「過ぎたるは及ばざるがごとし」TOSSランドはこちら
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(1)「過」という漢字を二つに分けて見ましょう。
 
 「 」と「しんにょう」に分けられます。

(2)「しんにょう」は「道をすすむ」という意味があります。
 では「 」(過からしんにょうをとった部分)はどんな意味があるのでしょうか?
 ヒントは成り立ちの絵です。 (「 」の成り立ちの絵・・実は「うず」です。)

(3)この漢字「 」のもとは「渦」です。サンズイがついています。
 ということは水に関係がありそうです。

 「渦」・・は何と読みますか?
 ヒント 水の勢いが強すぎてできるものです。 
 答え  うず

(4)説明
 「過」は水の勢いが強すぎてできるうずと「道をすすむ」という意味が
合わさって、「勢いが強すぎて道を行き過ぎる」という意味です。今では
「物事の程度を越える」時にも使われています。

 (5)「過」がつくことわざがあります。
 「過ぎたるは及ばざるがごとし」

 (6)ついでですから「及」という漢字についても考えましょう。
  この漢字から「ク」(ちょっと二画目短く)という部分を取ってみましょう。
  どんな形が残りますか?それはある部首を表しています。
  何でしょうか。そして、その部首は何を表していますか。

  答え 又・・・手(友にも出てきますね)  

 説明
 (7)「及」という漢字は道を行く人を後ろから追いかけて、手をかけたことを表した字で「追いつく」「追い及ぶ」という意味があります。

 (8)もう一度ことわざを読みましょう。
 「過ぎたるは及ばざるがごとし」
 なんでもやり過ぎると、「追い越して」しまって届かなくなってしまうという
 ことかもしれません。

 (TOSS相模原 岡 惠子)