20021210:Inspiration
モロが最近お熱をあげているのが、Inspirationというアプリケーションである。
単純に言うと、アイディア・プロセッサというカテゴリであろうが、単なるテキストだけのプロセッサではないところがすばらしい。
まず、アウトラインプロセッサとダイアログプロセッサとを行き来できる。これは、視覚的に思考を整理できる画期的なものである。(この手のものはフリーや売り物でもいくつかあるが、今まで見てきた中ではInspirationがダントツである。)
さらに、画像を簡単に貼り付けることができる。Viewer(ビューア)からDrag&Dropできるのは当たり前である(と言いつつできないものもかなりある。)が、IE上で画像をつかんでそのままポトリとInspirationに落とせば貼り付くのである。これには参った。画像上で右クリックしてコピーを選択し・・・ということを一切必要としないのである。快適この上ない。
最近、モノを考えるときにはInspirationを使うことが多いのは、蜘蛛の糸の様に関連した思考をそのまま書き出し、それを後で紐解くできるからであろうと思う。
Inspirationは、URLを書き込めばそこにリンクをはれる。このハイパーリンク機能は,WORDやEXCELをはじめとして、様々なエディタたとえばEmEditorでも具現されている。
が、Ver7では他のアプリケーションのファイルにもリンクをはれるようになった。つまりは、いくつかのファイルのランチャーとしての機能ももったことになる。これで、人前で話すときの要旨を考えたりすることが大変楽になった。
個人で思考するツールとしての使い方の他に、複数で話し合うときのホワイトボード機能として(プロジェクターと組み合わせて)の使い方が結構良いのではないかと思っている。先般も、3人の実践発表を聞きながらみんなの見ている前で使ったら、反響があった。また、リーダー養成の時にも、報告を聞きながら打っていったら、反響があった。
ファシリテーター・グラフィックという手法が(まちづくり系の方々に)使われたりしている。否定はしないが、再利用がままならない。そんなとき、Inspirationが良いと思う。
さて、Inspirationの2002年における最新版はVer7なのであるが、残念ながら日本語化されないらしい。
はっきり言ってしまえば、日本では売れていないのである。その道に興味のある人100人に聞いて5人知っている程度のようである。こんなに良いものが広まらないのはおかしい!ぜひ、お試し版を使ってみてほしい!
お気に入り紹介
Inspiration co.
InspirationVer7で日本語を使うのなんて、カァンタン!
20021225:電話
ファイルの日付を確認すればボロがでるが、一応、MerryChristmas!
さて、愚息が小学校に入学する頃からいろいろとダイレクトメール(DM)は来ていた。
この程度の、個人情報は市町村の広報誌などをまめに入力していれば収集できるモノで
ある。これはこれで、生業としている方もいる。
が、突然、「東京のマンションに投資なさいませんか?」などど気の利いたことを言う
ダイレクトコール(以下DC)もある。
毎度、毎度、同じパターンは通用しないかもしれないと思っていたのだが、これが結構
効き目のあることが、最近、研究結果の分析で明らかになったので、ここに報告する。
さて、 DCの一番も問題点は、相手が切らせてくれないと言うことである。
しかし、以下の方法を使うと、相手が切ってくれたり、切らせてくれと懇願されたりす
る。とてもおもしろいのでモロは最近これで楽しんでいる。どうせ、電話代は、相手も
ちである。
実は、以前はDCは大の苦手であった。生粋の「いい人」であるモロは、DCの相手の
お話を聞きたくないと思っても「ガチャン!!」と切る事ができないのであった。
(まあ、あなたが「いりません!ガチャン!!」と切ることができるヒトならば、以下
の研究報告など読まずに、とっとと、お帰りいただいて結構である。)
さて、結論から示すと、つまりは、DCはこちらの個人情報を入手しているわけだから、
それを逆手にとるということである。
なに?
よくわからない?
では、実例を挙げながらご説明しよう。
ある日の夜、DCあり。
DC「もしもし、私、(ピー)の(ピー)と申しますが、モロヨシヒコさまでいらっ
しゃいますか?」
モロ「はい。そうですが。」
DC「私どもでは、東京での資産投資についてご案内差し上げておりますが、現在、
投資のご予定などおありになりますか?」
モロ「いえ、ありませんが・・・。」(あるわけないじゃん!)
DC「いきなり、こんな電話でマンションを購入してほしいと申し上げるわけではご
ざいま・・・・。」
モロ「あなたのお話を伺う前に、ちょっと伺いたいことがあるのですが?」
DC「は?」
モロ「あなた、私の自宅に電話をおかけになっていらっしゃいますよね?」
DC「はぁ〜。」(もう、こっちのモノ。勝ったも同然!)
モロ「ということは、私の電話番号をどこからか入手なさったのですよね!」
DC「それは名簿業者です。」
モロ「どこの名簿業者さんですか?」
DC「私どもは、名簿を見てお電話差し上げておりますので、業者名まではわからな
いのですが?」
モロ「え、あなた、私の個人情報を知っていながら、それがどこから入手されたモノ
なのかわからないのですか!」(強気口調で!)
DC「はぁ〜。」
モロ「私の個人情報が漏れていると言うことですから、どこから漏れたのか、どこの
業者がそれを持っているのか、私は、それが明らかになるまで、お話を伺うこ
とはできませんね。」
DC「ですから、名簿業者から・・・」
(こういうモロのようなクレイマーもどきに対する対処は知らないのでしょうね。
かわいそうに。)
モロ「あなたじゃダメだ、上司を出しなさい。」
以下、もっと高度な応酬が続くが、企業秘密なのでここには書けない。
さて、今までの研究結果であるが、100%こちらの思い通りの展開になっている。
一度など、上司というヒトから、「もう切ってもいいですか?」という懇願のお言葉を
頂戴した。
また、別の例では、「切らせてもらいます、ガチャン!」と、向こうから切ってくれた
こともある。
(このときは、さすがに少々憤慨したが・・・。(憤慨する対象が少々違うような気も
する・・・。))
愚息が、中学に入学する頃から、塾や家庭教師のお誘いのDCが頻繁にくるようになっ
た。
(どこで名簿が漏れているのか、確かめたいモノである。)
家人は、「ウチは、いりません!カチャ!」という対処のできる人なので、これはこ
れで尊敬している。
ちなみに、こういうとき「ウチは結構です。」というと、「結構です」がYesととられ
る場合もあるので、要注意である。
研究結果の流用は自由である。ただし、結構、時間はかかる。忙しいときでなく、暇つ
ぶしと考えてご利用いただきたい。
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