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○温泉街の危ない人々 先日、中島らもさんの『今夜、すべてのバーで』という、吉川英治文学新人賞を受賞した本を読みまして、10数年に及ぶ酒浸りの生活からこのままでは死んでしまうくらい肝臓を痛めた主人公が、ついに入院し、アルコールの禁断症状、変な患者や風変わりな医者との交流、アル中で死んだ親友の妹との確執などを描きながら、ついには・・・という作品なのですが、そこに『久里浜式アルコール依存症スクリーニング・テスト』というのが登場いたします。これは14項目にイエスかノーで答えてゆき、その点数でアルコール依存度を測るというやつで、ちなみに問題を紹介しますと、過去6ヶ月間に「酒が原因で大切な人との人間関係にひびが入ったことがある ある(3.7点) ない(−1.1点)」「せめて今日だけは酒を飲むまいと思っていても、つい飲んでしまうことが多い はい(3.2点) いいえ(−1.1点)」などの設問で、全部でマイナス5点以下が全く正常、0〜マイナス5点がまあ正常、2〜0点が問題有り、2点以上が極めて問題多い、という判定なのですが、当旅館の関係者の男性2名(本人の名誉のため氏名の公表は止めます)にこのテストをやりましたところ、なんとK氏が8. 9点、T氏が9.3点だったのです。これは、この本の主人公の12.5点には及びませんが極めて危険な数字なのですが、両人によりますと月岡温泉街のホテルSの社長、O電気の専務なんかに比べたら「自分たちはよほど酒を飲まない」とのことだったので、その方達にもこのテストを受けていただいたのです。しかし、S社長が6.6点、O専務が2.7点との結果。多少はましな数字が出ましたが、この設問、周りがよく酒を飲む人間が多いと点数があまり多くならない傾向があるので、同じくらいに危ないと私は見ています。まあ、この方達と、夜にお会いするといつも酔ってられるI社長と、誰が1番先に病院に行かれるのかなーなどといけないことを考えていますが、もしもそうなったら、この『今夜、すべてのバーで』を差入れしようと思っています。よけいなお世話かな? ちなみに最近『健全な』生活をしてしまっている私、結果は−5.9点だったのですが、当館の板前さんの1人が−6.1点だったので、私より『健全な』生活をしている人間が月岡にいるということに、多少、ショックを受けています。(2000年7月21日記載) |
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