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○月岡にキックボードは似合わない 先日、ずーっと欲しかった『キック・ボード』をようやく手に入れました。都会に住んでいる方は「いまさら」と思われるかもしれませんが、ここら辺では今年の4月になってから、やっと出回るようになったのです。で、温泉街ではまだ珍しい代物を、さっそく買ったわけですが、なかなかよろしくないのです。 まず寮から旅館までの約150mほどの道のりを、キックボードに乗って颯爽と出勤・・・のはずが、ここら辺の舗装道路って、以外とデゴボコが多い、しかも、ほんの少し上りになっているので、なかなかキレイに前に進みません。その上、いつも歩いたり自転車に乗ったりして前を通っても、犬小屋から出ようともしない近所の犬が、猛然と吠えたてるし、いつも餌をねだって甘い鳴き声をあげる猫が猛ダッシュで逃げ出すわで、「そんなに変かなー」と思いながら旅館へ。旅館へ着けば、みんなして「年考えや」とか「また変なおもちゃ買ってきて」などと馬鹿にされるし(『おもちゃ』であることは認めるが・・・)、そのくせ、みんな1回は乗ってはみるんですけどね。 そして仕事終了後、『スナックつるちゃん』へ見せびらかしに行ったのですが、ここでも顔見知りの連中は試乗後「金出してまでは乗りたくないけど、飽きたら頂戴な」とか「パチンコの景品だったら、欲しいな」というくらいで、求めていたようなドッカン、ドッカンという反応が返ってきません。仕方なくお酒を飲んで、そのままキックボードに乗って帰ったのですが、なだらかな下りを爽快に風を切って走る・・・はずが、途中、道路の段差に小さな車輪をとられて見事横転。膝やら肘やら強打するし、指を切ってシャツを血だらけにするしで、散々な1日となってしまいました。 今はわが愛しのキック・ボード君は車のトランクに入ったまま、次回の出番じっとを待っておりますが、このキック・ボード君のお陰で、渋谷あたりの街中をスイスイと走り抜けるお兄ちゃん達と、月岡あたりの田舎の温泉町をトロトロ走るおじさんとの間には、深くて大ーきな溝があることを確認してしまった次第であります。ハイ。 PS今日、私と同型のキックボード(多分同じ店で買ったんだろう)に乗った小学生が、月岡の町外れを雨の中走っていた。抱きしめたいほど愛おしい姿だった。(2000年5月12日記載) |
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