Inspiration7でも日本語を使いたい!

Inspiration(インスピレーション)はVer6までが日本語対応され、スリース・カンパニーを代理店として発売されていましたが、Inspiration社はVer7からは日本語対応を止めてしまいました。とっても惜しいことです。
Ispiration6
Ver7からは、アプリケーションとの連携もできるようになり、ダブルクリックで、目的のファイルを開くことができるようになりました。
今、まさに、Inspirationのようなアプリケーションが教育界で伸びようとしている時なのに・・・・!

これ以下に書いてある方法をとっても、メニューは英語です。しかし、それほど難しい操作のないInspirationにとって、
メニューなんて、すぐに覚えられます。日本語入力ができれば良いわけです。
Inspiration7

そこで、新しいバージョンのInspiration7で日本語を扱う方法を紹介します。

日本語が使えるようになれば、9800円という安価な価格でスリースカンパニーがInspiration7を提供してくれます。 個人で輸入しても(数が集まれば別ですが)額はあまり変わりませんし、手間と時間を考慮すればスリース・カンパニーを利用する方が良いのではないかと、モロは考えます。Ver6の2万円以上という価格設定は、ちょっと理解できませんが・・・。

Inspiration7をインストールした後、ユーザー登録を済ませます。(これは、とりあえず、郵送での登録ということにしておくこともできます。)

最初に出現するダイアログの編集をします。

最初のダイアログから日本語は通りませんから、まず、フォントを変更します。画面左下のフォントの指定部分をクリックします。その後、一番上の[MoreFonts]を選択します。

WindowsXPとOSXではフォント名は表示されますので、そこから、たとえばMSゴシックとかOsakaとかを選択します。それ以外のOS(Windows98・WindowsMe・Windows2000で確認しました。)では空白として表示されますので、空白のうち一番下をとりあえず選んでみましょう。

また、このダイアログの色も「さわやかな緑」だったりするので、好みで変更しておきます。(この時点で変更しておいて、標準として保存すると、後々楽ができます。


次に、Template(テンプレート)の編集へと移ります。


[Utility]をクリックし、[TemplateWizard]をクリックします。

最初の窓では、そのまま「次へ」をクリックします。

次の窓では、2カ所を変更します。

一番上の[FillColor]と右下の[SymbolFont]です。

改めて書くまでもなく、クリックすればわかると思います。

選択して、[次へ]をクリックします。

3番目の窓では、矢印の太さや矢印にするかしないか、フォントの3カ所を変更します。

Thicknessが線の太さを表します。今回はDoubleを選びました。
ArrowDirectionが矢印の向きを表します。今回は、矢印ではなく、単なる線という事にしたかったので、[NoArrows]を選びました。
右側の[LinkFont]も、忘れずに修正しておきましょう。

3カ所を修正したら、[次へ]をクリックします。

4番目は、ノートなので、フォントだけを変更します。

選択して[次へ」をクリックすると、Outline(アウトライン)編集での設定になります。

一番上の[AllLtems]にチェックを入れるとすべてを変更することになります。
右側の[Font]を変更します。

[次へ]を選ぶと、印刷設定の画面になります。ここでは、特に修正する必要もないので、このままに[完了]をクリックします。

すると、保存名と保存先を聞いてくるので、適切に設定します。私の場合は、以下のようにしました。

[保存]をクリックすると、質問がでます。ここが重要です。

必ず、「このテンプレートを標準として使用する。」にチェックをつけてから「OK」します。

これで、次回から、あなたのInspirationで日本語が使えるようになります。

ただし、現時点(2002年12月)では、インライン入力ではなく、だいぶ昔のような下か上に日本語が表示される方法なのです。