石山 弘子(新潟県)
音に集中させるためのバリエーションです。
1,音を変える。(太鼓→ピアノ) 「太鼓に合わせて、太鼓といっしょに手をたたきましょう。先生が止まったら、止まってね。」 四分音符で、教師は、太鼓をたたいていく。 子どもたちは、太鼓といっしょに手をたたいていく。 太鼓の音を時々止める。うまく止まれない子が多かったら、 「1つぐらいはいいけど、2つ、3つはおかしいね。」といいながら、やっていく。 「今度はピアノに合わせてやりましょう。できるかな。」といって、ピアノでやる。 音は、右手が「ド」左手がTの和音(ドミソ)で良い。四分音符で、ひいていく。 途中で、適当に止めるのは同じ。 2,リズムを変える。(集中力を高めると同時に、リズム感も養える。) 「先生と同じように、いっしょにたたきましょう。先生が止まったら、 止まってね。」 @四分音符でたたく。 「リズムを変えるよ。先生のまねをして、いっしょにたたこう。」 A二分音符でたたく。 (だんだん集中してきたら)「ちょっと難しいよ。うまくできるかな。」 B八分音符でたたく。 「見ていないとだめだよ。いつ止まるかわからないよ。」と、いいながら、やっていく。 これは、いっぺんにやらずに、1時間目は、@ 2時間目は、@とA 3時間目は、@、A、B全部とだんだんとレベルアップしていくとよい。 3,たたく場所を変える。 「今度は、たたく場所を変えます。最初は、手拍子からはじめます。」 手拍子を教師も子どもも、いっしょにたたく。途中で、 「ひざ。」 と言って、ひざをたたく。子どもたちもすばやく「ひざ」をたたきはじめる。 「手」→「ひざ」→「頭」→「肩」→「机」→「床」 どこをたたくかは、自由にいろいろ変えてどうぞ。 4,言葉かけだけで、場所を変える。 リズムマシーンをならす。速度は、120ぐらい。 「手」→「ひざ」→「頭」→「肩」→「机」→「床」と、言葉かけだけで行う。言葉に集中していないとできない。どこをどのくらいやるかは、自由。フェイントをかけるとおもしろいし、のってくる。 |