狸はとってもいたずら者         TOSSランドはこちら

 1年教材に「狸の糸車」というものがあります。
狸の悪戯はとても困りものなのです。その時、次の漢字の話をすると、とてもよくわかってもらえます。

 その漢字とは、実は、「埋める」です。
 
 子ども達のノートに狸と漢字で書かせました。得意のばらばら作戦です。
けものへんを書いたら子ども達からはすぐ、
「猫にもついていたよね。」「そうそう。」と出ました。
「これ(けものへん)もとはなんだっけ?」と聞いたら
「犬!」みんなが声を出しました。
「よく覚えていたねえ。天才!」とほめときました。
「実はこんな漢字があります。」と言って「埋める」と板書しました。
「こっちは「里」(さと)といって、村や田舎のことなんだけどね、この漢字の時は、狸のことなんだって。」
「村や田舎の里では狸がいたずらに来て、田んぼや畑を荒らすから、つかまえて殺して土に埋めていたから、この【埋める】っていう漢字ができたの。狸のいたずらに困って殺しちゃうんだよ。本当に狸汁なんだね。」と。

子ども達は「きゃー、こわい。」とかなんとか、とにかく「埋める」に驚いていました。

                              (TOSS相模原 岡 惠子)

 【参考文献 楽しい漢字教室(石井勲)ぎょうせい 】