(4)神社は天の神様と土(地の)神さまを祭ってあるところです。

(5)その神さまの好きなものは何だか分かりますか?お正月に食べるものに関係ありますよ。三つあります。
それは「お酒・魚・お餅」です。この三つには共通点があります。考えてみて下さ
い。
(6)簡単には出来ないもの、手間がかかるものなのです。
 手間がかかるものを、神さまは喜ぶもです。
 酒は米を発酵させなくては出来ません。餅は米を練り上げなくてはなりません。
魚は神様のいる山間部に運びます。お供え物はみんないずれも
手間がかかるものなのです。簡単にできることを神さまは喜びません。
 手間がかかるものを喜び、手間のかかることをしている人に幸運をもたらす
のです。

   岡  惠子(TOSS相模原 岡 惠子)
神社
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(1)お話をよみましょう。
 土はすごいと大昔の人たちは思いました。
 だって、小さな種をまくでしょう。芽が出てずんずん伸びて、花が咲き、実がなります。土の中から、水が噴き出すこともあるし、火山だったら火が噴くこともあります。昔の人は、土を盛り上げて、おまつりをしました。それは土の中には不思議な力をもった神さまがいると考えたからです。その土を盛り上げた絵から、土という漢字ができました。
 (なりたちの絵)
 お正月です。初詣に出かけましたか。
 初詣に出かける場所、神社についての話は、いかがですか?
(2)だから、「神社」と言う漢字にも、「土」が使われているのですね。
 「会社」にも使われていますがもとは「やしろ」(村の神さまをまつってある神社)のことです。
(ネ)は神さまにお供え物をする台です。
 お祭りの時にはたくさんの人が集ります。今では人が集って仕事をする所という意味でも使われるようになりました。
 「社」は土の神さまのことだったのです。
(3)じゃあ、「神」は?
「ネ」はお供え物の台のことでしたね。「申」はいったい何なのでしょうか?
「電気」の「電」に下の部分に似ているでしょう。「申」は電気のもと、「雷」(かみなり)様のことです。「雷」は天の神さまが鳴らしていると思われていたのです。