頸城山域 雨飾山 1,963.2m  

 キャンプ場前の駐車場は満車  イワナがいたよ
   
 マユミ  鮮やかな色ですね  布団菱(フトンビシ)岩峰
   
 三角の鋭鋒の裏側が山頂  もう少し紅葉が進んだらさぞ、美しいだろう
   
ピークの少し先が笹平   階段の足に付けられていた
   
 笹平から山頂方向  明星山 南壁方向
   
 糸魚川市街地、日本海方面  山頂に着きました
   
 山頂から笹平方面を俯瞰  路形女性の横顔に見えます  渋滞してます・・・・
   
 なんで?11分割なんじゃろか?  朝より発色がいいようです
   


山行日  平成25年10月06日(日)
参加者  秋ちゃん、LTQ
行き先  雨飾山(新潟県糸魚川市 長野県小谷村:今回は小谷側から)
目  的   紅葉探し
装  備  秋山低山日帰り
登攀具  なし
ナビ用品 GPS・1/25,000地形図
防寒具  合羽で代用
その他   通常装備
飲み物  水 1.5L コーヒー(テルモス)
食料品  握り飯3個・調理パン3個・菓子類

ナビ

コースタイム  事柄     備考
9
29日(日)

0655分 雨飾高原キャンプ場登山口発 (1,050m)
0804分 荒菅沢渡渉点(1,448m)
0917分 笹平(1,894m)
0953分 雨飾山(1,963.2m)

10時43分 雨飾山から下山
11時02分
 笹平
1159分  荒菅沢渡渉
1318分 雨飾高原キャンプ場登山口着 (1,050m)

概要
お天気の見極めの難しい日で、遠い台風からの暖湿気、高気圧の後ろ側にあたるため、これまた湿った空気が入りやすい日で
おまけに、北から寒気が近付いていて、東北は潜在的な前線帯で雲が出やすい。こうなると、晴天が期待できる山域選びが難しい
消去法的に組み立てた。先ず、中央脊梁山岳の南・東側は暖湿気の風上側になるので先ず外す。これで谷川岳の登攀はナシ。
次に、暖湿気の入り難いであろう鳥海山、月山は潜在的な前線帯の影響を受けそうなので渋々外す。
地元の里山は雲に覆われることはないだろう・・・・飯豊連峰の西側なので暖湿気が飯豊の東、南面をかけ上がり、新潟平野へ
風が降る時に蒸散するハズ。でも、飯豊の稜線は多分雲の中・・・・・そうして残るのは北ア北部エリアに目が行く。
北ア北部で出来るだけ日本海に近いエリア・・・頸城山域か
それなら、雨飾山にすっか・・・・ということで消去法的に雨飾山を選択した。


記録
4時間位の日帰りの山だが、深田久弥の日本100名山として訪れる登山者も多いのだが、深田自身は3度目の正直で登っているらしい。
ボク自身は100名山には、何の興味もなく、これまで100名山のうち何座登ったのかも知らない。多分1/3も登っていないのではないだろうか?
そもそも、どこが100名山なのかもよく知らない。
興味がないのは、個人的な意見なのだが、深田久弥が訪れた時代と現在では交通が全く違う。ということ。
おそらく、汽車に乗り、バスを乗り継いで、歩いてアプローチしたに相違ない。そこで里の人の暮らしに触れたりしながらの当に旅であったであろう。
今の登山の様に山中の登山口まで自動車で乗り付けて、山だけサクッと登ってくるスタイルとは全く異なったものであったであろう。
と、そんな気がして深田翁の触れて観た旅とは異質であろうことから、興味が無いのである。
勿論、人それぞれの楽しみ方であり、100名山を辿ることを目的にされている方には山に行くモチベーションになっているだろうことから
否定するものではない。山の楽しみ方は自由であって個々の登山者自身の選択である。ただ、ボクは日本100名山に興味がないだけなのである。
それを、目標に登られる方は是非自慢して欲しいと思う。
ただ、ボクはそれより大事な登りがあるに過ぎない。それを誰かに評価して欲しい。とかそんなことは考えていない。



大分、横道に反れた。
雨飾高原キャンプ場の駐車場から歩き出す。やや降りながら歩くと登山道脇に鮮やかな色のマユミが沢山あった。
登山道の石は丸く角もなく滑りやすい。平らになると木道が敷かれている。
沢沿いに進んでから左上するように登りが始まる。ブナの樹が多い樹林帯を登る。ブナは多いのだがナラの樹は少ない。
元々、ブナに対しナラというのは少ないのが普通なのだが、ここはブナが圧倒しているようだ。
標高差で概ね350m位登っていくと、北西から登山道は北へ向く。傾斜が緩むと、今度は荒菅沢に向けて50m〜60m降る。
降りはじめると、フトンビシ岩峰が目を引く。
登攀記録もあるようだが、頸城山域は岩質が悪くどうやら、いわゆるボロ壁らしく現在では訪れるクライマーは稀有のようであるが
登攀意欲をそそる美しさを感じる。
空は、青く空は高いが、東の北ア方面はガスの中。

荒菅沢で一休み。良い所だが、残雪期ガスられると判り難く難しそうな感じがする。
ここから、笹平に向けて急登がはじまる。木製の梯子場にはアサヒビールの資金提供とプレートに記されていた。
脆い岩を登って行くとほどなく、笹平。海側からの西風を感じて気持が良い。
じっとしていると、身体が冷える位だ。笹平で一休みして山頂を目指す。もう、山頂近くの登山者が目視できる距離である。
明星山、糸魚川市街地方面も良く見えるが、東側からガスが湧いてきた。

暫くほぼ平らな登山道を進むと、糸魚川からの梶山新湯からの登山道と合わさる。
短い急登を登り終えると山頂である。
山頂に着く頃にはガスに覆われてしまったが、ガスは薄いので時折青い空が覗く。
山頂から笹平を見下ろすと、笹藪に造られた登山道はシュッとした感じの女性の横顔に見えるがガスが隠したり、見せてくれたり・・・

山頂で食事を採って降り出すが、ゾロゾロと数珠つなぎの登山者。
すれ違いにやや時間がかかる。さすが、紅葉時期の100名山ではある。
荒菅沢で一休みして降る。木道のある部分の脇を流れる沢にイワナの姿が結構あった。産卵期が近いのでペアリングの時期なのだろうか

駐車場の上にある管理棟でキノコ汁を食べたがこれは良心的な美味しいキノコ汁であった。
手作りのピザも美味しそうだった。
雨飾山荘は駐車場も混んでバスもいたので、その下の小谷温泉まで降り日帰り入浴で汗を流して帰途についた。


※ 団体さんの熊鈴が煩くて辛かった。熊も不快だろうが、ボクも非常に不快だった。前も後ろもちりんちりん・・・
こんな数珠つなぎの登山者の列に熊鈴いらんわい・・・・


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