAO!新潟校』の『ウエブ・クリエーター講座』を1月末より受講することに致しました。これはその苦難に満ちた?3ヶ月の物語であります。思い入れが激しいので、かなりの長文になりますが、お許しくださいませ。
 まず最初の授業、今までの卒業生のいくつかの作品を論評するということから始まりましたが、制限時間10分かそこらで、他の人とは違うことを言わなければならない。もー最初から大変!で、授業の最後にこれからの意気込みをメールで送るということで、指定されたアドレスに数分で文章を。えっ!何?と思う間もなく、受講生全員がキーボードに向かい入力。この音、聞かせたかった。私も日本語入力に関してはかなりのスピードと思っていたのですが、それ以上のスピードの連中がカタカタ・・・部屋中に響くキーボードを叩く音。えらい所に来てしまったというのが正直な感想。後に右隣の受講生Sさんが先生に「みんなのキーボードを叩く音が怖い!」と言っていたのでやっぱり同じなんだとホッとしました。見栄っ張りの私は常に涼しい顔をして受講してましたが、今だから言うけど、実は私も落ちこぼれないよう必死だったのよん。それで授業はインターネットの基本的な話から、すぐにタグ(ホームページを構成する言語)の話になり、一応説明が終わるとすぐに打ち込み。それで次の授業は前回に習ったことを完全に理解している前提でドンドン進む。tableタグ、Aタグ、Pタグ、と次々に現れる新しい言葉に、『理解』と言うより『反応』してどうにか付いていった状態でした。しかもこんな時に助手の方に「卒業時の個人制作になったら「夢の中でタグが追いかけてくる」と泣き言を言う人が居るくらいだから甘い!」などと言われ、行き先には真っ黒な雲が垂れ込めているようでした。
 そして授業も数回進むと、すぐにグループ制作の組分け発表。私は右隣のSさんと同じグループになりました。テーマは『架空で良いので、商業ベースのサイト』。次回授業時にテーマを決めることになり、新聞記事の新製品の資料などを持っていった私でしたが、ここでSさんが「ラーメンが良い!」と言い出し即決定。しかも物語が、元競輪選手の頑固親父のラーメン屋に、わがまま息子が帰ってきて・・・ などとトントン拍子に決まり、楽しくグループ制作は始まりました。そしてその日の夜。親父さん、お袋さん、息子さん、幼なじみの店員さん、仕入先の乾物屋さん、と次々と物語が湧いてきて、ついには朝まで打ち込み続け、文章部分はほとんど完成してしまいました。なかなかテーマさえ決まらない他の組を尻目に、我がグループは突っ走り、相棒のSさんもとっても素敵なお店のロゴや地図をこっそり仕事中に作り(大丈夫かいな?)、完成したのが『ほんまやラーメン』のサイト。今見返すと、デザイン的にちょっと荒かったりするけど、この段階では結構満足のいく物が出来ました。
 そしてグループ制作が終わると、すぐに個人制作の開始。私はグループ制作での熱い思いそのままに個人制作を始めました。テーマは『カフェ&居酒屋・鳥の歌』。実はここは友人の店で、授業終了後、必ずと言っていいほど食事をし、グループ制作の写真を撮る時にもお世話になっていて、そのお礼も兼ねていたのです。今回は実在のお店だし、画像で勝負とばかり、写真を撮りまくりました。36枚撮り3本+24枚撮り1本+デジカメの画像=約200枚!。一応設計図は書いて、どの画像はどこと大体決めてはいたのですが、さすがにこの数だとヤバイ!。とにかくこの荒まく資料の海を、睡眠時間を削り、仕事中にまで作業をし(社長さんゴメンなさい)、必死に泳ぎまくって、ようやく整理がついたと思った瞬間、完成が目前に。そして何と1週間前には完成!しかし、最後の1週間は授業は個人製作用の作業時間になっていて、他の人達は必死に追い込みの中、手直し程度しかやることのない私は手持ちぶさた。何か皆の邪魔してるみたいで居心地悪かった。でもとにかく『鳥の歌』のサイトは完成。デザイン的にはもう一つセンスが無いかもしれないけれど、中身はギッシリ詰まってると自負しております。無料奉仕ではありますが、完成後お店に寄ったら、お礼にと店員のミカちゃんが手作りチーズケーキを。家に持ち帰って食べたけど、美味しくて嬉しくて、この3ヶ月のことが走馬燈のように駆けめぐって、何故か涙が止まりませんでした。
 この嵐のように過ぎた日々。突然の吹雪で遅刻しそうになったあの日、阿賀大橋から見た夕日がきれいだったあの日、学校のビルの入り口で桜散らしの風に帽子も飛ばされたあの日、3ヶ月という時間は季節を変え、私を少しは成長させてくれたみたいです。惜しむらくは、ホームページの作製に力点を置きすぎたので、授業内容を何となくわかる程度で過ぎてしまったこと。今はテキストを読み返しつつ、何を習ったのか必死に思い出してる日々です。まだ当館のサイトは解体修理中で、習ってきた技術のほんの少ししか使えてないけど、いつか全ての技術を駆使して「さすが、ちゃんと習ってきただけのことはある」というサイトを作り上げたいと思う今日この頃です。(2002年5月24日記載)
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