新潟県山岳協会 雪山講習会  

飯豊連峰 前衛 俎倉山 856.6m)

 GPSLOG  19日の座学
   
 様々な話に耳を傾ける  俎倉山北西壁・・・今年もチャンスはありませんでした。
   
 俎倉山山頂の風景を楽しみます  蒜場山
   
飯豊連峰はガスの中  埋没体験&プローブでの感触を確かめる 
   
 シャベルテスト(皆さんが見易い様にグルッと掘り出しました。)  平坦地なのであまりズレませんでしたが、それでも弱層からズレました
   

日 時    平成230219日(土)〜20日(日)

参加者   県山協加盟山岳団体 所属の約34名?(日帰りを含む)
天 候    20日(土)晴れ時々曇り
      21日(日)晴れ後曇り
目 的    冬山技術講習会
装 備    日帰り冬山低山
登はん用具:なし
冬山として、スノーシュー・Wストックを使用
その他 プローブ・ビーコン・スコップ
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター
防寒具:カッパで代用・フリース


2月20日8日(日)
タイム      他

08:04 除雪終了点発 (180m)

08:08 冬道入口
08:35 林道のショートカット入口(235m)
09:02 2回目のショートカット入口(365m)
10:42 稜線に出る(740m)
11:06 俎倉山々頂着(856.6m)

12:06 俎倉山々頂発
12:35 往路下山 講習場所着(685m)
13:40 講習場所発
14:47 除雪終了点着 (180m)


データ
TP積算距離    10.41km
TP移動時間    3:14
移動平均速度    3.2km
全体平均速度    1.9km
総上昇量      702m
以上GPSデータ

概略
県山岳協会行事で、219日〜20日にかけて、冬山技術講習会が行われた。19日(土)は新発田市滝谷(赤谷地区)にある農村婦人の家で座学、懇親会で宿泊、20日(日)は俎倉山への登山を兼ねてアバランチ・ビーコン、アバランチ・プローブ(ゾンデ棒)弱層テスト、埋没体験の実習訓練をおこなった。

記録

2月19日(土)
夕方まで事務所で仕事。赤谷集落に近づくと、賽の神の煙だろうか?そうか、今日は「どんづき祭り」だった。
赤谷集落を過ぎて、滝谷集落の「農村婦人の家」に到着。この施設名だけど、補助金の関係でそんな名前になっているのだが、立派なキッチンのある
大きな公会堂という感じです。名前とは関係なく使い勝手の良い良い施設です。

さて、遅参してしまい座学は既に始まっていた。
ボクが入室した時は、松坂さんが雪崩についての講義中。その後、雪洞について資料を基にさらっと講習。経験者から様々な参考意見が発表された。

その後は、情報交換という名のお決まりの懇親会。
さて?いつ何時寝たのか記憶喪失。



2月20日(日)
眠い眼を擦りながら、起床。う〜ん呑んだねぇ。コンビニ弁当と豚汁うどんで朝食を摂り登山場所へ移動する。
到着すると、既に日帰り参加組は到着していた。

上天気のなか釜ヶ沢の橋を渡り、冬道を使って林道に入る。
今日は、天気も良く条件も良いので、先ずは山頂を目指す。何時もは汗かきのボクだけど、今日は何故でしょうか汗がナカナカ出ない。
喉がどうして?でしょうか渇きますなぁ。

喉の渇きの欲するままに、ガブガブ(笑
林道を過ぎて傾斜が急になる頃に漸く汗というか、毒が出てきました。
そんで、もってようやく、調子がでてきました。
一登りで稜線に出て、角度が大きく変わり廻り込む様になり傾斜も急な登路となる。体調が回復して変なハナシいやぁ〜楽になった。(笑

時折、雪を齧りながら登り山頂。残念ながら飯豊の大展望は薄いガスの向こうで見えなかった。
1時間ほど食事を摂りユックリしたが風も弱く寒さも感じない良い日でした。
委員長から概ね12頃に下山、途中で講習ということで下山開始。

1時間の休憩時間の間に随分雪が緩んだ。
講習場所に着いて、埋没体験用の穴、弱層テストのデモ用の雪柱を大き目に切り出しておく。
皆さんに見えやすい様にグルリと掘り出した。廻りを皆さんで囲んで観るところで、どこでも正面側に雪の層が見える様にしたかった。

ボクが穴掘りをしている間に、ビーコントレーニングが続いていた。
埋没体験では、雪に埋まった方は雪の重さを体験し、プローブを使う方は人間の感触確かめた。

シャベルテストを松坂氏にデモ頂いて、最後に雪洞構築、見学をして講習場所で解散とした。

参加者の皆様お疲れ様でした。


以前の記録へ戻る

トップページへ戻る