飯豊連峰前衛 二王子岳(1,420.3m)

1月2日 二王子神社 今年の安全登山を誓って祈る。  1月3日 山頂を目指して出発。屋根の雪が昨晩轟音と供に滑り落ちた。
   
 独標の積雪約、2.7m リョウちゃんと須藤さん 雨量計付近で
   
 山頂の鐘吊台 結構、寒いです
   
akiちゃん、、Satomin 飲んだねぇ〜・・・さて下山。Fatfatyoさん良い雰囲気でてます。
   




写真提供・・・・だいちゃん  下山時に撮影



今回ど〜いうワケか余り写真を撮らなかった・・・・酔っぱらっていたからかなぁ・・・
掲載分以外、ほとんどなし・・・・ポリポリ

日 時 平成2412日(月)〜4日(水)
参加者1月2日〜3日 Satomin(下越山岳会)

     1月3日〜4日 大ちゃん(アクティブR 山形県鶴岡市)・Fatfatyo(NCC 新潟市)
     1月2日〜4日 リョウちゃん(つがざくら山岳会 福島市)・akiちゃん(NAC 新潟市)・LTQ(下越山岳会)
    
行き先 二王子岳 1420.3m
天 候 1月2日曇り時々雨、途中から雪に変わる

     1月3日雪時々曇り
     1月4日雪時々曇り
装 備 雪山低山
登はん用具 なし
通信用具 アマチュア無線機
ナビ用品 GPS 地図 コンパス
その他 通常装備 +Wストック


コースタイム 事柄 備考

1月2日
1227分 南俣集落出発。気温が高く雨で気分が乗らない。(100m)
1357分 二王子神社着雨と気温の高さで汗。重荷でペースが上がらない。
1414分 二王子神社発。(300m)
1545分 一王子避難小屋着(725m)

1月3日
05時30分 起床
0742分 一王子避難小屋発(725m)
0843分 独標(994.4m)
1010分 油こぼしの下。(1,190m)
1053分 三王子。(1,369m) 少し下で後続にPに追いつかれる。 須藤さんにルート取りのアドバイスを頂く。
1122 山頂着(1,420.3m)
1145 山頂発   雨量計下で単独の藤井顧問とスライド
1240分 独標(994.4m)
1306分 一王子避難小屋着(725m) Satominは当会の藤井顧問、諏訪さん、宮下さんと下山。 程なく大ちゃん到着。
17時00分 Fatfatyoさん到着 遅いので来ないと思っていたのでサプライズ

1月4日
0700分 起床
1050分 一王子避難小屋発(725m)。
1127分 二王子神社着(300m)。 休憩
1227分 南俣集落着(100m)


概要

初冬の頃、リョウちゃんに正月の計画を聞いたら、まだノープラン。ボクも正月は大きい山行の計画もなく、それなら二王子の避難小屋で正月の酒盛り
しましょう。となった。

例年、所属会の会山行として、同日程で二王子山行が行われているので2パーティーで一王子避難小屋で過ごした。
会山行パーティーは二王子の主とか、先生とか言われる当会、大先輩の須藤さん(QZX)さんをはじめ、松尾さん、川崎さん(VXT)に、若月さん(HNC)が
おられた。

会山行パーティーには大変お世話になりました。

2日は、三合目の一王子避難小屋に上がるだけ。3日は山頂へ。そのまま2泊目で翌、4日下山。
Satominは、3日に下山、大ちゃん、Fatfatyoさんが3日小屋入りで4日下山。
リョウちゃん、akiちゃん、LTQは2日〜4日行程。



記録

1月2日
12時30分南俣の集落に集合予定が、早めの到着でメンバーが揃い、若干早目のスタート。でも、気温が高く雨模様。
どうにも、気分がよろしくない。

リョウちゃんはいつも通りの巨大ザック、ボクも80L・・・軽量化クソ喰らえの荷物。
二日間小屋ベースなので、快適に過ごそうとすると、際限ない荷物となる・・・・
とはいえ、3合目までなので
まあ、少し登れば、雪になるだろう、と登りだす。
林道は南俣集落の直ぐ奥で、除雪がされていないので、スノーシューを付けて歩きだす。
直ぐに、汗が流れおちる。
日帰り装備から比較すると、30分以上は余計にかかって二王子神社。
二王子神社で、今年の安全登山を誓い祈った。

登山者名簿を観ると、会の先輩方は既に出発している。
このペースでは、多分16時前後と踏んで出発。

先輩方のトレースは、夏道をトレースしている。大晦日に荷揚げした時は、単独のうえ、25キロ程背負っていたので湿雪ラッセルの深さに嫌気がさして
冬尾根に上がったが状況は余り良くなかった。(結構深かった)

神子石付近から傾斜がやや急になる。今回が初の冬の泊りの山行のSatomin、無口になる・・・
多分というか、当然、雪山での最も重い重量を背負っての登行は辛いに決まっている。

16時前に小屋に到着。先輩方に挨拶して荷を解く。
ザックから溢れんばかりの荷物が解かれる・・・・

須藤さんから水場が使えることをお聞きして、なおかつポリ容器をお借りして水を汲む。
雪を溶かすか、水を得ることができるかは大きな違い。
時間も燃料もさることながら、美味しいさが全く異なる。

さてさて、酒宴の始まり〜
リョウちゃんのザックから出てくる出てくる・・・・魚に春の山菜味噌
ボクの上げた餃子に缶詰、乾きモノに餅・・・・

akiちゃんの持ちあげた樽の風味のあるにごり酒
リョウちゃん、ボクの上げた日本酒などなど・・・・
飲むだけ飲んで喰えるだけ喰っちてさ〜
硬軟、直球変化球、隠しダマの様な話で大笑いした。
気の合うヤマ仲間の酒は、実に楽しいものだ。
てんで飲んで食べて〜オヤスミナサイ



1月3日
やや、呑み過ぎの嫌いはあるのは、朝の水の旨さ。
テルモスに甘い紅茶を詰めながら、餅を焼く。
海苔に巻いたり、山菜味噌を付けたりして食べるがこれがまた美味しい。
パンを焼いて温め直して野菜入りのツナ缶にタルタルソースを併せて乗っけて食べるのも美味しい。
リョウちゃんのドリップコーヒーによく合う。

予定より少し遅れて出発。
小屋の目の前の冬尾根にリョウちゃんが取り付く。
少し前々日までの疲れ、前夜の飲み過ぎという云う割にガンガン進む。

スノーシューで膝前後なのでワカンでは辛い深さだろう。
スノーシュー組が先行していく。
今年からスノーシューを使い始めたakiちゃんも、なかなか軽快にトレースを引いていく。

1時間ほどで独標。油こぼしの上に出れば強風帯なので雪の量も落ちるだろうが、独標(五合目)から油こぼし上までは
雪の溜まり易い場所で状況が想像し難いが、独票で2.7m。多い年は5mに近づく。

一休みして上部に向かう。
実はボクが苦手としているのが独標から油こぼし手前まで区間。
夏道との離れ、地形の先入観が現実と合わずにホワイトアウトすると難しい場所だ。
逆に、油こぼしから上はポールをあてにして角度のデータがあるので標識ベタ打ちで動けるが
中間部はどうにも苦手意識がある。この辺は課題といえる。

そんな場所だが、須藤さんは1回の迷いもなく方向について指示をだせる。指導標のポールのない位置でホワイトアウトしていても
方向が出るというのは、いったいどうなっているのかな?と思う。
この須藤さんの迷いのないルート取りにリョウちゃんも仰天・絶句。
いいものを見せて貰ったと感心しきり。
遅れていた、akiちゃんとSaominを待つと、スノーシューとワカンを交換したようだ。
やはり、浮力に大きな差が出る・・・・akiちゃんが案外というか、想像以上に強く(富士山の時も・・・脅威を感じましたハイ)今回も
快調に足を延ばしていた。

油こぼしの下で一休み。
やはり気温が下がっていて合羽の表面、ペットボトルの水も凍りはじめていた。
油こぼしを上がると風が変わる。向きとか強さじゃなくて、何か質の違いの様なものを感じる。
テープ標識が効かなくなるので、デフ棒を打ちながら進む。
視界は20m〜50mのいったりきたり。
振り返ると後続パーティーの姿。
後続も冬の二王子の常連さん。

須藤さんにルート取りをリョウちゃん、akiちゃん、ボクでご指導頂く。
雨量計のアンテナのモンスターを眺めてSatomin、akiちゃん・・・驚き

程なく山頂避難小屋
先行Pと当会VXT、リョウちゃんで、小屋の出入り口の掘り出し作業。
狭い所に無用の人数が居ても効率は変わるでもないので
須藤さん、Satomin、akiちゃんで山頂の鐘吊台で写真撮影。

明日から仕事のSatominを当会の諏訪さん、宮下さんに一王子避難小屋に任せる都合があるので
Satomin、akiちゃん、ボクは少しだけ休んで早々に下山。
油こぼしを降りると、風が変わって暖かく感じる。

小屋に戻ると既に諏訪さん、宮下さんが到着していた。
一休みして、彼女らは下山していった。


リョウちゃん、が戻ると程なく、大ちゃんが今宵の酒呑みのために鶴岡から駆け付けてくれた。
リョウちゃんは下山も須藤さんのルーファイに興味があった様子。
今日は14時過ぎから酒呑みスタートだよ。

時間も酒も肴(魚)も沢山あるので、ユックリ飲る。
もうドップリと暗い17時、NCCのFatfatyoさんが登場。遅いのでもう、来ないと思っていたので
ビックリサプライズ・・・・おでんも煮えた。

大ちゃんのお土産の崎陽軒の特選焼売も絶品。
塩鮭、塩ホッケ、山菜味噌等出てくる出てくる・・・・

そんなこんなの食べ過ぎ、呑み過ぎの夜は更けていった。



1月4日
何もせず降りるだけの朝。
ノンビリ起きてコーヒー等を飲みながら、餅等を焼いて朝飯の準備。
隣では、須藤さんをはじめとする会山行パーティーは食事をしながら片づけ始めている。

他方、我がパーティーは片づけられない子。
ふと廻りを観ると、鬼と悪魔が宴会をしたような有様。
本当にザックに収まるんかい!

須藤さんら会山行Pは準備が出来て下山。
御礼を述べて見送り。

広い場所でそれぞれ無理矢理のパッキング。
何とか収めて下山開始

湿雪の降るなか南俣集落へ下山。
いや〜実にたくさん、飲んで食べた。
体重計に乗るのが恐ろしいな

また、ガッツリとやりましょう〜♪



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