吾妻連峰家形山 避難小屋まで (1,635m)

平成24年12月23日(日)〜24日(月・祝)

 標高差は大したことないが、結構距離は長い。  今日も元気だ!ザックがでかい。
   
 やっと、スカイラインに出た  青空がなにより
   
 写真ではハッキリしないものの蔵王連峰が見えていた 慶応吾妻山荘分岐近くの雪原
   
 いいお天気だなぁ  雪原でゴロン
   
 やっとだ〜家形山避難小屋着  さて、下山です
   
 トレースは残っていた  樹に食われる看板・・・本当は食べたくないのだろうけれど・・・
   



日  時     平成24年12月23日(日)〜24日(月・祝)
参加者     リョウちゃん(つがざくら山岳会)
         akiちゃん(新潟山岳会)

         LTQ(下越山岳会)
行き先     吾妻連峰家形山 家形山避難小屋
天 候      23日(日)快晴 24日(月)小雪
装 備     冬山避難小屋泊まり基本装備
通信用具   無し
ナビ用品   地図 コンパス GPS 

防寒具     薄ダウン
その他     スノーシュー Wストック
飲み物     ポカリ1L・紅茶
食料品    調理パン、握り飯1個
その他    

コースタイム 事柄 備考
12月23日
08時00分 高湯温泉集合
08時57分 除雪終了点出発(835m)
10時05分 つばくろ谷付近のスカイライン(1,135m)
11時29分 賽の河原(1,360m)   積雪量が増え始める、クラストしているのでラッセルは大変だろう。
13時25分 慶応吾妻小屋分岐(1,555m)
14時40分 家形山避難小屋着(1,635m)


12月24日 
08時52分 家形山避難小屋着(1,635m)
09時09分 慶応吾妻小屋分岐(1,555m)
10時03分 賽の河原(1,360m)
10時29分 つばくろ谷付近のスカイライン(1,135m)
10時59分 除雪終了点出発(835m)


高湯温泉、花月ハイランドで入浴して解散


概要
年末の3連休、フジサンというプランは没になりアテもなし。年明け早々の山行、その他冬荷物を22日に二王子の避難小屋へ荷揚げ。
21日にリョウちゃんと電話で話している中で、akiちゃんの雪山リハビリ山行にいいところないかなぁ〜でも、クリスマス寒波だな〜
という状況なんだよねぇ〜という流れから、そんなら家形山の避難小屋で一杯やるべ。という話になった。



記録
12月23日(日)
クリスマス寒波予想だったが、寒気の流れ込みがやや遅くなったので、今日一杯は大荒れなさそう・・・案外暖かく、空には星も出ている。
高速道路の状況もよく、順調に予定時刻に集合場所着。

集合場所から除雪終了点に移動準備して登り始める。嬉しい青空だ。
日本海側から来るとこの陽の光は嬉しいねぇ〜と額に汗を流しながら登る。先行者のトレースはスキーだ。
もしかしたら知人かもしれない。とリョウちゃん。

昨日の二王子の荷揚げのダメージが残っているにしても、ボクの身体に元気がない。やはり、夏場にシッカリと荷を担いで歩いていないからだろう。
時折立ち止まり額の汗をぬぐいながら登りようやく、つばくろ谷近くのスカイラインに出た。スキーのトレースはここで離れていった。

賽の河原で大休止。いやぁ〜効くなぁ・・・・
今シーズン初のスノーシュー登行だからかやけに足が進まない。

徐々に積雪量も増えるし表面がクラストしているのでラッセルをトレーニングだ。といい、ひたすら続けるリョウちゃんの体力には毎度のことながら
脱帽である。

スカイラインから上の地形は平坦で明瞭な特徴がなくホワイトアウトすると嫌な感じのする地形だ。
慶応吾妻小屋の分岐で休憩。分岐から少し下がると広い雪原が広がり気持がよい。
青い空と広い真っ白な雪原にダケカンバが映える。

慶応吾妻小屋の分岐から少し登り硯石から北西方向へトラバース気味に進む、少しのアップダウンをこなして暫く進むと、避難小屋が見えた。
小屋の寒暖計は−8℃を指している。
小屋に入り身支度、防寒対策をして床に敷物を敷く。雪を融かしてお湯を沸かして、ホットウイスキーで暖をとる頃にストーブに火が入る。
akiちゃんは6月の骨折事故以来、もっとも長い時間、距離をスノーシューを着けての登行で疲れたと思う。疲れたものの足の不具合は起きなかった
とのことで、何よりだった。

四方山話に花が咲く。沢山のツマミに鍋、今回のメインの酒は蛸酒。干し蛸を軽く炙り刻んで熱燗に投入。
これが実に旨い。ヒレ酒、骨酒などがあるが、蛸酒はそれを凌ぐ旨さだね。

丁度暗くなる頃から小雪が舞い始める。
今日の疲れからか明日の下山ラッセルをしきりに心配するakiちゃん、どってことあんめぇ〜という酒飲み男ども。



12月24日(月)
朝方、風もなく静かな時間帯に外を眺めるけれど、多少積もっているものの20センチ前後。そして細かい小雪が舞う程度なので心配は要らない。
これなら、慌てずに済む。ということで、ヌクヌクのシュラフに潜る。気温−12℃

昨晩の鍋に少し材料を足して、ラーメンを入れて朝食とする。食後パッキングして準備。掃除をして最後にリョウちゃんが
ストーブの灰までキレイに掻き出してキレイにして、下山準備完了。

ほぼ、予定通りの時間に小屋を出る。気温はあまり変わらない−11℃
幸いトレースは視認できる程度には残っているので順調に下る。

登りの時間がウソの様に順調に下る。今朝はウサギの足跡も盛んに付いていた。また、正体不明の本当に小さな足跡もあったがなんだろうか?
リスとかそんな大きさだと思う。
ボクは、雪山のこういう、動物の足跡を眺めるのが好きだし、鳥を見るのも楽しみだ。

つばくろ谷近くのスカイライン付近で単独のスキーヤーが登ってきた。
akiちゃんはまだ、スノーシュー使用が2シーズン目。慣れていない。要領がつかめていない。そのうえ、6月の骨折事故で筋力を落としているため
だと思うが、下肢に安定感が足りない。受傷側だけでなく長期に運動できなかったため、両足とも(もちろん受傷側が筋力低下してるハズ)
筋力低下してるものと考えられる。やはり、負荷をかけたトレーニングの継続が必要と思う。
そんなことを後ろから眺め考えているうちに駐車場所に着いた。


花月ハイランドで乳白色の高湯のお湯で温まって解散とした。

終始、ラッセルから何から何までもリョウちゃんにお世話になりました。
ありがとうございました。

akiちゃんは体力的に大変だったかもしれないけれど、よく頑張りました。
ただ、両下肢の不安定さは筋力の回復させなければならないし、まだ、2シーズン目のスノーシューだけど
もう少しスノーシューの下りの特性にもう少しの慣れが必要。

そういう、ボクも全く体力不足。
なんとかしなきゃね・・・・・


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