飯豊連峰前衛 焼峰山(1,085.8m)  滝谷登山口 個人山行


 GPSトラックほぼ夏道通し 茫洋とした地形のはじまり・・・ 
 
カシナガの食害で枯死した樹の腐食が進み倒れている   営林署の黄色い看板
   
 左奥のピークが焼峰山 蒜場山・・・・雪が少ないなぁ・・・何だかGWの頃みたいだ 
   
 ウグイス平から少し登った所の小規模な登山道外の土砂崩れ跡 ここは登山道を塞ぐ土砂崩れ跡 
   
 上から見ると崩れた土砂は左側から落ちた様だ このトラバース地点も崩壊がここ数年進んできた 
   
そして、小規模な崩落も続いている  清水釜下、少し尾根幅が広くなると雪を踏む 
   
清水釜の水場はまだまだ、雪の下  北側には雪が多く残る 
   
 焼峰山山頂から観る飯豊連峰、北股岳方向 左、飯豊連峰最高峰の大日岳、右は複数のピークを持つ烏帽子山 
   

日 時  平成27年04月19日(日)
参加者 LTQ単独
行き先  飯豊連峰前衛 焼峰山 (1,085.8m)
天 候  晴れ後曇り
装 備  春山低山日帰
登はん用具:なし
ナビ用品:地図・シルバコンパス・GPS
防寒具:合羽・フリース
飲み物:ポカリスエット1.0L×1・水1L
食料品:握り飯2個 調理パン 

コースタイム 事柄 備考

08:35分 滝谷集落除雪終了点(187m)  冬期間の除雪による雪山の残骸が道路塞いでいる。
08:52分 焼峰山登山口(235M)
10:11分 ウグイス平(595M)         何か所か地形図とイ現在位置のメージ違う。小まめに確認しながら歩いてウグイス平着
11:20分 清水釜(870M)           少し下から尾根幅が広くなり尾根上に雪が乗りはじめる。清水釜上部一面雪でしかも硬い。
11:45分 修蔵ノ峰着(965M)        慰霊碑が露出していた。
12:17分 焼峰山々頂着(1,085.8m)    西の海の方角は視界が靄がかかっていて良くないけれど、東側の飯豊方向は視界が効く。

12:25分 焼峰山々頂着(1,085.8m)    雲が厚くなってきたので、さっさと下山。
12:45分 修蔵ノ峰着(965M)
12:52分 清水釜(870M)                       少し降りに気を使った
13:28分 ウグイス平(595M) 
14:08分 登山口(235M)           
14:20分 滝谷集落除雪終了点(187m)  雨に当たらずに帰宅・後片付け


概要
日帰りの頼母木も考えたけれど結局あまり、遠出もしたくないし、お天気の下りなので行き先を考え、久しぶりの近場の焼峰山に行くことにした。


記録
8時少し前に自宅を出て登山口のある赤谷地区の滝谷集落を目指す。お天気は上々。気分がよい。
集落の除雪終了点付近には除雪作業によって積み上げられた雪が10m程の長さ、高さ1mほど残っていて、ここで、車を停める。(このレポートを書いている4月21日現在においては、その雪は撤去されたとのことである。)準備をして歩きだす。穏やかな朝、ノンビリ歩くのは気持がよい。

登山口から登山道に入る。杉林の中を歩いて行くと平坦な雪原に出る。意外な所からの雪上。前日と思われる薄いトレースがある。
誰のトレースか判らないトレースが正しいかどうかは疑問であるので、自分の眼、地形図で確認して登る。GPSはザックに入れてあるが、普段
観ることはない。基本的には、1/25,000地形図、コンパス、視界としている。

以前は、あまり無かったのだが、近年、残置テープ標識が増えているのだが、やや多すぎる気がする。
多くの場所で雪を踏みながら、ウグイス平を目指す。ウグイス、ミソサザイの声が春本番という感じがする。
雪のある時期に来るのが久しぶりなので、何か所か地形図とイメージが重ならない場所があった。小まめに地形図を眺めてはイメージとの
違いを埋める様に登りウグイス平に着いた。

風は暖かい南東風。登り始めの時は晴天だったけれど、巻雲が足早に南西から北東方向に流れる。地上の風と高層の風の流れが違うのだなぁ~・・・ノンビリと調理パンを食べる。今日は暑さで水をカブのみしている。
巻雲は観天望気では天候悪化の予兆。ただ、それほど、急速に悪化する、いわゆる急変という範疇ではないので、焦る必要はなかろう。

少し崩れたトラバースをこなして、登りにかかる。ここで、登山道の左側に小規模な土砂崩れの跡があった。登山道に絡むものではないものの、何だか、荒れた感じがして嫌な感じだ。そこから、10分ほど登った、640m付近では、登山道を塞ぐように土砂が滑り落ちていた。ただ、左側から
廻り込むことができるので、通行することに支障はない。

768mピークの直ぐ下のトラバース場所では数年前から登山道の小崩落が続いているけど、この春も小崩落は続いているようである。
清水釜の下の尾根幅が広い場所では雪が硬く締まり残っており、清水釜は多くの雪で覆われていた。雪が硬く締まった斜面で、クランポンか
アックスのどちらかを持ってくるべきだった。清水釜ではブヨに集られた・・・・もう、ブヨかい!!早すぎるなぁ・・・・

標高の低さと気温の高さで、ザクザクになっているだろうという見立てが大外れした。
修蔵ノ峰では本田修蔵氏の慰霊碑が丁度、雪から露出していた。山頂直下、雪の残る場所が多く降りを考えながらの登行となった。
ここから先も所々気を遣わせる場所があった。

山頂に着いて、写真を撮って、食事を摂る。登り始めは快晴だったのだが、雨は未だだろうが、雲に厚みが出てきた。
早々に下山にかかる。登りの懸念の通り、慎重な下山を強いられる。あ~あアックス持っていれば、スリップしても心配ないのだけれどなぁ・・・

清水釜まで、恐る恐る降って、ヤレヤレ・・・
立ち休みしているとブヨがワラワラ出てくる、出てくる・・・・チッ・・・そそくさと下山続行。
トコトコ降って、ウグイス平。水のガブ飲み。

ここからは、広い雪原状の場所を降る。朝の自分のトレースは判らない。登りと同じ様に地形図を眺めながら降るが朝のトレースが見つからない。多分、数メートルの範囲であると思うのだが・・・・

登山口から林道に出て、駐車場所に戻った。
道路脇の水路でスパッツ・靴をザット汚れを落として帰途についた。



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