飯豊連峰 西俣ノ峰 用具調整&トレーニング
平成23年12月10日(土)

 朝の梅花皮荘  大曲の下。枝尾根の小さな岩場の部分。薄被りの雪が滑り易い
   
 梶川尾根と丸森尾根何れも半ばから上部はガス帯の中  頼母木山方向を観る。時折、辛うじて三匹穴が見えた
   
  ダイグラ尾根下部だけが見えた  十文字池
   



日時      平成21年12月27日(日)
参加者    JJφLTQ(ボク) akiちゃん

行き先    西俣ノ峰ルート 西俣ノ峰
天 候     曇
目 的     冬装備品の点検
装 備     積雪期低山日帰基本装備
通信用具  なし
ナビ用品  地図 コンパス GPS

防寒具  フリース&合羽で代用
その他  Wストック・スノーシュー
飲み物  水 1L
食料品  握り飯、調理パン

コースタイム 事柄 備考
12月10日
06時15分 自宅発
08時15分 梅花皮荘着 
08時30分 梅花皮荘発(300m)
08時40分 枝尾根取付(315m)
09時25分 大曲(522m)
10時26分 十文字池
12時11分 西俣ノ峰(1,023.2m)着

13時09分 西俣ノ峰(1,023.2m)発
13時44分 十文字池
14時09分 大曲(522m)
14時35分 尾根の取付き(315m)
14時57分 梅花皮荘着(300m)


概要
所属会の正月山行は、今年は飯豊ナシで二王子合宿のみ。当会では人が揃わずに飯豊の正月山行は今年(2011年〜2012年)は見送り。
ボクは昨シーズンの飯豊本山で一区切りと決めており、皆にもそう話していた。
雪山ではない他のジャンルに傾注したい気持ちがあるので、正月の飯豊は向かわない。
しかし、昨年は西俣尾根は通っていないし、クリスマス時期に遠出をするお誘いを頂いたので、少し雪慣れしておきたくて西俣ノ峰をセレクト。

翌日は所属会の会山行である、「頑張り登山=どんな悪天でも登る」があるのだが、翌日の朝一に所用があり解放される時間では、追いつけない。
てんで、前日、西俣ノ峰へ向かった。



記録
朝起きて、外の様子を眺めるが案外、悪くない。
一路、梅花皮荘へ向かう。少し雪道ぽくなっている。国道から曲がると、除雪車の跡があった。

準備をしていると、救助隊でマタギの舟山さんがボクを見つけて声をかけてくれた。
民宿奥川入荘に顔を出して横山さんに挨拶をして通行させて頂く。
今日は誰も入っていないので、雪の踏み放題だ。とのこと。

横山さん宅のすぐ先から、雪を踏むがツボ足で充分。
雪が少ないので痩せた枝尾根部分は歩き難い。雪と地面・枯葉・岩が馴染んでいないので、雪ごとズルっと滑るので始末が悪い。

大曲で1本立てて先に進むが、状況は大差ない。、十文字池は雪の溜まる所なので、その辺りから、スノーシューを履くことになるだろうと想像していた。
予想通り、十文字池の僅か下からスノーシューを履く。

同行者は、今回、初スノーシュー&冬靴を替えたとのことで、足のトラブル(靴ズレ)を心配していたが、逆にボクの方が、踵にアタリがあり調整の必要を感じる
昨年は、当ってなかったんだけどなぁ、十文字池の少し先で軽く食事を摂る。

十文字池から西俣ノ峰直下の急斜面もまだまだ藪っぽくて藪の薄い所を探すのもナカナカの手間。
同行者と間違いやすいルートのポイントを現地と地図で確認しながら進み、時折、地形図で現在地の確認&コンパスで進行方向の確認。
1/25,000の地形図のコンターは10mだが、シワの様な小尾根は地形図に表現されない。しかし下りでは微妙な分岐に見えたりするものだ。
それを、避けるため、地形図との違いがないか?振り返り、確認する。
お天気に心配が無いので、多分、不要だけど一応、ピンクテープを分岐の急所に数か所付けた。

同行者、結構大変そうな感じで急傾斜を登りきる。ここから大きく西へ方向を変える。
この先は西俣ノ峰までやや傾斜が緩むものの疲れた足には効くところだろう。

割合、飄々として登る同行者だが、慣れないスノーシューで急斜面を登ったことで・・・疲れた・・・とのこと。

西俣ノ峰で同行者の所属会の正月のデポ品を探し行く。
少し先にデポ缶があった。
案外、風も無く穏やかな西俣ノ峰で食事をとり、山座同定を試みる。

下山にかかるが、スノーシュー初体験の方にとっては、下りが案外難しい。
登りのトレースを外して、新雪を踏みスピードコントロールするように伝えるが、まだ、スノーシューの長さの感覚が
解らない様子。でも、これは慣れ以外ないので、二王子にタップリ降雪を観たら南俣集落から歩くことで直ぐに身につくと思う。
時折、いい感じで下り感触を楽しんでいるようだが、油断すると、前のめりに倒れていたりする。
登りで付けた、ピンクテープを確実に回収しながら下る。

十文字池の下でスノーシューを外してツボ足で下る。
大曲から下では雪が溶けて、登りより状況は滑り易いので、注意して下った。

奥川入では拓君と翼君がクリスマスツリーを直している。とかで
雪の塔に雪を乗せていた。
クリスマスツリーというより、ボク的には槍の穂先に見えるんだが・・・・

今シーズン初スノーシュー、案外疲れました。


※ 後日談 同行者が見つけたデポ缶は、同行者の所属会のものではなく、他パーティーの物の様でした。



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てんで、翌11日(日)はてぇと・・・・・・
朝一、所用で会山行の「頑張り登山」には間に合わないので、9時を過ぎてから、五頭に向かう。
雨の中歩きだす。昨日の今日なので案外効く。先ず、大腿部=ほとんどトップで行ったんで案外、足にキテいます。ハイ。
んで、腕。ストックを積極的に使うのでやはり腕もだるい。

記録も写真もヘッタくれもなく、登り1時間30分 下り50分ってことで・・・・
ただの雪慣れトレーニングですんで、はい。

7合目あたりまでは、雨です。グチョグチョです。ハイ。ゴアは一生モンの素材とかいうけど、ナンジャいワレ、この濡れあんばいは・・・・
暑くて仕方ないので、7合目で半袖に合羽、手も暑いのでグローブを外す。
ところが、7合目からミゾレから雪に。
半袖もビショビショの状態で三ノ峰の小屋へ駆け込んで、あるもの全部着込んだ。
パンを口に放り込んでも寒くてしかたないのでとっとと下山。

結構遅めの時間でも登山者が登ってくる。
ふ〜んそういうところなんだね。

すっかり身体を冷やして駐車場。
村杉温泉へ行くものの、満車で駐車できず、出湯へ。

入浴後、ICIへ靴の調整に新潟へ移動した。




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