口のつく漢字 貝・石・足         TOSSランドはこちら


 1年生で光村の教科書をお使いの先生、スキルでは「貝・石・足」が同じページに出てきます。少し
成り立ちの話しをしてみませんか。子ども達は「貝には目がある。」「石には口がある」と思うのが自然でしょう。こういう漢字の裏に成り立ちの絵が書いてあるといいなあと思っています。輪郭漢字のように。

本物の石をいくつか用意しましょう。貝も本物があるといいですね。

1、板書「貝」
  貝の形の絵に一つには大きな目玉を描き、(子ども達は大笑い)もう一つには貝がらの模様を描きます。

2、「どちらの絵から貝という漢字が出来たでしょうか?」

 もちろん「貝の模様のほうに手を上げてくれます。「そうです、貝は目ではなくて、模様から出来た漢字です。」

3、「石」と板書。
 本物の石を見せる。
「この漢字の中に本物の石があります。どこでしょうか?」
きっとこども達は「口」のところといってくれます。
そこで、本物の石をいくつか見せます。
(ちょっと四角っぽいものがあるといい。)

4、「そうでしょう。昔の人も「いし」の漢字は「口」がいいと思いました。(ここで一とノを消します) 
「困った!「くち」(口)と同じになっちゃう。そこで、石がいっぱいある場所を「一とノ」くっつけました。その場所はどこでしょうか?」
あまりいろいろ聞いていると時間がなくなるので適当なところで、がけの絵を描きます。
「がけです。口と同じになってしまうから、石がたくさん落ちているがけをつけました。
 漢字の工夫です。」

5、「足」と板書。
「たいへん!あしに口があるよ。」と言います。今年も昨年もすぐ出ました。
「先生、ひざこぞうじゃないの?」と。
「その通り。足という漢字は ひざから下が元になって出来ました。」
(TOSS相模原 岡 惠子)