会津 磐梯山 1,816.3m

GPSトラック   中ノ湯温泉跡に向かう気持ちの良いブナ林
   
 中ノ湯温泉跡の近くの登山道脇には湧出水があった。 中ノ湯温泉跡・・・付近は温泉臭が漂う 
   
銅沼(あかぬま)  銅沼から火口壁を望む 
   
 奥は檜原湖、左手前に銅沼が見える  櫛ケ峰
   
 黄金(コガネ)清水  弘法清水小屋
   
 結構な賑わいです 弘法清水 
   
 山頂から猪苗代湖 山頂の小屋(売店なのかな?) 
   




山行日     平成27726
参加者       秋ちゃん、LTQ
行き先      会津 磐梯山 
天候         晴れ時々曇り 風強め

目的      納涼ハイキング
装備      夏山日帰り装備
登はん用具  なし
ナビ用品    GPS、地図、コンパス
防寒具     カッパで代用
その他    
飲み物     水1.0L

コースタイム  事柄     備考

7月26日(日)

0650分 八方台駐車場着(1,194m)
0715分 八方台駐車場発(1,194m)
07時38分 中ノ湯温泉跡  (1,310m)
07時46分  銅沼への分岐(1,287m) ステップは整備されているものの、所々ぬかるんだ降り

08時31分  銅沼の見晴の良い場所(看板あり 1,113m)
08時44分  スキー場との分岐(1,091m)
09時00分  ゴーロ状のガレ場歩き(1,137m付近)
09時12分  登山道に入る(1,170m)
09時53分  櫛ケ峰鞍部に出る(1,457m)食事
10時25分  黄金清水
10時30分  八方台からの登山道に合流(1,590m)
10時35分  弘法清水小屋(1,625m)
11時03分  磐梯山々頂着(1,816.3m) 風の当たらない場所で食事

11時40分  磐梯山々頂発(1,816.3m)
12時06分  弘法清水小屋(1,625m)
12時13分  八方台への登山道に入る(1,590m)
13時00分  中ノ湯温泉跡  (1,310m)
13時22分  八方台駐車場着(1,194m)

会津若松駅前の『富士の湯』で汗を流して帰途につく。


概要
梅雨明けして、いや、梅雨明け前から猛烈に暑い。越後のヤマは登山口が低い所が多く、盛夏の頃の登山は不快というより、熱疲労による疲れが残ってよろしくない。
前日の土曜日は仕事したり、用事を足したり過ごしたが、天気予報よりは、良いようだが飯豊連峰の門内小屋に電話すると前日の雷雨は収まったものの、暴風状態で
歩くのも大変とのこと。今日はダメだなぁ~とは小屋番の長谷川氏。それで、日曜日・・・ヤマに行きたいものの、暑いのは嫌だし、信州日帰りは、チト辛い。
考えてみるものだ・・・・あるじゃん
磐梯山・・・八方台駐車場。標高は1,200m位。ただ、この時短コースでのピストンではいささか面白味がない。
それで、相談の結果、中ノ湯から銅沼に下り、弘法清水に登り返し山頂へ。山頂からは普通に八方台へ戻るコースとした。


記録
7月26日(日)
予定より少し早目の到着。でも、駐車場にどんどん、車が入る。場内整理のおとっつあんが、事細かに指示する。
何でも、観光バスも入るのでキチキチと指示する。
準備して出かける前、この時短コースのピストンはいくら避暑登山でも安直ではないか?と衆議一致で、中ノ湯跡から銅沼(あかぬま)へ降り、裏磐梯からの登山道に入り、弘法清水、山頂を
目指すことにした。山と高原地図では、一部破線で悪いのかな?

駐車場から先ずは、中ノ湯跡を目指す。道幅の広い道、2次林と思われる、ブナ林にウグイスのかわいい声がコダマする。風は爽やかで、やはり標高1,200mはよい。
急登もなく、中ノ湯に近づくと登山道脇に、水が沸々湧いている。手を入れてみたけれど、熱くはなかった。
硫黄のようなニオイが温泉を感じさせる。中ノ湯温泉跡は何だか、観ていると、せつなくなる廃墟だ。

少し登ると銅沼へ降る分岐がある。分岐から急な階段を降る。前日までの雨のせいか、ビショビショでぐちゃぐちゃだ。
滑って転ばない様に注意して降る。途中で古いモルタルの管があった。おそらく引水用のパイプだろう。しばらく降ると、平坦になり、銅沼に出た。ここで地形図を確認。
しばらく進めば裏磐梯スキー場のリフトトップに出るはず。

リフトトップにでて、スライドした親子に、山頂への分岐の有無を尋ねるとあるというので、そのまま進む。
しばらく悪くない平坦な路を進む。どこから、破線なのかな?と思いつつ進むと沢の土石流が氾濫した様なゴーロ帯を歩く、ガスられる少し判りにくいと思う。
所々に赤テープが設置してあるのでガスられても慌てずに、赤テープを探そう。

判然としないが適当に進むと藪の入り口に赤テープ。
ここから、一気に急登となる。それでも、時折後方の視界が開けるところは、裏磐梯の良い景色が楽しめる。
お散歩から、一気の登り。ゴーロ歩きから登山道に入ると一気に280m位登る。時折強く吹く北よりの風が気持ち良い。

櫛ヶ峰の鞍部(1,457m)に着くと風が強くてじっとしていると、寒い位だ。握り飯を食べて一休み。
しばらく登っていくと、黄金(コガネ)清水。冷たく水量豊富な清水を堪能。
僅かに登り、弘法清水。これまた、更に冷たくおいしい。

八方台からのルートと合わさるので、ナカナカの賑わい。先程までの静なかな佇まいは吹っ飛んでしまう。
ここから山頂に向かうのだが、年配の方が多い団体さんが延々と降ってくる。
待っている人に、景色が見えたの、新潟側が見えないだの・・・余計な事を言う前に、早く降りなさい。みんな、アンタ達の通過を待っているんですよ。

ホント、こういう事を書くと極論で反感を買うけれど、団体(概ね5人以上?)であるだけで、すれ違いで待たせることになる。
他人を待たせているという自覚が欠如している。班分けするなどリーダーは配慮して頂きたい。
これが、ガイドさんパーティーだとスムーズに交差などもしてくれる。

申し訳ないけれど、ダメなのが、高齢者の方が多い山岳会未満の団体さん。
リーダーがいるのやら、いないのやら?行動、段取りが悪くダラダラと・・・・
不慣れで遅いのはイイと思いますというか、仕方ないと思います。
ただ、待たせている人に話しかけて足を停めてしまい、その後の段差で四苦八苦・・・

団体さんが悪い。といっているわけではなく、他人への配慮のできない人の集まりが困る。そう言いたいのです。
と、横道にそれました。時折視界の開ける少し広い所でキョロキョロしながら、山頂。
風が強いので、直ぐに休憩場所を探す。丁度山頂の小屋(売店?)の出入り口付近が穴みたいに窪んでいたので風当りがなく暖かいので
ランチ場所にする。下界が暑かったので、素麺にしたのだが、暖かい方が良かったかも?



下山にかかると、子ども達が沢山登ってきた。登山が好きそうな子、少しポチャリ型でフウフウ言いながら登る登山苦手タイプ。
それぞれ、頑張って登っている。でも、本当は、頑張らないで、楽しく登って欲しいな。

ボクも子どもの頃、走るのが嫌いだった。走ることは強制されて楽しいものではなかった。
少なくとも今は、走ることは嫌いではない。子どもに機会をあげることはいいことだけど強制はしないでほしい。

弘法清水まで降って、八方台駐車場へ向かって降る。お花畑はもう、盛りは過ぎているようで、晩生の花が少し・・・
それにしても、こちらのコースは人が多い。

中ノ湯温泉跡で3名の男性が温泉前の昔、お風呂か足湯でもあった場所に入り込んでいたが、これは慎むべきだと思う。
中ノ湯からの降りは広い路。ウグイスがいい声で鳴いてる。

駐車場に着いて、駐車場整理のおとっつあんに日帰り温泉施設はないか?聞くが、よく聞かれるけれど、20km程離れる。とのこと。
温泉ホテルでも入れてくれるらしいので、一旦裏磐梯方向に行って、一軒訪ねてみたが、1200円と値段を聞いてスゴスゴ引き返す。

スマホで会津若松市内の日帰り温泉施設を探すと、会津若松駅前の「富士の湯」がヒット。
高速のインターの都合もあるし、丁度良い。駅前の温泉ねぇ~??

駐車場に車を停めて、温泉に向かうと、なんちゃら宮廷風呂だの、黄金風呂だの、真珠風呂だのなにやら
秘宝館のような、シュールな看板・・・・こりゃ外したなぁ~ボロイ風呂にベラボウに高い入浴料に違いない・・・・そう思い思いながら
ドアを開けると、中学生くらいの女の子のグループ・・・・

アタリを見渡すと、ファミリー層、おじいちゃん、おばあちゃん・・・・・
料金は400円!!
高級感は全然ないけれど、お風呂は何種類もあって、400円よりお得なお値打ち感あり。
磐梯山の帰りは、ここに決定だな~

ってんで、会津若松ICで高速に入り帰途につきました。
良い避暑登山でした。


八方台から山頂へのルートは時間は短いものの、展望も優れないし、人もとても多い。
今回歩いた順路はなかなかイイと思う。秋の紅葉のキレイな時期に再訪してもいいかな?




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