飯豊連峰 前衛 二王子岳 (1,420.3m)



今日の写真は説明なしです。

   
   
   
   
   
   
   




個人山行 南俣集落〜二王子岳山頂
日 時      平成22年01月11日(月・祝)
参加者      JGφOPL(高橋)さん、JJφNEN(石井)さん、JJφNTR(中村)さん、JJφLTQ(私)以上、下越山岳会
       だいちゃん(鶴岡市)
行き先      飯豊連峰 前衛 二王子岳 
天 候       晴れ後曇り
気 温       11日 0.7度〜6.8度 (気象データは新潟06:00〜16:00)
          現地山頂付近 -2°位
風 速     2M〜4M (気象データは新潟06:00〜16:00)
       現地、風は穏やか
風 向   S〜SW〜S〜SSE〜NE〜ESE〜E
       
目 的    
装 備    日帰冬山低山
登はん用具:なし
雪山用具として、Wストック、スノーシュー
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター・デフ棒(標識棒)
防寒具:カッパで代用・フリース

コースタイム        事 柄
05:30分 自宅発        コンビニに立ち寄り、買物
05:45分 集合場所集合集発
06:20分 南俣集落   (100m)      
06:40分 南俣集落発      途中で大荷物の2人をパス
07:35分 二王子神社  (300m)
07:50分 二王子神社発
09:07分 一王子避難小屋(724m)
09:20分 一王子避難小屋発    当会の須藤さん、坂井さん、渡辺(し)さん、新潟のNさん達、SYZさんと、続々と二王子の常連さんが到着
10:05分 独標         (994m)     
11:18分 1,202mピーク     雪が深い
11:35分 油こぼしの上     やや、微妙な時間
11:50分 三王子        (1,350m)
12:15分 二王子岳山頂着  (1,420m) 真冬の飯豊が出迎えてくれた。


13:15分 山頂非難小屋発   食後外に出たら、ガスがかかり既に飯豊の姿は見えない
13:25分 三王子        (1,350m)
13:33分 油こぼし下      (1,120m)
14:00分 独標          (994m)
14:28分 一王子小屋      (730m)
14:57分 二王子神社      (300m)
15:09分 二王子神社発
15:47分 南俣集落       (100m) 
16:15分 集場所で解散

データ
TP積算距離    15.9km
TP移動時間     5:19
移動平均速度    3.0km
全体平均速度    2.0km
総上昇量      1,436m
以上GPSデータ

概略
年末年始は大荒れで、個人的なプランは見合わせた。2日以降に入ろうと思ったものの、気が抜けたのか風邪を引いたようで、体調が思わしくなくこれまた
見送った。結果的に正解で、お腹の調子が正月休みの間ずっと悪く食事が思うように摂れないでいた。
ようやく、8日頃になりようやく、食事の量も戻り3連休は何とかと思ったけれど、10日に会の打ち合わせがあり、また11日が一番天気が良さそうなので、二王子を計画した。
ただ、7日に軽く走ったけれど非常に調子が悪く気になっていた。
残念ながら、前日の10日に降雪がありラッセルを予感させる半面、日本海にごく小さな低気圧があり、これが一時的・短時間、冬型を解消させるので晴れ間を期待させる天気図であった。



記録
朝、外を通る車が路面の氷をバリバリと音を出しながら通過していく。冷え込んでいるのだろう。車の通行でバリバリ音がでるのは、降雪がなく寒いってことで多分、期待どうりというか、的中♪という感じでシメシメと思う。

以前は、寝起きでカレーライスなんぞを食べていたが、最近では寝起きに食べることはない。もっとも岩登りで途中で食事が摂り難い場合などは無理やり食べるが、できればあまり食べたくない。

この日も、朝起きても熱いお茶を飲んで、水分を摂取する。食事は集合場所へ向かう途中のコンビニで行動食を購入の際、朝食分として握飯を1個追加。
握飯を食べながら集合場所へ向かう。

時間前に全員集合したので2台に分乗し南俣集落へ。南俣集落では、一昨年から登山者は集落内に駐車せず集落奥の道路脇に留めることとしている。
先着が1組、暗い中準備をして歩きだす。
ツボ足で林道を進む。道路の隅に水の通り道があり雪が溶けているので歩きやすい。上の田んぼ付近で先行者を追い抜く。デカイ荷物だ。
ここからは、我々パーティーが先頭となる。結局、二王子神社までツボ足で歩けた。
二王子神社で給水し一休みしてスノーシュー(今回はボクだけスノーシュー)を着けて神社を出発。

神社から先もトレースがあるが、雪が足首〜脛位までの積雪がある。一合目を過ぎて二合目下の一本杉で1本給水。杉林を抜けるとようやく、視界が開け日本海まで見通せるようになる。
神子石を過ぎてから、空腹感が強くなる。考えてみれば、起きてからここまで、コンビニの握飯1個だから腹も空く。

ところが、ここから先頭のペースが上がり足の上りが悪くなる。一王子の杉の下で一息入れて、給水&ワッフルを1個詰め込むが時既に遅しの感がある。
二王子の常連メンバーがニコニコしながら上がってくる。
やれやれ、これで少し楽になるか?と、思いきや後発は元気がよろしい。四号目付近までトレースが確認できた。ここまでくると膝位まで潜るようになる。
五合目の独標まで引っ張り上げられ到着すると、積雪は概ね2.3m位か。休憩なしで先に進む短い間隔で交代しながら進む。

先行者と離れたくないので食事を我慢していたのがアダとなり、油こぼし手前の1,202mピーク付近で足が止まり出す。空腹に耐えきれずに、調理パンを食べる。もう、シャリバテ・ハンガーノック寸前?
ところが、ここまで我慢しちゃうと回復が遅い。我々のパーティーで元気が良さそうなのは、だいちゃんくらいであとは皆、異口同音に疲れと空腹感を訴える。

油こぼしの上にでるとようやく、雪が固くなり歩きやすくなる。とぼとぼ歩いて雨量計のモンスターを通過あとは山頂まで指呼の間。
写真を撮りながら、風紋の顕著な雪原を歩いて山頂の避難小屋。先ずは山頂で絶景を堪能し写真を撮る。
坂井さんは、外でメシにしようとするが、いくらなんでも寒くなる。小屋に移動して昼食を摂る。

誰かが外に出て戻ってくると、「ガスが出てきた。」という。そういえば、大日岳より南東側のもう少し標高の下がった感じのところに滝雲の様な雲が見えたのお天気はで下り坂で間違いない。
ならば、長居は無用。予定より少し早めに下山開始。まだ視界はある程度効くが、これで風でも吹いたらやな感じだ。

登りで持っていたにも関わらずデフ棒を使わず、トレースをロスしたら笑い物だよなぁ〜
風吹かなくてよかったねぇ・・・等と云えるレベルなので、まあよかった。
ホンの一瞬の飯豊連峰の絶景だった。という訳だ。

三王子付近でスキーのシュプールがある。どうやら楽しんだようだ。
油こぼしに楽しそうなシュプールが残っていた。油こぼしも、倍から3倍位の長さがあればかなり楽しめるだろうが、美味しい場所がいかにも短い。

独標で一息入れて二王子神社を目指す。雪が腐りスノーシューでは下り難いがまあ、そんなもの。
二王子神社に着いて一息入れてあとは南俣集落を目指すのみ。

いや、お天気に恵まれ最高でした。

反省点としては、食事の摂るタイミング。途中から混成のラッセルとなり、食事の時間が上手く摂れずシャリバテ気味となった点と正月休み間の
体調不良でエネルギー不足となったことだ。結局、起床から山頂までの時間で登山としての時間約5時間30分の登り時間に対し、
補給したエネルギー源は、600kcalに満たない。荷物の重量と足元の不安定な雪山を考えると少なすぎ。

とにかく、厳冬期の晴天の中、飯豊の稜線の展望台で神々しいまでの景色を堪能できたことが先ず素直に嬉しい。
そして、人数が揃わなければ山頂まで届かない日だった。
同行の皆さん、諸先輩、だいちゃん、ありがとうございました。


また、お天気の良い日に楽しみましょう・・・・あ〜そうだ悪い日も楽しめるけどね(笑

追記
一王子避難小屋の下では、ほとんど兎の足跡を観ることはない。
しかし、独標付近からは足跡をよく見るようになり、この日は、合計で真っ白な兎を3回観たが同じ兎の可能性もある。
近年兎を見かけることが少なくなってきたので久しぶりに観ることができたのは嬉しい。
杉林で見かけることがなく、もう少し標高の上がったブナ林で見かけたのは何か特徴的な感じがしたけれど思い過ごしだろうか?



以前の記録へ戻る


トップページへ戻る