○又聞きの話ですが
 私の友人にある旅行雑誌の編集のお手伝い(本職は別だけど)をしていた人間が居まして、その人間からとても怖い話、いや幽霊とかじゃなく、旅館業に携わる人間として怖い話を聞きました。
 ある日、その雑誌社に読者から猛抗議。その雑誌で取り上げた『格安料金で泊まれる宿』で、ある海辺に面した旅館に泊まったのに、お部屋は布団部屋みたいで、窓も電話もテレビもなく、暖房も効かない部屋。料理もあまりにもヒドイ!。それを宿に抗議すると「こんな料金で、まともに泊まれると思うな!」と逆にやりこめられたとのこと。(同じような話、この前テレビでやってたけど、もしかしたら同じ所かもしれない)
雑誌社としては掲載した責任上、放っておくわけにもいかず、担当者が電話で聞いたら、まあ、行き違いというか、何と言いますかが多かったと言うことが判明したのです。旅館のご主人としてはお金をかける気は無かったようなのですが、雑誌社の担当者の「掲載料はいらないから、宣伝費と思って割引して欲しい」という勧誘に負け、閑散期の平日で1室4名以上で、しかも料理も品数がかなり少なくなる、と確かに言ったはずだというんですね。それでかなりの格安料金を提示したんだ。ということだったのですが、担当者によると、このご主人かなりの面倒くさがりだったらしく、後で確認の連絡をした時に「1室2名でも良いことにしてくれないか」という担当者の言葉に「適当にしてくれ」。調子に乗った担当者が他の条件のことを言い出すとそれも全部「適当にしてくれ」。で、すべての条件が取り払われてしまったんですね。でもちょっと不安だった担当者、原稿が出来上がった段階ですぐ原稿を送り、電話でも確認したんですがそれも「適当にしてくれ」。で、原稿にも目を通さなかったらしいのです。
でも、私の友人によると、この雑誌社の担当者は、かなりのやり手、と言うよりその雑誌の発行部数や影響力をガンガン言いまくり、これに掲載しないのは人間じゃないくらいの勢いでしゃべりまくって、よく電話口で喧嘩みたいにしているんで、この旅館のご主人もその担当者に嫌気がさして、適当に話に乗ったのじゃないか、とのことだったのです。まあ、その気持ちわからんではないですが、それでお客さんに無茶苦茶な対応するというのは、ちょっとね・・・。ちなみに、その宿では現在、その格安料金のご予約は断り続けているそうですので、それ以降の被害者は出ていないそうです。(2001年4月13日記載)

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