鳥の話
みなさんは空を飛んでみたいと思ったことはありませんか?「鳥はうらやましいなあ」 昔の人も鳥になりたかったのかも知れません。鳥に関係がある漢字はたくさんあります。これから勉強していきましょう。
(1)鳥の足は何本ですか?
(2)漢字はテンテンが四つついています。これは鳥の何でしょう?
(説明)昔の人が鳥をよく見ていたことが分かります。鳥の?がなかったら木に止まることも餌をつかんで飛ぶことも出来ませんからね。
(3)「何かがないている?」といわれたら、皆さんは何を思いうかべますか?
赤ちゃん?にわとり?からす?それとも虫かなあ?
(4)「なく」という漢字には「?」が使われています。きっと人々の耳に面白く聞こえたのですね。どれが「なく」という漢字にぴったりでしょう。
ア 口+子=?
イ 口+鳥=?
ウ 口+虫=?
(5)鳥が空を飛べるのは「はね」があるからです。漢字は鳥のはねの絵から出来ました。
書いてみましょう。
(羽の成り立ちの絵) □
(6)小鳥がはねを動かして、飛ぶ練習をしていますよ。あ、失敗して地面に落ちてしまいました。また挑戦しています。「がんばれ!」声を掛けてあげたいですね。
みなさんのお勉強もそうですよ。失敗したってへこたれずにがんばらなくてはいけません。そこから
「ならう」という漢字が出来ました。小鳥がはねを動かしているところが「しろく」見えたのですね。
なら
はね+しろ=□う
すす
(7)「進む」という漢字があります。「 」しんにょうは道を表しています。
「 」は
(ふるとり)は何かの動物を表しています。何でしょう?
ア、馬
イ、鳥
ウ、羊
ヒント この動物が後ろに向かって飛んでいるのを見たことはないですね。
(8)鳥のとなりに「 」(ふるとり)を書いてみましょう。似ていませんか?
(9)だからこんな鳥がいます。なんていう鳥でしょう?
雀・・・とってもちいさい(少はちいさいという意味に使われています)
鳥です。ちゅんちゅん・・。
答え(1)2本(2)足のつめ(3)いろいろ出ます(4)イ(5)羽(6)習う
(7)イ(8)にていますよねえ(9)すずめ
たくさんの鳥達にぴったりの漢字を作ってあげなくちゃ。
(10)漢字とヒントから鳥の名前を当ててください。
烏・・・?
すっきり、くっきりとした黒いボディー。だからって、鳥の漢字から一本、横棒をとらなくてもいいのにね!
(11)白鳥・・・?
まっしろでウェディングドレスを着ているみたいでしょう。
(12)鶴・・・?
二つに分けました。「 」(左がわ)の「ワ」は大空、大空をゆうゆうと飛ぶ鳥のこと。右も左も鳥という意味があります。鳥の中の鳥ってことかな。日本では千年生きるって言われてます。
(13)ハリーポッターの白い「ふくろう」はどんな漢字でしょう?
「ふくろう」って昼間は木に止まっているでしょう。木の上に鳥の漢字を乗せました。テンテン四つは簡単にするためになくしました。さあ、書けるかな?
(14)「鳴き声」をヒントにした漢字があります。
ちょっと難しいけれど挑戦。ヒントを読んで鳥の名前を線で結びましょう。
「くっくっくっ」と鳴く「鳩」・ ・(にわとり)
「ケイケイ」( )と朝元気に鳴く鶏・ ・(はと)
答え(10)からす(11)はくちょう(12)つる(うちの学校鶴の台小です)
(13)梟(14)鳩・・はと 鶏・・にわとり
参考文献
楽しい漢字教室 ぎょうせい
学研漢和大辞典
字統 白川静
〔TOSS相模原 岡 惠子〕