五頭山塊 安野川 小倉沢(ハゲ沢)沢遡行(個人山行)  


   
 見た目も涼しい沢の遡行 水流間際を楽しく登る 
   
 ECB 楽しい〜 そつなく登るKonchang 
   
 今日は水量が少ないので取り付き易い  水量がだんだん少なくなります
   
ECBとKonchang Konchang、小滝を楽しく登る 


遡行日 平成22年8月22日(日)
天 候  曇り時々晴
気 温  07:00〜14:00 28.4℃〜33.3℃
気象データ 新潟市新津

装備
沢シューズ、スパッツ、ヘルメット、手袋、ロープ、ハンマー、ピトン、スリング類、カラビナ、確保器、エイト環
参加者
NEN(石井:下越山岳会)さん、ECB(小国山岳会)、Konchang(小国山岳会)、LTQ(ボク:下越山岳会)

ECBの山行記録

06:10 ECB、Konchangと待ち合わせ場所に集合
06:30 NENと集合場所で待ち合わせ、集合出発。
07:17 駐車場発
07:26 入渓(金剛ノ滝の下)
08:30 水呑沢出合
11:00 小さい二股…右か?左か?水流は同じ位・・・・?ハゲノ滝までは間違えていないんだけど・・・?左に進む。
11:30 残念ながら、右が正解だったようだ。大嫌いな藪漕ぎ30分。一ノ峰のホンの僅か下に出た・・・暑くてゲンナリだ。
12:15 二ノ峰と三ノ峰間の登山道脇の木陰でノンビリ昼食。
13:50 どんぐりの森下山
15:00 入浴後集合場所に移動して解散。

夏の楽しみの沢登り、今年はどうしたワケか出遅れ、おまけに8月10日〜14日、4泊5日の入院していて、その前後2日は寝て過ごした。おまけに禁食での治療
だったので、体力的にはかなり落ちていても不思議ではない。体重も1週間で4キロ位減った。ただし、食べずに寝ていたので体重の減った内容がよろしくない。そんなこんなで、行動時間の短く、易しい沢を選んだ。

ECBは昨年に続いての参加で、Konchangは沢登りは初めて。でも、ECBは渓流釣りを楽しむので、渓流歩きは慣れたもの。Konchangはヤマ仕事で鍛えた足
腰にクライミングも楽しむので、直ぐに感覚を掴んだようだ。

朝、目覚まし時計に先んじ起床。サッサと食事をして車に道具を積み込むと、ECBから電話で関川村を通過とのこと。
集合場所でNENさんの到着を待ち皆で乗り合わせて、どんぐりの森に向かう。

このところのクソ暑い天候のせいか、駐車場にもあまり車は見られない。
アプローチは、どんぐりの森から進む。巻き道で布引ノ滝上に出るのが一般的のようだが、今回は金剛ノ滝の下から入渓し、直ぐにヒドから高巻きして通過。
続く布引ノ滝は易しい巻き道に沿って通過して、設置されているチエーンと梯子を降りて進む。

沢の水量は少ない。ただ、最近、出水したようで夏草は折れて流されて、流木がそこここに散乱している。
沢床は荒れて歩きにくい。とはえ、水量が少ないので、ザブザブ進める。

布引ノ滝から先は、しばらく退屈なゴーロ歩きとなる。暫く進むと右岸から小さなシャワー状の滝を潜り涼味満点。直ぐ先に大きなチョックストーンがあり左手か
ら廻り込む様にして水流に入り残置ロープを手掛かりにして登る。
チョックストーンを超えるとまもなく、右岸から水呑沢が入る。少し先に進んで、休憩。暑い日の沢は楽しい。
虻もいるにはいるけど、さほど気にならない。

その先もゴーロと小さい滝を越えていく。三階ノ滝も直登していく。枝沢に入らないように注意しながらどんどん進む。沢幅も広がったり1m程度になったりと
変化があり面白いけれど、もう少し大きな滝が欲しいところ。
と、いうのも皆さん安定して登れるのでロープも出す場面がないのだ。

一ノ峰沢出合の手前で休憩。ここまで来ればあと1時間はかからない。勿体ないのでノンビリ行こうと少しノンビリ休憩する。廻りを観れば、ミズがまだ瑞々しい
容姿で沢山あった。
皆で、ヤレ鯨汁だの、ミズタタキだ、いや、油炒めも捨てがたい。等と話す。

5段の滝は1段目は登り2段目からは小さく巻いて通過。あとは、ハゲノ滝を登る。上部は苔生していて、あまり気分は良くないものの、岩自体のフリクションは
良いのでフリーで直登。

いよいよ流れも細くなりこの沢も終わりが近いことを感じさせる。
ヘルメットで水を汲んでは頭から被り、あ〜幸せ。尾根歩きじゃ〜考えれないワナぁ〜。ふぇふぇふぇふぇ(^◇^)

小さな流れを詰めていくと二股に分かれた・・・・おろっ?…ん?
??さて、どっちだっけ?
NENさんと協議・・・一致して、左だね。んだ、んだ。左だ。左だ。ひ・だ・りぃ〜♪

ところが、ギッチョン、これが、間違い。そうは、甘くない。

小沢を詰めていくと程なく水が消えた・・・・龍神清水に出るはずが水消えちまった・・・・へっ?(;一_一)

ここまで、来れば戻るのもナンだしなぁ〜てんで藪に突入。
当初、右手の尾根に出れば、登山道だろうと思っていたら、ただの藪?
一応、GPSで位置を確認すると、この小さな尾根を上に進めば一ノ峰付近に出るハズ。

大嫌いな藪が嫌で、ハゲノ沢にしたのに・・・ナンテこったい。
藪の中で非常に暑いので、休み休み藪こぎ・・・・
藪椿だなぁ〜嫌だな〜

藪椿には毒蛾の幼虫(毛虫)がいることが、ままある。
こいつらの餌食になったら、かなり辛い。明日は病院行き。お〜嫌だ。

 ※実は今年7月上旬に毒蛾皮膚炎と思われる症状で受診しました。右足脹脛付近で、飲み薬と軟膏を使い
 10日程かかりましたが、色素沈着を残してしまいました・・・まあ、アラフィフの♂の足なんで、色素沈着なんてどうでもいいのですが。


とはいえ、葉っぱの裏表を確認しながら藪漕ぎもできないので、半ばヤケクソ。

先行したKonchangが道、見えるな〜の声が聞こえる。やや右手にトラバースして登山道に飛び出た。
一ノ峰のホンの僅か下というか、登りっパナ。
暑い〜ってんでスパッツ、長袖を脱ぎ捨て、沢シューズをトレランシューズに履き換え水を被り人心地がついた。

そうこう、しているとECB、NENが到着。ウエット地のパンツを着用してるECBは汗だく。
とにもかくにも、ウエット地のパンツを脱ぎ棄て、ECB…ふぅ〜♪暑くて死ぬかと思った。

一休みして、今日の食堂を探す。展望のヨロシイ場所は陽当りが良いのでパス。
一ノ峰〜三ノ峰辺りの木陰の良い場所を探して、今日の食堂としよう。

二ノ峰の下で丁度良い場所があり、今日の遡行を振り返り食事を楽しむ。
やっぱり、塩辛いものが美味しい。
身体が塩分を欲しがっているということの様だ。


食後、三ノ峰コースで下山。
やはり、先般の入院とその前後の寝て過ごした生活1週間で脚力を中心に体力が落ちたことを感じた。
ハゲノ沢で正解だったのかもしれない。

今日は、ロープを一度も出すことなく遡行を終えた。
一応、ロープやらガチャ、ピトンにミニバイルを携行した。
要らない様な気もしたが、何かあれば、基本的な装備も持たず、常識外などとブッ叩かれるに決まっているので
ザックの重しと思い背負ったが、やはり一度も使わないとなると下山時妙に重く感じた。

次回は少し毛色を変えましょう。
ということで、最後にミスして藪漕ぎになってしまいましたが許してちょ〜だい♪


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