北アルプス 槍ヶ岳北鎌尾根~北穂高岳と・・・船窪小屋 


 SW初日の午後、上高地BT 初日の幕営地:横尾山荘指定キャンプ地 混雑しています 
   
 日本登山医学会FA講習でご一緒した山荘スタッフの北野氏と ババ平のテン場 
   
ヒーヒー言いながら水俣乗越・天上沢への下降地点  水俣乗越から針ノ木、鹿島槍が凛々しく見えた 
   
 天上沢を下降しながら、槍槍の穂先と独標の穂先と独標を見上げる  明日はあそこまで行くのだ
   
 北鎌沢の出合 左俣との分岐で水汲み・・・重てぇ~
   
 クライマーホイホイの入口・・・間違うかね?でも踏み跡あるね・・・ 足場は悪いけれど・・・もう直ぐ北鎌のコル 
   
コルが近づいて元気が出てきましたが・・・しかし・・・  でも、コルにはボク達が幕営するスペースはありませんでした 
   
 結局、草付の窪みで着の身着たままのビバーク やっと、朝だぜい 
   
 独標・・・大きいね 独標のトラバース面 
   
 トラバースして庇状の岩をかわして、直ぐの斜面を直上し稜へ戻る 独標ピークに近づくと槍がど~ん 
   
 独標のピークからこれから進む尾根を眺める  心配していたP13?白ザレ・落石頻発で少し詰まり気味
   
 次のピークP14ここは左の岩を登った
北鎌平の標識 
   
 穂先に着いた。混雑・・・ 穂先から降って振り返る・・・3時間の渋滞とか・・・・ 
   
 槍ヶ岳山荘が激混みなので、南岳小屋まで頑張りました 北穂方向を眺める 
   
 まもなく北穂高小屋 北穂山頂から東稜 
   
 北穂山頂近くから涸沢と前穂北尾根 夕方、飛騨側からガスが湧いてきた 
   
 滝谷にガスが湧いてきた  日没間際の雲海
   
 名物の生姜焼きの夕食。スタッフさんの心遣いが嬉しい小屋です  朝、下山前にドリップコーヒーでノンビリ・・・でも顔に疲れがアリアリ
   
 涸沢の紅葉は始まったばかり  涸沢ヒュッテから
   
 パノラマ新道から  槍方向
   
 涸沢岳方向  河童橋に戻ると、再びお祭り状態
   
今度は、後立山へ   そう、船窪小屋に向かいます
   
これは、判り易くてイイと思います   巨岩VSカラマツ
   
 槍が見えた 小雨の中、船窪小屋に着きました 
   
 タルチョーが掛けてあります  食事・人(スタッフもお客も)・ランプもステキな小屋でした
   



期 間   平成27年09月19日(土)~25日(金)
参加者    akiちゃん、LTQ
行き先   北アルプス 飛騨山脈南部 槍ヶ岳~北穂高岳、後立山 船窪小屋
天 候   19日(土) 曇り後晴れ
       20日(日) 晴れ

       21日(月) 晴れ後ガス
       22日(火) 晴れ
       23日(水) 晴れ後曇り
       24日(木) 曇り後小雨
       25日(金) 雨


目 的   槍ヶ岳北鎌尾根、キレット越え等岩稜登山
装 備   軽量化でのテント泊
登攀具  ハーネス、確保器、ロープ30m×φ8.5ミリ、スリング60㎝、120㎝(各3)、カラビナ、環付カラビナ(各3個)、リンクカム3個(カラビナを付けて)、捨てナワ4本・・・でも登山では使用しなかった。
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター
防寒具: フリース、軽量ダウン、ダウンパンツ
宿 泊   1日目 横尾山荘 テントサイト
       2日目 北鎌のコル付近で、テン場を得ることができずに、着の身着たままのビバーク
       3日目 南岳小屋(小屋泊)
       4日目 北穂高小屋(小屋泊)
       5日目 白馬の道の駅 (SB)
       6日目 船窪小屋(小屋泊)


コースタイム        事 柄

09月19日(土)
07:45分  黒崎IC発
12:00分  沢渡、足湯P
13:15分  上高地発(1,500m)
14:00分  明神(1,530m)
14:55分  徳沢園(1,560m)
15:46分  横尾山荘 指定幕営地(1,620m)

09月20日(日)
04:00分  起床
05:25分  横尾山荘発(1,620m)
06:14分  一ノ俣 (1,705m) 食事
07:02分  槍沢ロッジ(1,830m) 休憩、天気予報の確認
07:52分  ババ平指定幕営地(2,000m) 給水
08:28分  大曲(2,090m
09:40分  水俣乗越(2,472m)
11:55分  北鎌沢出合(1,827m) 大休止(12:24分北鎌沢出合発)
12:37分  左俣分岐(1,905m) 水汲み
15:15分  北鎌のコル(2,474m)・・・テントを張るスペースは既になし・・・・落胆甚だしい・・・
15:45分  ビバーク地決定(2,513m)、フライを夜露除けに草付に張る・・・あるもの全て着こんで2,500mでの着の身、着たままのビバーク

09月21日(月曜日)
04:40分  起床
06:00分  ビバーク地発(2,513m)
07:15分  P9天狗の腰掛(2,749m)  独標が大きい
08:41分  P10独標(2,899m) 槍ヶ岳がど~んと迫る。迫力あるな~
11:22分  P15(2,975m)下降で明らかなルートミス、少し降りすぎたけど、大きなロスなし。でも判らないなぁ~
12:00分  北鎌平(2,992m)
13:04分  槍ヶ岳(3,180m)  登頂。ほぼ、予定通りの時間で抜けた。山頂は混雑。長居はできないので写真もソコソコに下山。
13:43分  槍ヶ岳山荘前(3,080m) 休憩。あ~ビール飲みたいなぁ~
14:00分  槍ヶ岳山荘発 槍ヶ岳山荘が激混みなので、秋ちゃんに南岳小屋に電話を入れて貰い、南岳小屋まで頑張りを加えることに。
16:45分  南岳小屋着(2,973m)・・・概ね11時間行動。疲れました。

09月22日(火曜日)
07:20分  南岳小屋発・・・・今日は、一駅なので、出発も行動もノンビリしたもの
09:05分  大切戸の底(2,748m)
09:46分  長谷川ピーク)(2,841m)
11:31分  北穂高小屋(3,100m)

09月23日(水曜日)
06:35分  北穂高小屋発
08:30分  涸沢ヒュッテ着(2,309m)
08:50分  涸沢ヒュッテ発
12:48分  徳沢園着(1,560m)
15:53分  上高地着
沢渡へ戻り、『しもまき』で入浴、白馬の道の駅へ移動、SB

9月24日(木曜日)
07:30分  白馬の道の駅発
08:30分  七倉の船窪登山口発(1,070m)
12:45分  船窪小屋着(2,460m)

9月25日(金曜日)
06:48分  船窪小屋発(2,460m)
09:23分  七倉登山口(1,070m)
七倉荘で入浴して、能生のラーメンの名店『あさひ楼』でラーメンを食べて、全行程を終え帰途についた。



概略
今年のSWは、ドッカリとした大型連休。それに継ぎ足しして、目一杯のヤマへ。ということで、秋ちゃん提案の槍ヶ岳北鎌に北穂高岳までの縦走を加え、本当なら西穂高~焼岳までつなげたいところ。
でも、上高地を起点で北鎌をやると、どうしてもテントが必要で、テント、ロープ、多少のガチャを背負ったまま、そこまで歩けるか?という不安もあり~で北穂で止めて一旦山から下りて、白馬で泊り
後立山の船窪小屋ピストンの癒しの山歩きとした。




記録
09月19日(土)
夕方までに横尾に着けばいいので、ノンビリ出発。新潟県内は結構な雨降りで心配したけれど、上越JCT辺りから路面も乾き、長野県内に入ると青空が望め、沢渡は暑い位の陽気である。
再度、パッキングし直して、極力軽量化して行くことにする。多分、ロープを使わないだろう。と思いつつ、行ったことが無いくせに、丸腰で何かあって進退窮まって、お助けをお願いしたら
当然、ブッ叩かれる。軽量化する時は、僅かなモノの積み重ね。面倒くさがらずに吟味していたら、意外と時間がかかった。
シャトルバスに乗り、上高地へ。焼岳はガスの中。
指導所に登山届を出して、横尾を目指す。
さすがSWという河童橋周辺。明神、徳沢と越していき、横尾尾根の末端が谷に落ちて行く様な風景が見えてくるとようやく横尾山荘が近い。
横尾山荘で受付をしたら、日本登山医学会のFA講習会で一緒だった、北野さんがおられてご挨拶させて頂いた。(ジュースをご馳走になっちゃった。)

横尾の指定幕営地も一杯だ。何とかスペースを見つけて、先ずは喉をビールで潤しながら、テントの設営。
道の駅で買った、笹寿司等を食べて明日は、体力的にはキツイのでさっさと寝ることにする。
それでも、まぁ、北鎌のコルまで行けばいいのでそんな、バカみたいに早く出ることもないでしょう・・・・・
と、やはり自分の事しかアタマにない田舎者の発想・・・・・
んだ、明るくなってから出るべぇと呑気なもの。この田舎者の考えが翌日、辛い夜を過ごすことになるとも知らずに・・・・

さて、寝ようとすると、隣のテントのおとっつあんのイビキが怪獣クラス。
大概、寝入りばなにかいているイビキも少しすると落ち着くものだが、このおとっつあんのイビキは、ボクの知る限りず~っと続いていた。
ボク達が外で朝お湯を沸かしていると、イビキが止んだ・・・・と、同時におとっつあんのテントに灯りがついた。恐るべし怪獣。



09月20日(日)
起きてから、お湯を沸かして、α米2袋にお湯を注いて、朝食~行動食分とする。
40代半ばまでは、何時でもムックリ起きて、ドンブリ飯にラーメンいけたものだが、50歳を過ぎてからは、かえって、お茶、白湯等水分を
積極的に採って食べ物は食べないで歩きだすことが多い。歩きだして30分か1時間くらいして、汗ばんできた頃に着衣の調整と併せて、食べ始めることが多いが
これは、ボクの場合、胃に負担がかからないし、朝起き抜けに積極的に水分が採れるのでイイみたいだ。
ただ、東北の厳冬期、荒れた天候の時は、そうはいかない、我慢しても朝、大量に詰め込む必要がある。朝の大量の食事が辛くなって来たのは
それはもう、そろそろ、そういう山行は,,無理になって来ている。そういう暗示だと考えている。
まだ、薄暗い横尾山荘を出る。丁度スタッフの北野さんが自販機にビールを充てん作業をしていたので、御礼を述べて出発。

一の俣で食事を摂る。人の数が少ない。横尾から槍ヶ岳ならそんなに早く出ることもないものな・・・
などと、呑気に食事をとる・・・ヤッパリα米不味いなぁなんて文句を垂れる。

槍沢ロッジで天気予報の確認をして、意を強くした。
ババ平の幕営地で北鎌沢までの必要と思われる水を汲んで歩きだす。槍沢には僅かだけど雪が残っていた。

大曲で休憩&食事。
ここから、水俣乗越まで約390m登って、水俣乗越から北鎌沢の出合まで約630m降って、ほぼ同じ630mを登り北鎌のコルに向かう。
ここからが、体力的にはキツイ。

大曲からの登りもキツく汗を絞られた。真夏は考えたくないルートである。
水俣乗越について、食事を採っていると、3人Pが到着、どうやら北鎌に行くようである。このパーティーとは、北鎌沢の出合、22日の大キレット通過の際
A沢のコル付近で追い付かれれ、北穂小屋の下で再会することになる。
水俣乗越から眺めると、針ノ木岳、鹿島槍ヶ岳が実に凛々しい。高瀬ダムの水の色も印象的だ。
槍穂を終えて、次に向かう船窪も見えているはずだが、同定できない。

さて、降るか・・・
水俣乗越で休んでいた人がボク達が降るだすと、どこに行くのだろう?と言う声が聞こえた。
誰かの、北鎌尾根へのアプローチですよ。と言う声も聞こえた。
ガレた沢を降るが、どうにも足場が悪い。少し下ると、下方から人が登ってくる。
聞けば、右岸側に踏み跡があるのでそれを使った方が良いらしい・・・ありがとうございます。
なるほど、なかなか、よい踏み跡があります。
どんどん降っていくと、左岸側に渡ったり、右岸側に戻ったり・・・

間ノ沢との出合からは傾斜も緩んで歩きやすいし、所々幕営跡も散見するようになる。
ヤレヤレ、やっと北鎌沢の出合に着いた。
すると、先ほどの3名Pも到着・・・色々と情報交換しながら、大休止。

大休止していると、水俣乗越から次の3名Pが到着。どうやら、上には登らず出合で幕営の様子。
ほどなく、正統派の高瀬ダムからの8名程のパーティーが到着。彼らもここで幕営とのこと。

右股を見上げて、12:24分登りだす。
12:37分左俣との分岐。ここでこれからの登りに必要な水、今晩、明日の水を汲んで登る・・・・こりゃ重い・・・

1時間毎に休み休み登る。ネットで分岐は右へ右へ。という記述があったり、上部は左とか?面倒くさい。
しまいには、クライマーホイホイなどという、誤ルートもあるとやら・・・
結果的には、沢登りをする人に対しては、右股を忠実に詰める・・・・それだけでコルに至ると思う。
視界50m以下でもなければ、本流を外さないだろうと思う。
正直、クライマーホイホイも一生懸命に探してやっと見つけた・・・・でも、新しい踏み跡があって、タマゲタ・・・・

さて、最後の悪いガレを登り北鎌のコルについたら、テン場は既に一杯。というか、そもそも2張程度、無理して小型テントなら3張か。
上に登るが先も一杯。時間的に独標まで向かうのは厳しい。
あちこちウロウロするがロクな所がない・・・・仕方ないので登山道より少し上の草付にビバーク場所を求めた。
腰を下ろした場所の下には少しの小さなダケカンバの幼木があり何かの時、引っかかって滑落する心配はなさそう。


テントのフライを夜露除けに張って、ビバーク地とした。
草付のブッシュを束ねてスリングで割りを入れてイワシを切って支点にする。
3点から流動分散してザック、その他荷物を下げた。

ビールを飲んでみたものの、テントを張れないのはガッカリ度が高い。簡単に、インスタントラーメンを食べて寝られないけれど
寝てみることに・・・・ありったけの着るものを全て2,500mの着の身着たままビバーク。
目が覚める度に、空を観て雨の気配がないか心配して、星空に安心した。



09月21日(月)
幸いに雨もなく、風も強く吹くこともなく、ウトウトすることはできた。
夜露で濡れたフライ、フライから外に出ていた、部分を被せたテント本体も結構濡れていた。
まだ、まっつ暗なうちに数パーティーが通過していった。
なかには、我々のビバーク地を踏み跡と勘違いして登ってきた連中もいた・・・・・悪いけれど、暗い中歩くセンスなし。
北鎌のコルから少し上の草付を登ってきて、やっとコルか・・・というパーティーもいた。


登山道まで(踏み跡)まで降りて、お湯を沸かして、今日もα米2袋にお湯を入れて、白湯をユックリと何杯も飲む。
白湯でも、案外身体が温まる。いよいよ陽があたりだした。
準備を澄ませて、すっかり明るくなったので歩きだす。
ルート取りがこの尾根の要諦といわれているのに暗いうちに出て、ルートロスする方がボクは嫌だ。
そして、こういうルートの事故の多くはルートミスした後始末で起きていることも、ボクは良く知っている。
いわゆる、ドツボにハマってしまう・・・ってヤツ。小さな間違いがドンドン悪い方に転がるパターンだ。

登り一辺倒の一般登山道なら、漆黒の闇でも構わないけれど、登下降を伴う岩稜は暗いうちには行きたくない。
そもそも、ルートファインディングが楽しみである尾根。
楽しみは、楽しみたいものである。

息があがらない様にゆっくりと進む。
案外、天狗の腰掛への登りが悪い所があり、何だか怪しげな残置スリングがかかっていた。
浮石に気を付けて、木の根等もつかんで這いずりあがる。
天狗の腰掛の手前にも幾つかの小ピークがありどれが天狗の腰掛のピークなのかGPSで確認しながら、朝食をモグモグ。

天狗の腰掛付近まで上がると、独標が要塞のように立ちはだかる感じ。
実に重量感があり堂々とした峰というより、独立したヤマのようである。
登り降りを繰り返して独標手前のコル状の所で、ハーネスを着用して、ロープも直ぐに出せるようにしておく。
食事を摂りながらざっと、トラバースルートを眼で追う。

ハーネスを付けているいる間に、後続の4人Pが先行していく。
独標のトラバースの入り口には残置されたFIXロープがあるが、これも十分に確かめてから。
最初の一歩、一手が悪いという程ではないが、嫌らしい。

あとは、明瞭な踏み跡を辿って行くと、ザレ場を通過していく。ザレ場の後はやや登って行くと、庇状の岩があり
ザックをブツけてバランスを崩さない様に注意しながら通過する。
トラバースの踏み跡はまだまだ、続くが、この庇状の岩をくぐり抜けて直ぐの斜面を独標に向けて登る。

独標のピークの直下で槍がど~んと姿を現す。こりゃあデカいわ!
落石に注意しながら独標のピークに。槍をバックに写真を撮る。

ピークから先に進むと、トラバースでよく使われるらしい、チムニーからのラインで登ってくる登山者が居るので落石には殊更注意して先に進む。
先に進むと、白ザレと、次のピーク多分、P12.13あたりだと思う。
白ザレは、脆い岩がグズグズになっていて、緩傾斜部分には砕石状の岩が溜まっているので、歩くと落石がおきる様な状態で、流石にここは
渋滞という程ではないが、間隔を空けるためにやや順番待ち。

慎重に登って先に進む。次のピークもグズグズでとてもじゃないが、正面から入る気にならない。
千丈側の巻道に行こうかと思ったけれど、先行者が左側の少し傾斜の強いハイマツ沿いを安定して登っているので様子を観ると、残置ピトンがあり
冬はこのラインなんだな。と思った。それなら、このラインを登り稜に至った方が間違いなかろう。ということで、登ったがこれは正解だった。
しばらく、先に進んで、P15近くで下方から登ってくるパーティーがいて、延々と巻づ付け巻き続けて、更にこの先、下に降る踏み跡が続いていて
いい加減嫌になって登ってきた。という・・・・当に踏み跡のワナ。

正直、千丈側の傾斜の緩い所にはかなりの踏み跡が下に向かって有る。しかし、なんで?と思う場所も多い。
想像なのだが、ガスられて尾根の全体像が把握できないと、やりかねない・・・・そんな気がする。

今回、ボク達は天候に恵まれ終始尾根の全体像を観ながらルートを決めて行った。
とても、条件が良かったのだ。ボク達に北鎌尾根はタマタマ門戸を開いてくれた。
上高地からのアプローチの長さは、ウンザリするものがあるが、タマタマ恵まれた条件だったので、北鎌尾根の登山そのものは、とても楽しかった。

P15のピークからやや先に進んだ所の岩にスリングが巻かれていて、パッと見、あ~積雪・残雪期の懸垂下降用の支点かい・・・
下を見下ろすと、傾斜が強く、クライムダウンで良いのか?疑問??
千丈側に踏み跡がありそちらの様な気がするので降るがドンドン降るし、段々悪くなる。
間違えたな~トラバースしようかな?と思うがトラバースで行き詰るのも辛いので、多少無理目だけど岩場を降り切り登り返した。


黒い→が間違えた場所・・・
続く北鎌平への巻も少し大きすぎた。


北鎌平へも少し大巻だったけれど許容範囲か?
北鎌平で登るチムニーの見当を付けたいがどうにも判らない。
ま~カニのハサミを目指してゴロゴロした大きな石登る・・・

登って行くと、あったわ・・・チムニー
今年クライミングをしていない秋ちゃんはどうしたワケか珍しく息が切れている。

一息入れて、チムニーを眺めるとガバだらけで、特に問題になる様子もないので、ロープは出さずにそのまま登る。
秋ちゃんも上手にこなして、チムニーの上に出て、少し進むと、2段目のチムニー。
こちらは、チムニーで取り付いて、少し置き難いスタンスを3歩、4歩上げていけば、後は右手のフェイスにガバ、カチが沢山あるので、まともにチムニー登りの拘らない方が素直。
上のチムニーを抜けると、階段状の岩を登ると山頂が直ぐ頭上に現れる。

大混雑の山頂で写真を撮ろうと思ったら順番待ちとのこと。
割りと後半前後しながら登ってきた、身のこなしの秀逸な単独のベテラン女性と秋ちゃんの山頂写真を収めたら、とっとと下山にかかる。
槍ヶ岳山荘側からは、順番待ちでやはり3時間とのこと。

槍ヶ岳山荘に降り、秋ちゃんに混雑具合を聞いて貰うとやはり、激混み・・・・
それなら、2時間半頑張って、南岳小屋まで頑張るか・・・
AUのボクの携帯ではダメなので、秋ちゃんに南岳小屋へ電話を入れて貰い、槍ヶ岳を後にする。

ガスが上がってきて、風景もなく、ツライ2時間半(実際は、2時間45分もかかった・・・疲れていたんだわな)
大喰岳を越して、中岳、中岳からが長い・・・・記憶違いで天狗池に降るピークを南岳と勘違い・・・・とてもガッカリした。

テントにしようか?小屋にしようか考えたけれど
受付のストーブの暖かさで小屋に一気に傾いた。

実際、炊いたご飯、暖かい味噌汁・・・これだけで大変なご馳走だと思いました。
そして、昨晩は靴が脱げなかったのも辛かったけれど、今日は靴下を干せるのも嬉しかった。

連絡もなく、食事が始まっている時間に到着するお客様に、受付のスタッフが、丁寧な言葉遣いながら、キチンと言うべきところを押さえて
ハッキリ注意する姿は好感が持てた。

布団は一人一枚のスペースがあり、のびのびできたが、蚕棚の上は暑くて辛かった。
隣の大イビキの怪獣おとっつあん、禿げ頭、太鼓腹、太い首・・・・コイツはイビキ大王に相違ない・・・
大当たりで爆睡の大イビキ・・・・
今宵も寝不足は解消できなかった。



09月22日(火)
折角、手足を伸ばして寝れるところ、暑さと怪獣のおかけで、スッキリしない朝を迎えた。
横尾のテント場の怪獣、北鎌のコルのビバーク、昨晩の怪獣・・・3夜ちゃんと寝ていない。でも案外身体は元気な気がする。
それは、お天気のおかげだと思う。
昨日の頑張りのご褒美、今日は、一駅。北穂でオシマイの予定。本当は、今日は槍ヶ岳山荘から北穂の計画だけど昨日の頑張りで
短縮行程。穂高岳山荘まで行く気なら十分行けるけれど、北穂の小屋に秋ちゃんは泊まったことがなく、ボクとしては、お勧めの小屋なので北穂で泊まりたかった。
南岳の小屋を出たら、知らないオヤジが、「いや~北穂から2時間半で来たよ」とボク達に向かって言う。
相手にもしなかったが、かなりアタマの悪そうなヤツ・・・・。
正直、それが、どうした?そんな空みてえなザックで2時間半。別にどってことないし・・・・
2時間半で南岳から北穂まで往復ならタマゲルけれど・・
クダらねぇオヤジいるんなぁ・・・・

一駅なので、ノンビリと歩く。穂高岳山荘、或は上高地まで降る方々は早朝から急いで行動をはじめていたけれど、こちらは呑気なもの。
お天気も上々なので写真を撮りながら、南岳小屋からどんどん降る。
キレット最低鞍部付近で、長谷川ピークあたりで人が詰まっているので、ノンビリ間食タイム。
ら~くの声とともに、派手な落石の音・・・・
どうやら、A沢のコルの上部みたいだ・・・・

後を振り返ると、どうやら槍ヶ岳山荘を早めに出てきた方々が南岳を降り始めた様だ。
ノンビリ大キレットを本当に時間に追われることなく歩く。紺碧の空。穏やかな風。暑くも寒くもない気温・・・何もかもが最高じゃないか。

先行の渋滞に遭うこともなく順調に進む。
飛騨泣き手前でワケのワカランオヤジ3名Pが無理矢理ボク達をパスしてしていく。
すれ違いでタイミングを観ていたのに・・・結局対向してくるパーティーに迷惑をかけることになるし・・・・
後々コイツら、危ねぇ落石落とすし・・・・
リーダー各と思しき男、尻尾が千切れ塩梅でも、指示もせず進むし・・・
まぁ、それもこれもいいけれど、せめて石落としたら、ラクの声くらい発せよ。

A沢のコルでバラバラ石が落ちてくるので、少し様子見をして登り始める。緩傾斜帯に入ると石が堆積しているので、こりゃ落とすな・・・と考え
後続に、少し間隔をあけて欲しいとコールする。下のPは慣れたPの様で一発で理解してくれた。

その後は順調に登るが、足元の怪しいWポールの降りのご婦人方のパーティーとスライド。
浮石だらけなので気を付けてと声をかけるが、的を得ない返事・・・・
オイラは、降りは落石を落としやすいので注意してね。とお話したつもりだが、チンプンカンプンだった様子・・・
あ~もう、どうでもいいや・・・って感じ。
人的環境は、北鎌の方が健全。

まもなく、北穂高小屋・・・って時にに後続の3人Pが昨日、北鎌沢の出合でお話させて頂いたPと判る。
ナルホド・・・と納得。

北穂高小屋のテラスで今日はここまで、ってんで、生ビールで乾杯!!
歩きてきた、槍ヶ岳~足元まで一望のテラスので生ビールは最高だった。
まだ、下山していないけれど、今回の山行の主要部分が終了した。主要区間の終了地点が北穂高小屋・・・いいぢゃないか。

穂高でボクがどこに泊まりたい?と聞かれたら
間違いなく、北穂高小屋。
理由は、滝谷を望むロケーション、滝谷の歴史、小屋の歴史・・・これらは全て憧れの世界。
そして、小屋の規模、食事、等々・・・・
そして何より、スタッフの人は変わっていても、いつも気持ち良い接客態度で応対して頂ける
小屋の従業員の方々。多分、オーナー様の考え方によるものと思う。

後続の3名Pは穂高岳山荘まで行くとのこと。Lと思われる方と握手して、お互いの健闘を称え、御礼を述べた。

宿泊手続きをして部屋に行くと、当然ボク達が一番乗り。
その後、徐々に人が入り布団、一人一枚確保できるか?
・・・・心配したけれど、大丈夫でした。
.問題は、ボクの隣のおとっつあん、どうも、イビキかきそうなんだわ・・・・

ところが、意に反し、静かなモノ
そんで、ボクはようやく、4日ぶりに安眠・熟睡・爆睡できたのでした。


9月23日(水)
世間的には今日が、SW最終日。
そんで、とりあえず、ボク達も一度下山する日。

朝ご飯を2回戦で頂き、ノンビリ下山を開始。南稜を降り、涸沢へ。
涸沢からパノラマ新道経由で上高地を目指す。
パノラマ新道は屏風のコルまでは楽しいけれど、コルから新村橋までは忍の一字・・・・・
屏風のコルまでは素晴らしい景色が堪能できた。
ところが、シアワセばかりではない・・・・ここからはるか下に見える梓川・・・・小さく小さく新村橋が見える・・・
ヲイヲイ・・・遠いよなぁ
連日の疲れで棒になった足で新村橋を目指す。新村橋を渡り、徳沢園でお昼。

あとは、上高地BTを目指す。
上高地BTでトン汁食べて、沢渡の足湯公園Pまでバスに乗り
しもまき食堂で、風呂に入る。何せ、汗をかく時期の5日ぶりの風呂。
ヒドイ汚れの洗濯並みに3度洗い・・・

さっぱりして、当初予定の船窪小屋へ行くかどうか?
これは、明日の朝決めましょう・・・てんで、とりあえず大町方向へ移動。
もっと良い場所があったかもしれないけれど、近くのコンビニで食料品を買い込み、白馬の道の駅でSB

おかげさまで、今晩も爆睡



9月24日(木)
朝起きると、ドンよりなお天気。まぁ、七倉へ向かいましょう。
どうする?まぁ、ここまで来たんだ行ぐべぇ~
で、再パッキング。予め用意しておいた、小さめのザックに雨具と嗜好品程度を入れて昨日までの重量からすれば、半分以下?
いや、1/3程度か・・・・

途中のコンビニで行動食を買い、船窪小屋へ予約の電話を入れる。
ロックフィルダムである、七倉ダムの少し先にある、七倉荘の手前の駐車場に車を停めて歩きだす。
ゲート(一般車両は七倉荘まで)のおっちゃんが、橋を渡って直ぐ右手が船窪への登山道入り口で、トンネルから工事車両が出入りするので気を付けて下さい。
と教えてもらった。
少し、沢沿いの広い路を進んでから、左に折れて、つづら折りの急斜面を登る。標高差で380m程の急斜面。でも、上手にジグを切ってある登山道のおかげで
それ程苦になるものではない。ブナ林のなか、ノンビリと登る。標識があり標高差140m毎に10等分してあるようだ。
これは、なかなか判りやすい。

標高1,500m位の場所で南西から北西へ進路が変わる。標高のあまり上がらない、小さなアップダウンを繰り返しながら、しばらく進む。
カラマツが巨岩の間から生えている。いや、カラマツの根が岩を割ったのだろう。

1,550m付近から1,800m位まで急な登りを一段。これが鼻付八丁か・・・大したハシゴもないぢやんと思ったら、1,950m付近から2,100m位の区間が胸突き八丁ならぬ、鼻付き八丁で
木のお手製のハシゴが続く。これが鼻付き八丁か・・・・
それにしても、標高が2,000mを超えてもまだ、樹林帯・・・・
飯豊北部西面なら、1,400m~1,500m程度で樹木は矮小化して偽高山の様相となる。
ここでは、概ね、2,300mを超えるまで大きなカラマツがあった。

2,300m付近の天狗の庭


天狗の庭の少し下で食事をしている間に、雨がパラパラ・・・・
おや、今日一日は高曇り程度で許してくれるかと思いきや・・・・・

上だけカッパを羽織り、ザックカバーを掛けた・・・・・「ササ君が、ザックカバーするとは・・・・」という、どこか冷ややかな声が聞こえた・・・・
そうですよ、ここは北アルプス。しかも営業小屋泊りなんで、よそ行き仕様なのよん・・・<(`^´)>

雨はそれ程強まることなく、天狗の庭から先も小さく上り下りしながら進む。尾根上から進行方向左に僅かに折れると、目的地の船窪小屋に到着。
到着すると、乾燥室がないので、玄関で暫く濡れモノを吊るして水気が切れたらストーブのあるところに掛けてくれるという。

部屋に通されると実に小さな小屋であることが判る。
それから、片付けをして、一息つけて、炉端のある食堂兼談話室に行ってビールでも飲もう。と降りる・・・・

これが、スゴイことに・・・・


煙いのである。
ベラボウニ・・・・
何だか、ここに来るなという、悪意さえ感じる程の煙・・・
こりゃあ、燻製になっちまう。
中国のPM2.5を凌駕する感じ・・・・

炉端で炊いている薪、多分油分が多いためだろう。
生木の煙とは違う・・・

ハッキリ言って肺を患うかもしれない・・・・.
なるべく、玄関に近い所でビールを飲んで早々に部屋に退散・・・・
部屋は火の気がないので寒い。
早々に布団を敷いて、赤ワインをチビチビ・・・・・

秋ちゃんに、どうしてこの小屋が絶賛なのか、ザキヤマに問いただしてくれい。と毒の一つも出てくる。
そうして、人が出入りするうちに徐々に上にあるこの部屋まで、煙が上がってくる・・・・・
助けてくれい・・・・

同室の方と四方山話をしているうちに、なんとなく、煙が薄くなる???
薄暗くなった部屋にランプが運ばれてきた。
そうこう、しているうちに夕食の案内・・・・

ボクは、あの煙の中で夕食を食わせるつもりかい・・・.
そんなら、これが、飯の食う環境か!!と怒り、持参した焼酎をあおり寝るつもりでいた。
ところが、食堂兼談話室の炉端の部屋はクリアな空気で炉端には炭が焚かれていた・・・ヲイヲイ

夕食を観て驚いた。水場まで遠く、電気のない環境でよくここまで、食事を用意できるものかと。
昼間の煙と同じように、疑念は晴れた。
ナルホド・・・・これで、ザキヤマは絶賛していたのか・・・

あの昼間の煙で、おいらはちゃぶ台ひっくり返す腹でいたので、食事を写すカメラなんてもってきていなかった。
そんな、気分なので、ワインも持たずに食堂兼談話室に向かった

ところがだよ~

素晴らしい調理です。驚きました。おそらく、ヤマ小屋で手造り度は最も高いのではないだろう?
手造りの野生種のブルーベリーの寒天寄せのデザートも秀逸。

古代米等を混ぜたご飯も上手に炊き上がり、沢山お代わりしてお腹パンパン。
部屋に戻りノンビリウトウトしていると、お茶会のインフォメーションがあるけれど、オイラは眠くて仕方ないのでパスさせて頂いた。

参加した秋ちゃんは楽しかったらしい。再訪することがあれば、是非お話をお聞きしたいと思う。
この夜も、怪獣はおらず、安眠できた。



9月25日(金)
縦走の方は1回戦、ワシら七倉への下山組は2回戦の朝ご飯。
雨降りなので、カッパを着ての出発。
何も考えずに、トボトボ降る。でも、少し飯豊とかアングラな山域を感じさせる山域と感じた。
今度は縦走で立ち寄りたい。
例えば湯俣温泉から、竹村新道~真砂岳~野口五郎岳~烏帽子岳~船窪岳~七倉・・・なんてのも、秋ごろ、楽しそうだ。

さて、出発の時刻、丁度、お父さん、お母さん、スタッフさんがお食事中でした。
外に出ると、スタッフの娘がお見送り&鐘を鳴らす。
その時に聞いた・・・昨日の煙の正体は・・・
動物除け、虫除けとかの意味があるんでしょうか?

スタッフの娘いわく
なにもないと思います!(キッパリ)
お母さんも煙くて嫌だから炊かないでくれ。と言っているし、お父さんもこの木は、煙が多くて来年は使えない・・・・
と話していた。とのこと・・・・・・勿論、このことはトップシークレットだ。

さて、順調に降り、七倉荘でお風呂。
少し熱めの良いお湯。
冷えた身体を暖め、山行の全行程を終えた。

帰路は、糸魚川経由で帰ることに・・・
それなら、かねてから行きたかった能生の「あさひ楼」でお昼を所望したい。



てんで、あさひ楼でお初の中華大盛です。

熱い舌焼きスープにガツンとくる味わい&食べても減らない麺
漁師町の能生の方々のお腹を丼一つで収めるパワーのある伝統食とお見受け致しました。
また、頂きたいと思います。


初日から3日目が本番で後はお楽しみ的な山行でしたが期間が6泊7日という、長丁場でした。
結構、毎日ヤマ登りして、酒飲んで、晩メシ食べて・・・・後半はその後、バタンキューというパターンだったので
期間の長さを感じることはありませんでした。

結構大変な北鎌尾根でしたが、少し時間が開いた今になると、機会があればまた行きたいな???
という気になっています。南岳小屋では、アプローチの長さに辟易して北鎌尾根へは、もう、二度と行くことはないだろうな・・・そう思っていましたけれど・・・・・

北鎌では、ボクの甘い見通しで、着の身着たままビバーク等、秋ちゃんの体調面が大丈夫?と少し心配なこともありましたが、そんな心配もヨソに元気に歩き通し
南岳小屋まで、キツイ11時間の行動を頑張ってくれました。


槍ヶ岳北鎌尾根について
① 何より体力・・・最低15キロを背負って3日は歩ける体力
② 山と高原地図のコースタイムの70%~80%の時間で15キロ以上背負って歩ける体力
③ 天候が安定していること
④ 短いⅡ~Ⅲ級の平易な岩場を15キロのザックを背負って安定して登れること

このあたりが北鎌尾根を楽しめる最低限必要な条件と思います。



大キレットについて
一般道なのでどうということはないのだが・・・・・
北穂側から降る場合、A沢のコルの少し上部付近は落石のタマだらけ。
登りは、足の置き場をコントロールし易いけれど、降りは難しいので人為的落石はおこし易い様に感じた。
南岳方向、北穂方向への交差する場面も少なからずあるが、お互い交差場所を読んで声を掛けながら交差したい。
今回もアフォな連中がボク達が交差のため、待っていると、脇から抜いて行き面倒していた。付近の状況をちゃんと観て行動して欲しい。

まあ、あとは一般道だけに登山者も多いので過失による人為的落石の可能性も低くないので、やはりヘルメットは被った方が良いと思う。
石を落としても、ラクの声も出さない連中がワラワラ居るところですから・・・・・
事故があれば、一番損するのは受傷者本人・・・・


今回、天候を含め、全てに恵まれ、泊まった小屋のスタッフさんもみなさん、気持ちの良い方々ばかりで本当に楽しい山行ができました。
そして、北鎌尾根では、抜きつ抜かれつしながら、登った前後のパーティーさんもみなさん良い方々でストレスなく登れました。
憎めないお調子者のチョロ助くんも含め・・・・
ヤマ、天気、人、こんなにも恵まれた山行も少ないと、今、振り返ってもそう思います。

良いヤマ登りをさせて頂きました。
全てに感謝です。








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