○社長を殿と呼びたい
当館の社長『ゴッド・ハンド』一茂氏は、何を隠そう大の時代劇ファンである。旅館が暇な時には「時代劇やってないか」と言いながら新聞のテレビ欄を隅から隅までチェックしている。で、そのテレビの見方が「歴史のお勉強」と称するだけあって、真剣そのもの。そんな時、電話が掛かってきた場合、「社長、電話です」などといった生やさしい言い方では反応していただけず、われわれも「殿、杉本のお殿様よりお電話にございまする」などと片膝を着いて言ったりするのだが、これがなかなか楽しい。実は、私の父も時代劇ファンで、私が中学時代に冗談で始めたのが癖になり、私の実家では「父上」「母上」と両親を呼んでいる。初めは違和感があったが、昔の武士は全てこの呼び方をしていたのだから、そんなにも変なことではない!要は慣れである。せっかく日本人に生まれたのだから、日本ならではのこの呼び方を広めたいなと思っていたので、この際、当館でも社長を「殿」と呼びたいのだが、さて、そんなことをしたら、お客さんはどう思うだろう?それだけが心配である。ちなみに、社長が「殿」になった場合、私は「家老」あたりだろうが、できたら「お目付役」なんてのが良いなーと
思っておるのでござる。(2000年3月24日記載)
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