○後ろの声は天の声?

この恐ろしい話はA市の『B会』という結構年輩の方の多い団体さんをバスで送迎した際の話です。
 まずA市のA駅にお迎え。ここで10名ほどを乗せ、次の目的地、同じA市のC駅へ。幹事風の男の方からは単に「C駅へ行ってくれ」と言われただけなので、普通に解釈して駅の表側に向かいました。ところが、跨線橋を越えて右折すれば駅の表側という所で、突然大声で「そこ右!」の声。お客さんを乗せているので、急ブレーキはかけられず、その曲り角を過ぎたところで止まったのですが、聞くと駅裏に行って欲しいとのこと。『マッハ・Go!Go!Go!』みたいにスイッチ一つじゃターン出来ないんだよ!と心の中で思いながら、ちょっとバックして右折。で、駅裏で数名を乗せ、Dという集落へ、そこに行くのでも、細い裏道を走らせたいおじさんと、遠回りだけど大きな道を走らせたいおじさんが、右だ左だと言い合い。ま、私は走りやすい方を走りまして、D村へ。ところが言われた所にバスをつけたのに誰もいない!おじさん達は「ここにいなければあそこだ、ここだ」とまた言い合い。とりあえず、待っているはずの場所が全部同じ道沿いなので、とにかくバスを徐行させ、どうにか町外れの家の前でおばさん数名を発見して旅館へ。しかし、この日は運良く?帰りも私の担当。帰り も途中で「その道左に曲がれば近い!」の声。その道は狭いし、気が進まなかったんですが、仕方なく曲がろうとしたんですが、見ると冬の間、全く車が走っていなかったのでしょう、雪で真っ白で、道がどこかわからない!さすがにその道はパス。あとは来たときと同じ道を帰ろうと思ったのですが、また後ろから、「帰りは右から行こう!」の声。で、右折しましたが、D村へ入る道の前に『工事中・通行止』の標識。仕方なく、遠回りをしてD村へ行こうと直進していると、U村で降りるはずのおばさんが大声で「私らを何処に連れていくのよ!」の声。おばさん達、話に夢中で『工事中・通行止』の標識が全然見えてなかったみたい。するとすかさず「それじゃ、その橋の手前の道を行ってよ」・・・え?橋の手前にまともな道あったっけ?と思って見ると、そこはどう見ても自転車しか通れないくらい細い道。おばさん、このバスは『スーパージェッター』の『流星号』じゃないんだ!そんなに細くなれないよ!と心の中で思いながら、その道もパスさせていただき、ちょっと遠回りでD村へ行き、おばさん達を降ろし、C駅へ。また、その途中降ろしてくれと言う方が、細い道をほとんどUターンに近 い左折をさせられそうになったり、(これ、どうやっても無理なんで断りました)。「橋の上で降ろせ!」(道交法では橋の上での駐停車は禁止ですんで、橋の手前の信号の所で降りていただきました)などと言われながら走り、C駅へも来た道を行こうとしたら、「左からが早い!」の声。またそれが車の行き違いが出来ないほど細い道。まあ幸いにも対向車がいなかったので、どうにか無事にC駅へ。そして最終目的地T駅へ。ホント、お陰様で楽しく運転させていただきました。こんなにハラハラさせられ、後ろを走る車に迷惑をかけたことはありませんでした。また来年も来たい、と言っておられたので、来年はダンボの耳でも後ろ向きに付けてもっと楽しく走るつもりですので、よろしくね!(2001年3月9日記載)

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