斉明天皇と月さら柵造営の考察

中条町立竹島小学校 42年度 伊藤 國夫

 

 越国の古代史の見直しも継続している。特に、大和朝廷が越国に造営した城柵についてである。
大化3年(647年)の渟足柵、大化4年(648年)磐船柵。斉明4年(658年)都岐沙羅柵の3城柵を造営している。
 しかし、3つ目の都岐沙羅柵(月さら柵)が、日本の歴史上あまり取り上げられていない。
この都岐沙羅柵があった場所は、和名類聚抄の519項上段右から3行目「渟足石船二柵之間西斉明四年紀有都岐沙羅柵」という記述を発見したからである。
 郷土史の見直しについては、私のホームページ「塩津潟の由来」の”総合的な学習の教材”(平成12年5月追加)をご覧ください。