Mluti Band Mluti Mode Challenge Award発行規定
１ 目的
マルチバンド、マルチモードで同一コールサインのアマチュア無線局と交信を行うことで、アマチュア無線の活性化、発展に貢献することを目的とする。
２ 用語等
(1)このアワードは同一コールサインの局と複数回の交信を行うもので、最低2バンド、2モード以上を条件とする。
(2)交信とは、この場合QSLカードの取得までをいう。QSLカードの形式は問わない。
(3)バンドは各局が免許されたバンドとする。
1.9、3.5MHZ帯のような分割された場合も同一のバンドとする。
クロスバンド通信は対象外とする。
(4)モードは、CW、AM、FM、SSB、RTTY、PSK、SSTV、WSJT等の電波形式、QRP、OutDoor（移動運用）とする。クロスバンド、クロスモード(電波型式)通信は対象外とする。
モードは１回の交信で３モードまでを獲得できる。
(5)申請に使える交信データは、同一エリアから運用する局の場合20%以下とする。
(6)複数のエリアでOutDoor（移動運用）を行った局と交信した場合は申請者が任意のエリアをひとつ選択する。クラスが異なればエリアを変更できる。
(7)QRPとは、送信出力5W以下で運用する通信相手をいう。（申請者ではない）
(8)OutDoor（移動運用)とは、常置場所以外で運用する通信相手をいう。（申請者ではない）
(9)通信相手とは申請者から見た場合の交信する局をいう。
(10)このアワードの略称をM＆Mとする。
３ アワードの種類は次のクラスものを発行する。
(1) Mini 2バンド、2モードで20局と交信する。
(2) Hａｌｆ 2バンド、2モードで50局と交信する。
(3) Siｌver 2バンド、2モードで100局と交信する。
(4) Gold 3バンド、3モードで100局と交信する。
(5) Platinum 4バンド、4モードで100局と交信する。
(6) Diamond 5バンド、5モードで100局と交信する。
(7) QRP QRPだけでGoldを達成する。
(8) Dual QRP 交信する両者が、送信出力5W以下でGoldを達成する。
(9) Outdoor OutdoorだけでGoldを達成する。
(10) Dual Outdoor 交信する両者が、OutdoorでGoldを達成する。
(11) 1Year 毎年1月1日から12月31日の間でGoldを達成する。
(12) DX すべての交信相手が日本国外で運用する局で行われGoldを達成する。
(13) Perfect 300QSOでGoldを申請した場合。
(14) Master Silveri以上のクラスを5個獲得する。
※ QRP及びOutdoorは、通信相手の運用形態ですので間違いなく
４ 交信データの再利用制限等
(1) 一度申請に使用した交信データは、他のクラスの申請に使用できない。
その交信データと同一年月日の同一コールサインの交信データも同様とする。
(2) クラス1Yearは、１年に複数回の申請を可能とする。
ただし、交信データの期間は重複しないこと。
(3)クラス1Yearは申請する期間が異なれば過去に申請に使ったコールサイン再び使用できる。
５ 申請方法
下記のURLから申請する。
ログシートは次のものを
ダウンロードして使用する。エクセル形式
申請内容確認後、申請手数料振り込み依頼のメールを送ります。
入力について
コールサインの入力順は、JARLのQSLカード転送規定を準用する。
ログの入力は、同一コールサイン局をひとまとめに入力する。
アルファベットは半角大文字とする。
シート名は申請者のコールサインとする。
ファイル名はコールサイン＋空白＋年月日として複数ある場合は、空白+数字2桁
例 JA2QRP 20120701 01.xls
エクセル2000で読み込める形式とする。
不要なデータは入力しない。
クラス毎にファイルを作成して提出すること。
1回の交信で複数のモードを獲得した場合は、モード欄にQRPの場合はQRPまたはOutDoor場合はOutと入力する。
Masterについては、発行番号だけを
送信フォームに備考欄に書いて申請下さい。
代理申請については、備考欄に代理申請であること、代理者氏名を入力して下さい。
メールアドレスにはこの場合、代理申請者のアドレスを入力します。
６ 発行手数料
基本手数料300円とする。（送料込み）
ただし、同時に複数枚の申請を行ったときは1枚につき基本手数料に110円を加算する。（ただし5枚までとする）添付ファイルには容量制限がありますので複数に申請を分けて下さい。
７ その他
(1)発行期間は、2012年9月20日から当分の間、申請受付も同様とする。
(2)交信の有効期限は、免許された日から
(3)アワードの発送は、日本国内で発送可能な地域とする。
(4)代理申請を可能とするが、アワードの発送先は日本国内で発送可能な地域とする。
(6)この規定にない事項は発行者に問い合わせるものとする。
(7)このアワードは日本標準時で年月日を決定する。
(8)この規定は予告なく変更することがある。
交信の例
DATE CALL FQ MODE 条件達成状況
2011/10/10 JA1QRZ 7 CW 1バンド、1モード
2011/10/11 JA1QRZ/1/QRP 10 RTTY 2バンド、4モード
2011/10/12 JA1QRZ/1/QRP 18 SSB 3バンド、4モード
2011/10/15 JA1QRZ 50 FM 4バンド、5モード
2011/10/16 JA1QRZ 3.5 SSB 5バンド、5モード
DATE CALL FQ MODE 条件達成状況
2011/10/10 JA1QRX 7 CW 1バンド、1モード
2011/10/11 JA1QRX 7 RTTY 1バンド、2モード
2011/10/13 JA1QRX 18 SSB 2バンド、3モード
2011/10/15 JA1QRZ 50 FM 3バンド、4モード
2011/10/16 JA1QRZ 3.5 SSB 4バンド、4モード
規定の解説
申請方法
紙での申請は保存をする場所の余裕がないので受け付けていません。
申請手数料
基本手数料の中に送料も含まれています。
アワード申請に必要な最小限の負担をお願いします。
申請内容確認後、振り込み口座（ゆうちょ）をお知らせします。
振り込みの費用も利便性、手数料の安さを考慮して決めてあります。
「ゆうちょ」のインターネットバンキングなら月5回まで無料です。
もっと便利な方法があれば、連絡お願いします。
交信データ
同じコールサインの局と何回も交信することはよくあることです。
その中から申請に合った条件のデータを申請に使ってください。
Silver(シルバー)は1局あたり2回の交信を選択すればいいです。
Gold(ゴールド)は、最低でも3回の交信が必要です。
申請する場合もGold(ゴールド)を例に取れば1局あたりのデータが最大5交信必要になります。
ただし、一度申請に使った年月日のコールサインは年月日が異ならない限り使用できません。
例 ①2012/7/7 JA7QRX 7MHZ CW Goldに申請
②2012/7/7 JA7QRX 10MHZ RTTY 同一年月日のため使用できない
③2012/7/8 JA7QRX 18MHZ SSB 申請に使用できる。
④2012/7/9 JA7QRX 21MHZ PSK31
①から④の交信で①③④か②③④組み合わせてGoldに使う。
※JA7QRXの7MHZCWと10MHZRTTYのどちらを選ぶかは申請者が決める。
エリア制限
同一エリアで運用する局との交信データは20%以下にして下さい。
移動する局についても申請者がどれかのエリアを、１つ選択して下さい。
JA1QRZ/1とJA1QRZ/7を混在で申請できません。
JA1QRZとJA1QRZ/1は同じエリアなので混在で申請できます。ただしOutdoorは移動運用がすべて交信で必要ですので注意してください。
移動局のエリアは、クラス毎に決めて下さい。
条件の数え方
１回の交信で１バンド1モードと数えることを基本とします。
モードは電波形式のほかに、運用形態をモードと定義しましたので1回の交信で3モー ドを獲得できます。
バンドはクラス毎に2から5バンドの交信が最低の条件です。
JA0PTK/1/QRP SSB 7MHZ なら1バンド、3モードとなります。
ただし、この場合JA1移動でデータをすべて揃えて下さい。
クラスQRP及びOutdoorは、モードに必ずこのモードが入るのが条件です。
パーフェクトについて
パーフェクトは、300QSOのデータで申請して下さい、１局あたり3QSOです。
交信データの使用制限について
同一コールサインとの交信が１日に複数回ある場合でも、１つを選んで申請に使って下さい。一度申請に使った年月日は他のクラスには使用できません。
Goldでは1局に対して最低3日必要です。
1Yearの期間重複について
例として１月１日から３月３１日で条件を満たした場合、４月１日からもう一件挑戦できます。
申請する期間が異なれば、同じコールサインで申請できます。
QRP Dual QRP OutDoor Dual OutDoorのモード条件
このクラスでは全ての交信のモードにQRPまたはOutDoorが必要です。
Masterについて
同じクラスを集めるのでなく、異なるクラスとします。ただし1Yearを除く
2012/8/12制定