平成16年 4月 1日

              様  

 
塩津潟教育研究所    
所長 伊藤 國夫

『塩津潟は塩の道』の最近の活用状況について

謹啓 陽春の侯、貴職におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

昨年、塩津潟教育研究所で郷土の研究と教育実践の『塩津潟は塩の道』を、新潟日報事業社から発刊し、出版記念祝賀会を、平成15年8月8日に開催しました。政財界や教員界や保護者等80余名という大勢の方々からお祝いをしていただきました。即、販売が開始されました。
 本書は、「新潟県地質図説明書」(新潟県商工労働部振興課発行=平成12年3月)、「新潟県立歴史博物館常設展示録」(新潟県歴史博物館編集=平成12年8月)、「中条町郷土読本 ふるさと中条」(中条町教育委員会=平成10年9月)、「胎内川の恵み」(胎内川沿岸土地改良区発行=平成14年3月)の資料や副読本等と関連付けて編集されています。
 最近は、各市町村の小学校及び中学校の児童・生徒の教育活動の参考書や資料として、社会科や総合的な学習の時間等で活用され、大きな影響を与えています。

 本書は既に新発田市や中条町や黒川村や加治川村・新潟市や豊栄市・津川町や三川村や上川村や鹿瀬町・安田町や関川村や荒川町・村上市や朝日村・村松町の各小学校・中学校の児童生徒に利用されているものです。各市町村の児童生徒に、地形や地名、河川舟運の実態等の学習に役立っています。また、新潟県立高等学校や各大学の図書館にも配本され活用されています。
 なお、本書は、ホームページ「塩津潟の由来」と相関関係にあり、小学校・中学校の児童生徒や社会人の副読本として、利用されています。
  アドレスは、http://www.inet-shibata.or.jp/^shionotsuです。現在のアクセス数は、7933回以上に達しています。大変多くの方々に活用されています。【平成15年8月8日の出版以降、30数項目の内容を追加し、利用が急増中です】

 『塩津潟』と『都岐沙羅柵』に関する講演は、2月に3回有りました。「塩津潟が加治川村に与える価値」「塩津潟は塩の道を追って」「良寛さんと新発田市のかかわり」の三主題でした。新発田市や加治川村の『生涯学習』関係のものでした。また、『心のふるさと"私の逸品"』で、「正保二年越後絵図」が市島酒造の会場で展示されています。さらに、新潟県立歴史博物館の小林達雄館長は、新潟日報(平成16年1月28日付)の私の提言「県内"塩の道"啓発を考えよう」に対して、回答を新潟日報に寄稿(2月18日付)しました。博物館内に「塩の道」の展示を検討していくとのことでした。
当研究所は、微力ながら地域史の見直しと地域おこしに、これからも努力を続けて参ります。

                                                                                             今後ともご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

             敬具

957-0018 新発田市緑町3 − 3 − 8
TEL & FAX  0 2 5 4 − 2 4 − 8 3 9 7