暗唱・直写スキルの指導
                   新潟県黒川村立黒川小学校  石山 弘子hiroko.i@pop.shibata.ne.jp      
T,どんな子でも、熱中し、力がつく教材暗唱・直写スキル
 *どんな子でもできます。ですから熱中します。
 *字が綺麗です。それが、子供に自信を持たせます。
 *何回も読むことによって、読む力を鍛えます。さらに、暗唱することによって、日本語の美しさに触れることが出き、国語力がアップします。
 *親が喜び、感謝します。

U,暗唱・直写スキルのやり方  
 この教材は、子供たちが自分でどんどんと進めていく境材です。が、最初は教師といっしょにやって、やり方を覚えます。

(準備する物)4Bなどの濃い鉛筆、赤鉛筆、下敷き
(進め方)
1 趣意説明 やり方の説明
2 読む 教師といっしょに5回ぐらい読む。
3 直写する
4 書き終わった人は、絵に色を塗ったり、問題に答えたりする。
5 それも終わったら、小さな声で暗唱する。丸も塗る。
  下敷きで隠しながら、覚える。
発問・指示 留意点
1
これから、暗唱・直写スキルをします。とてもすばらしい詩や文を綺麗に書いて、すらすらと暗唱することが出来るようになるスキルです。

準備
机の上に、スキル・鉛筆・赤鉛筆・下敷きを出しなさい。下敷きの上にスキルを載せておきなさい。 他のものはしまわせる。
他のものがでていると、授業に集中できなくなる。
きちんと確認する。
スキルの裏表紙をだしなさい。使い方が書いてあります。
@から読んでいきます。先生の後に続いて読みなさい。
T:@左のページを読みます。
スキルの裏表紙をだしなさい。使い方が書いてあります。
@から読んでいきます。先生の後に続いて読みなさい。
T:@左のページを読みます。
C:@左のページを読みます。
T:A1回読むたびに丸に色を塗ります。
C:A1回読むたびに丸に色を塗ります。
T:赤鉛筆で色を塗ります。@とAの間には、何と書いてありますか。
C:くり返し
T:その通り。読むたびに1個ずつ色を塗っていきましょう。
  B薄い紙に丁寧に直写します。
C:B薄い紙に丁寧に直写します。(@からEまである。)  
というふうに読み、やり方を教えます。
全員がしているわけではない。教師は全員を見回し、確かめながら行う。できていない子はそばによって、指で読む場所を指し示して
4ページを出す では、表に返します。硬い紙の2枚目。「草枕」を開きなさい。お隣と確認。
勉強した日付を書きます。
書いたら、「書きました。」というのですよ。
下敷きをきちんと入れるのですよ。
下敷きを入れない子が多いので、見て確認。忘れた子には貸す。(貸し出し用のものは何枚か用意しておく。)
5読む では、これから読んでみましょう。
先生が1回読みます。聞いてください。(範読)
2回目は、先生の後に続いて読んでください。
1回読んだので、@の丸を赤鉛筆で塗りましょう。
先生の後に続いて読みましょう。
点で区切って読む。
丸で区切って読む。
今度は、立って1回読みましょう。読んだら、座って、時間があったら、何回も読みましょう。読んだら、丸に色を塗りなさい。立ちましょう。始め。
全員は最低5回は読むようにする。最初は教師と、最後は自分のペースで読む。
6直写 薄い紙を3ページの上に置きます。3ページの下に下敷きを入れて、薄い紙に、字を写しましょう。ふり仮名は書きません。最後に名前欄の場所に、自分の名前を書いてください。書き方が良く分からない字は、右側に筆順が書いてあります。それを見て書きましょう。
消しゴムは使わないようにしましょう。
丁寧に、自分の作品を作るつもりで、書きましょう。
では、始め。
筆順については、子供たちの様子を見て取り上げる。
作業中は、作業に集中出来るよう、指示は出さない。
姿勢のよい子、鉛筆の持ち方が良い子、丁寧な子を見つけ、短く褒める。
7書き終わったら (3,4人書き終わったら、)
書き終わったら、見直しましょう。点や丸は落としていませんか。

見直したら、問題を読んでやっていましょう。考えつかない人は、ヒントを写しましょう。
それも終わった人は、小さい声で、暗唱していましょう。丸も塗ってね。
個別評定していく。

透明シートに入れて、掲示する。

コース別で練習する
全員、直写ができたところで、これから、暗唱しましょう。

念のために隠す方法をやってみましょう。
一番目の下の緑の▼まで、下敷きで隠します。

読めたら人は、Goodのトコロに丸を付けます。

二番目の真ん中の青い▼まで、下敷きで隠して読みましょう。読めたら丸。

最後は、全部かくして読みましょう。読めたら丸。
自分のペースに合わせて練習をする。
9教師の前で暗唱
エクセレントコースができた人は、先生の所で暗唱です。 この部分はできたらである。やるようならば、個別評定する。

少しでも言いよどんだりした場合は、不合格とし、その場でやめ、もう一度練習させる。