学級開き
学級開きを想定したシナリオです。
「学年が新しくなりましたね。おめでとうございます。」
(1)「新」は、何かが新しいからできた漢字です。新しいものとは、いったい何でしょう。「斤」は木を切る
「おの」のことです。
(低、中学年向き)
予想させる。または次の三択で選ばせてもよい。
ア、春になり、立っている木の葉っぱが新しい。
イ、木を切る「おの」が新しい。
ウ、おので木を切ったあとの切り口が新しい。
高学年だったら次のように発問したい。
「新を三つの漢字に分けてごらんなさい。」。
「立」「木」「斤」に分けるだろう。次の二点を説明する。
・ 「立木」は「辛」と「木」がも
との字。「辛」(しん)は「しん」という読みを受け持っている。
・ 「斤」は木を切るおのの形。
「(選択肢だったら)答えはウです。どんな古い木でもおので切った後の切り口は新しいでしょう。みなさんも、失敗したことや嫌だったこと、今までうまくいかず悩んでいることなどスパッと切って、これから新しい気持ちでがんばっていきましょう。」
「みなさんはたくさんのことを、学んでいかなくてはなりません。学ぶの「学」の問題です。」
(2)「ツ」の下の部分は建物の中の子どもを表しています。では「ツ」はいったい
何を表しているのでしょう。古い字形は「學」です。
ア、校舎に止まった鳥
イ、人の手が交わっている様子。
ウ、学校にあるいろいろな勉強の道具。
高学年だったら、旧字体から予想させたい。
「正解はイです。右と左に見えるのは教える人の手と学ぶ人の手です。真ん中はいろいろな人が交わっている様子です。【学ぶ】は先生とみんなが、そしてみんなとみんなが意見を交じ合わせたり、助け合ったりして勉強するということです。」
低学年には「ツ」をそのまま使って聞くこともできる。
「ツ」は学校にいる3人の人を代表で表しています。3人とはいったい誰でしょう。」と。
答えは自分と先生と友だちだ。
(1年生に聞いたら、自分と先生と校長先生と答えてくれた。!?)
(3)「習う」という漢字があります。二つの漢字に分けましょう。「羽と白」。
鳥の羽が白いのは、いったいどんな時でしょう?
ア、もともとが白い鳥のこと。
イ、鳥がひなの時は白く見える。
ウ、鳥が年とって羽が弱って白く見える。
「正解はイです。ひな鳥が羽を繰り返し動かして飛ぶ練習をしている所です。すぐに飛べるようになったと思いますか?何度も練習し、何度も失敗して下に落ちてしまったことでしょう。でも飛べるようになるまで羽を動かしたでしょう。その羽が白く見えたのです。
【習】の字は失敗を恐れず、何度もがんばれと教えてくれています。
(4)お勉強のほかにも大事なことがあります。
この成り立ちの絵を見てください。(友のなり立ちの絵)
この手は二人の人の手です。いったい何をしている所でしょう。
(いろいろ予想させたい。子ども達の考えから選択肢を作る。)
例
ア、握手をしているところ。
イ、何かをする時もう一人の 手が助けている所。
ウ、離れていこうとする手。
アとイどちらも正解です。この絵から出来た漢字は何でしょう。
「友」という漢字ができました。この一年、こんな助け合う友だちがたくさんできるといいですね。
(TOSS相模原 岡 惠子)