北アルプス (後立山連峰)唐松岳 2,695.8m

 ゴンドラ乗り口  汗ひとつかくことなく、八方池山荘着・・・ガスっているよ・・・
   
 高度を上げると徐々に空が青く明るくなってきた  地形図とコンパスで進行方向を確認
   
 丸山付近が見えてきた  2,200m位でガス帯の上に出た
   
不帰 U峰が姿を現してきた  丸山ケルン
   
 不帰 V峰  唐松岳 山頂着
   
 ハイ! ち〜ず♪  憧れのヤマ 剱岳
   
 い〜ね〜  かーちゃん&竹爺
   
 下山開始  正面に五龍岳  唐松沢にスキーのトラックがある。雪さえ付けば何処でも滑るのかな?
   
 白馬主稜に午後の柔らかな陽が当たる。贅沢な時間だ  五龍・鹿島槍(左奥)
   
 八方池山荘に戻りました  夕食
   
 このゴンドラに乗れば、もう山行もオシマイ  駐車場に戻り白馬を振り返る・・・あ〜楽しかった
   




山行日     平成26419日〜20
参加者     竹爺(小国山岳会、育ちゃん(竹爺夫妻)akiちゃん(NAC)、LTQ(KAC)
行き先      北アルプス 唐松岳 
天候      19日 ガス&晴  20日 薄曇り

目的      春山登山
装備      冬山営業小屋1泊装備
登はん用具  アックス、クランポン
ナビ用品   GPS、地図、コンパス、棒標識
防寒具     冬ジャケット ツエルト
その他     通常装備、ワカン、シングルストック、火器類、コッフェル、スコップ
飲み物     19日1.0L

コースタイム  事柄     備考

4
19日(土)

0420分 新発田の集合場所で竹爺夫妻と合流
0500分 新潟中央IC
07時40分 八方無料P着
08時00分 八方無料P発
08時47分 八方池山荘着(1,830m)宿泊手続、登山不要物をデポさせて頂く。
09時15分 八方池山荘発
10時00分 八方ケルン(2,035m)
11時42分 丸山ケルン(2,430m)
12時40分 主稜線に出る(2,649m)
13時00分 唐松岳山頂着(2,695.8m)

13時34分 唐松岳山頂発
14時28分 丸山ケルン下でクランポンを外す
15時28分 八方池(2,086m)
16時03分 八方池山荘(1,830m)

42(日)
09時25分 ロープウエイ乗り場着、小谷温泉で入浴帰途についた。

概要
飯豊、朝日以外は行かなくてもかまわん。という竹爺、この春にとても良い冬靴を手に入れた育ちゃん。新しい靴に良い雪を踏んで貰おうと
竹爺夫妻を北アルプスの唐松岳に誘った。
唐松岳は、1800mを超える場所までスキー場のゴンドラリフトを利用して高度を稼ぐ。このため体力的には楽で、北アルプス入門コースとして
知られている。

計画は初日に唐松岳まで登り、八方池山荘に戻り泊まり翌日は下山だけ。という初日は忙しないけれど、二日目はノンビリ、月曜日に備えられる
プラン。16時がグラードクワッドリフトの終了時間。でも、八方池山荘泊まりであれば、下山時間を気にしないでノンビリ降ることができるし、早出した
ので日帰りでは帰りの運転も辛いのでノンビリ行く。

ところで、こういう有名な所について、手垢にまみれた・・・人が多い所・・・・と批判的な人もいるのも事実だが、雄大で美しい風景であることには
間違いない。
でも、北アの概念がイマイチ掴めていない方、体力的に不安がある方にとっては、魅力的なルートだと思う。
東北の低山にありそうな、人の気配のない細かい枝尾根を手探りで探る楽しみも理解する。
北アルプスの山は、ハッキリ言えば、その魅力は解り易さだと思う。大きくダイナミックな山並みが楽しめるという部分では多くの人が理解するところだ
と思う。体力的な面で安全性を考えると理想的なルートだと考えた。
初めて目の当たりにする雪の北アを感動のなかで感じることができるのでは?と計画した。
飯豊には飯豊の美しさ、厳しさがあり、北アには北アの厳しさがあるが、陽春に美しさがあることを紹介したかった。



記録
4月19 日(土)
朝4時30分に新発田の集合場所で、竹爺夫妻と待ち合わせて出かけるて、秋ちゃんを迎えにいき一路、糸魚川ICを目指す。天気は予報に反し
イマイチ・・・・何だヲイ!
糸魚川ICから白馬村に向かう。白馬村のコンビニで少々買い物をして、無料駐車場に車を停めて準備。
何だか、ヤマの中腹から上部はガスの中・・・・
駐車場から歩いてゴンドラ乗り場へ。スキーヤーが圧倒的に多い。昔はゲレンデスキーでヘルメットを被ることはなく、BCの方が被ったかな?
ゲレンデは帽子も被らずっての粋って感じでした・・・よって現在何も被らず滑っているのは、概ね50歳OVERという感じじゃないですかねぇ・・・

ゴンドラの軌道敷の下のフキノトウに遅い春を感じながらガンガン高度を上げる。リフトを乗り継ぐと、ガスの中。
グラードクワッドリフト山頂駅の目の前が本日のお宿、八方池山荘。
宿泊手続きをして、不用品をデポさせて頂き、ガスの中山頂へ向かう。

どうしようかな?って思うのは、八方山から八方池付近は尾根幅が広く視界が無いと嫌な感じ。
でも・・・雪が柔らかく、トレースが深い。積雪、降雨の心配はないので・・・・標識棒を刺す必要性は感じないなぁ・・・
てんで、標識棒は刺さず、その代わりケルン毎に地形図、コンパスで確認しながら登る。
スライドしたカメラマン氏は八方池の上からは、ガス抜けしている。という・・・いいぞいいぞ♪
八方池付近で幕営のパーティー・・・・ほほう良いねぇ

高度を上げるに従い、ガスの上に少し青みを感じる様になる。やはり、今日は稜線の高い場所からガスが取れていく感じだと思う。
丸山の少し下からガス抜けしたようで、ドカ〜ンと青空が広がった。
不帰U峰が顔を出してきた。
V峰から順にステップアップしたいものだと思うがU峰をみると・・・・
2,361mのピーク付近でクランポンを着用した。

丸山ケルンを越えると不帰T〜V峰の全容が現れてくる。
眼でラインを追ってみるが、この軟雪では容易ではないことは想像に難くない。

主稜線に出て正面に剱岳。試練と憧れのヤマ。
主稜線を北上する。直ぐ下には唐松山荘。今週末からのOPENの様だがまだ準備の気配なし・・・・
主稜線は吹き溜まっている場所、風衝地で全く状況が異なる。
信州側に少し雪庇がでているので、雪を拾いたくなる場所でも危ないので夏道通しに歩いて山頂直下の斜面は雪が多いので
雪を踏んで山頂に到着。予想より少し時間がかかったかなぁ・・・
風も穏やかで良い日だ。
雲海の上に栂池方面から小蓮華、白馬三山、加賀白山、剱、立山連峰、五龍、黒姫、妙高と素晴らしい展望で見あきることがない。

他パーティーも好条件でハイテンションで記念撮影。そうだね、こんな好条件は下のガス帯からは想像もできなかったからね・・・
日本アルプスと呼ばれる、メジャーな山域はこの日本離れした判りやすい絶景が象徴といえる。
特に今日の様な好条件にめぐり逢えたら印象深いものと思う。

下から続いていたパーティーの多くは、下山リフトの時間を勘案して途中で下山して行くようだ・・・・モッタイないな〜と眼で見送る。
ボク等は八方池山荘泊まりなので別に時間を気にすることなく、ノンビリと下山。
途中で4人のテント泊パーティーとスライド丸山下で幕営予定とのこと。その他、八方池の少し上の樹林帯の幕営跡にもデポ品があったので
幕営パーティーは都合3パーティー。
八方池付近から下はほぼ夏道通し。岩がゴロゴロしていて歩き難いし傾斜が緩いので、なかなか高度が下がらない。
そして、再びガス帯に入る。スキー場のリフト終了間近のアナウンスが聞こえてきたらようやく、八方池山荘がボンヤリ見えてきた。

八方池山荘に到着してデポ品からビールを出して雪で冷やしている間に、ボク以外の3人の風呂好きは風呂で汗を流す。
食堂脇の談話室用に開放された部屋で夕食まで、ゴクゴク・・・・ゴクゴク・・・・
夕食中もゴクゴク・・・・夕食後もゴクゴク・・・・ず〜っとゴクゴク
なにせ、お宿までゴンドラ、リフトの乗り継ぎでここまで来るので、アルコール満載ザックで来たので・・・ゴクゴクな訳です。ハイ。
天気に恵まれ絶景を楽しんだのでゴクゴク・・・なワケです。


4月20 日(日)
バタンキューで朝・・・薄明るい時間に竹爺、育ちゃんが御来光を眺めに出ていく。オラ室内からご来光をチラ見。
朝ご飯まで時間があるので、ゴロゴロノンビリ。朝飯前にパッキングを粗方して朝ご飯を頂く。旨いね〜
パッキングして八方池山荘を出てリフト、ゴンドラを乗り継いで下山。今日も多くのスキーヤーがスキーを楽しんでいる。
これから、上に上がる人達とスライドしながら下山。
せっかく遠出したので、帰りに小谷温泉・山田屋旅館で泉質の良い良い風呂に入り、道の駅やら、糸魚川の食堂でお昼を食べたり2日目は、
ほとんどただのドライブ状態・・・・こういうノンビリ行程もタマにはいいものだ。というか、歳相応の楽しみ方になりつつあるのか?
などと感じたり・・・・かなり緩くなってきたフンドシは締め直す時期が来るのか?ヲイ、自分よ・・・



それゆけとーちゃん


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