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おまけに、やんちゃくんは、黒板に出てきて「くにがまえ」を「玉」の回りに書きました。
「国」に変身です。
彼、なかなかやるでしょう。



松藤司先生の追試実践(TOSSナンバー bP117081)http://www5a.biglobe.ne.jp/~tukasamt/4tennokanzi/tenkanzi.htm

勇  和代 (TOSS大阪風来坊)
いろいろな漢字に点がついていますね。今日は、点のつく漢字に勉強してみましょう。
発問@「犬」の「点」は、犬のどこを表しているでしょう。
子ども達からは、「しっぽ」「耳」の意見が出ました。
犬の絵を犬の字の横に書きました。
しっぽだ!と納得しました。
「太」を黒板に書きました。「あ!風太君の字だ!」とすばやい反応。

発問A「太」の「点」は何を表していると思いますか?

さっきの答えがしっぽだったので、体にあるものを想像したようです。
正解を言いました。

説明@もともと、この字は 「大大と書きました。」けれども、2つ書くのが面倒だったので、「大ニ」という漢字になり、更に面倒なので「太」になりました。 
風太君の「太」は、大きな大きな子どもに育つようにとお家の人がつけたんだよ。
「水」と黒板に書きました。

発問B「水」に点を1つつけたら別の字に変身します。何でしょう?
と言ったら、「氷になる!」と子どもの反応がありました。
氷という漢字が浮かんでは来たようです。

発問Cでは、水に点をどこにつけたらいいかな?ノートに書いて持ってきなさい。
これ、いろんなところに点をつけて持ってくるので、びっくりしました。
8種類出ました。が、正解者はなし。

説明A氷は、もともと「冰」という字でした。「冫(にすい)」は、水が凍った時にひびが入りますね。それを表しています。で、いちいち「冫」を書くのが面倒なので、「点」が1つになりました。
(先生、今日は面倒なことが多いなあ。とつぶやいた子ども達)
「寸」という字を書きました。「なんやこの字?」とつぶやく子あり。
「一寸法師」の「寸」と話しました。

発問D「寸」にも「点」がついています。この点は何を意味しているでしょう?

なんと、うちのやんちゃくんが一番に黒板に出てきて、「す」と書きました。「すごい!」似ていることが分かったんです。「寸」から「す」の「かな」ができたんですよね。

ヒントに絵を書きました。右手のイラスト図に点をつけました。
子どもからは、「骨」「手首」「腕」の意見がでました。

解説B手首がおしいな。手首の辺りに、心臓の音がトックン、トックン響くところがありますね。(みんな確かめている。)それ、脈と言います。このことなんです。

発問E一寸法師は、どれくらいの身長だったでしょう?
ア 3センチ イ 30センチ ウ300センチ

解説C正解は、3センチです。手首から脈までの長さを
昔の人は、一寸とはかったのです。
点のつく漢字
今度は、絵を2つ写してください。
「王」と「玉」の成り立ち絵を書かせる。
「王」の絵を書きながら、「これ、王様や。」と分かっていた。

発問Fこの絵は、二つとも同じ字を表していました。なんでしょう?

「王」で正解。
解説D「王」には、「王様」の意味と「玉(たま)」の意味がありました。でも同じ時で2つも意味があるとややこしいので、「王様」は、「玉」に点をつけさせました。

私のクラスに児玉君がいます。やんちゃくんが児玉君の玉!と言いつづけていました。

解説E「玉」は、「ピカピカ光った玉」の意味があります。点をつけるところを間違えると、(玉の点を三画目の上につける)「キズのある玉」の意味になります。
児玉君は、ぴかぴか光った玉なんだよ。(児玉君は超嬉しそうでした。)
たま
きずのあるたま