石転ビ沢〜梅花皮避難小屋

17日15時天気図 18日12時天気図 18日12時衛星写真 GPSLOG 本当に気持ちが良い
6年の時が過ぎた 驚いた! 梶川ノ出合 石転ビの出合 ホン石転ビの出合
振り返る この沢が賑やかだった。 ハタノしゃん 急登もあとわずか ナベテツ君&DAEさん
北股岳 大日岳 楽しいねぇ〜 西大日〜烏帽子山 ノンビリと下山開始
思い思いに滑る? 急斜面はここまで 昨日は無かった崩壊跡 いちごちゃんのソリ 余裕のMHさん
天気図・気象衛星写真出所:気象庁のHP


日 時   平成20年5月17日(土)〜18日(日)  
参加者  LTQ(私)
      現地集合 ECB、konchang(小国山岳会) kenrokuさん、MHさん、ハイジさん、哲さん、EVA父さん、いちごちゃん
     
行き先  飯豊連峰 石転ビ沢 梅花皮小屋
天 候   5月17日 晴れ時々曇り
      5月18日 晴れ
気 温   17日  
      18日  (気象データ観測ポイントは山形県小国町)
風 速  17日  
      18日  (気象データ観測ポイントはは山形県小国町)
風 向  17日 
      18日 

装 備   春山小屋どまり
登はん用具:ピッケル・アイゼン
雪山装備:Wストック
ナビ用品:GPS、Mポインター、地図、シルバコンパス
防寒具:合羽で代用・、ダウンジャケット(薄物)
飲み物:ポカリスエット500ml
食料品 握り飯5個 菓子パン小口10個
その他 非常食1,000Kcal分
残 量  非常食
嗜好品 アルコール類・ツマミ類

コースタイム              事柄              備考
517
06時40分       自宅発 道中コンビニで行動食等を購入
08時14分       天狗平P着 ECBと会う。小屋番とのこと。 Pではブヨが煩い
08時30分       天狗平P発(420m)
08時54分       温身平(450m)
09時05分       上の堰堤(490m)
09時07分       6年前の事故現場対岸、手を合わせる。 父と会う。立ち話
09時25分       事故現場対岸発
09時35分       上ツブテ石付近か?雪渓に乗る(540m) 水を補給する。
10時14分       滝沢の出合いで食事(665m)
10時22分       梶川の出合い(690m) 出合いは埋まっていたが、下部は大きく凹状になっていた。
10時53分       石転ビの出合着  食事(870m)
11時05分       石転ビの出合発
12時00分       ホン石転ビの出合着(1,250m)食事
12時55分       ハタノしゃんスライド
13時00分       食事(1,500m)
14時20分       梅花皮小屋着(1,850m)

518
10時40分       梅花皮小屋発(1,850m)
11時50分       石転ビの出合(870m) 休憩
12時51分       雪渓から離れる。
13時17分       上の堰堤(490m) 休憩
13時30分       温身平(450m)
13時50分       天狗平駐車場着(420m)
14時05分       天狗平駐車場発 梅花皮荘で入浴
16時00分       自宅着


GPSデータ
TP積算距離    17.0km
TP移動時間    05H04M
移動平均速度   3.4km
全体平均速度   1.9km
累積標高(+)    1,331m
最高到達点     1,854m
以上GPSデータ

概略
この春は、2月中の体調不良、仕事の都合などで、どうも低調だった。ヤマにも岩にもあまり触れることなく過ごしてきた。何とか身体を動かさないと、このまま登れなくなる?そんな気がしてくる位低調だったので本当は土曜日は出勤予定だったけれど休ませてもらい、でかけることにした。
丁度、天狗平まで車が入るようになったので、行き先は石転ビで決まりだ。丁度、kenrokuさん一行も入るようなので久しぶりに一献ということに。


記録
お天気は上々。予報も悪天を予想させる事柄は見当たらない。
朝起きて食事を摂りゆっくりと出かける。泊りなので急いで出かける必要はない。途中のコンビニで買い物をして天狗平へ。
天狗平の駐車場に着くと、丁度、ECBが歩きはじめたところだ。「今日はどこまで?」と聞かれたので「梅花皮小屋」。するとECBは小屋番とのこと。それでは、上で楽しもうと話して車を停める。

駐車場は沢山の車でいっぱいだ。車から降りると、ブヨがお出迎え。虫除けスプレーをするけれど、飯豊の筋金入りのブヨ。彼ら?も必死で虫除けスプレー等委細構わず纏わり付く。
サッサと準備を整え、温身平を目指す。温身平までの林道は新緑のブナが眩しく、これだけで来て良かったと思う。

温身平で梅花皮沢に向かい砂防ダムを二つ超える。上の砂防ダム堰堤の上対岸では6年前に会社の人が事故で亡くなった現場が良く見える。現場に向かい手を合わせ対岸をもう一度見ると、人影がある。声を掛けると父と父の友人だった。
暫く立ち話をして別れる。
この斜面を見ると雪が多い様に思う。

暫く夏道と雪を交互に踏みながら進む。夏道が最初に顕著に上に登ったところで下を見下ろすと沢が雪で埋まっている。ツブテ石は確認できない。これなら・・・・と思う。
案の定、「うまい水」に向かう河岸段丘を登る夏道はまだ雪で覆われていた。雪渓は雪で埋め尽くされ安定しているので雪渓に降りるのは問題無さそうだ。雪渓に降りて左岸からの小沢で水を汲む。仙台からのスキーヤーと話す。

滝沢の出合いで空腹に耐え切れず、握り飯を食べる。滝沢も雪で覆われたままだ。やがて梶川ノ出合いに到達する。安定しているようだが、出合いの下部では大きく凹状に窪んでいるので穴が開くのはそう遠くないだろう。一度穴が開けばその広がりのスピードは速い。

梶川ノ出合いを過ぎると右岸の弥十郎尾根の上から単独者が下降してくるのが見えた。随分と悪そうな所を降りてくる。
石転ビの出合いに着いてもまだブヨは着いて廻る。タオルを振り回しながら、腹ごしらえをしてこれからの急登に備える。

ホン石転ビ沢ノ出合いの少し上付近の雪渓の中で高いラインを選んで食事をしていたら、変な音がする。北股沢出合いの下、左岸側の下から三角に見える岩壁の下の沢から、岩とブロックがバラバラと落ちてくる。
上のパーティーから「ラ〜ク!」の声。それ程傾斜も強くないので、ここまでは来ないだろう。と思っていたけれど大きなブロックが通過していく。一番高いラインなので、少しづつ軌道を私のところから外れていくが、握り飯を咥えながらザックを持ち何時でも逃げる体勢を整え、ブロック、岩の行方を見ていた。

雪渓下部の雪は多いが、上部に来るとそう多いワケではなくむしろ少ない感じも受ける。本流より右岸側の露出した草付きを目指す。「ささがわさん?」という言葉で顔を上げるとハタノしゃん。お互いに写真を撮り少し話す。ハタノしゃんと別れてから、最後の登りに備えて、握り飯を頬張り水を飲み歩を進めた。

スケールの大きい場所にいるので、直ぐに着きそうな風景でも実は相当な時間がかかる。ようやく、傾斜が緩むと小屋前に到着だ。DAEさん、ナベテツ君が居られた。そして、kenrokuさん一行。

当会のスキー隊を送り急いで、宴会準備。旨い酒だ。
ヤマと思えない豊かな食料品と大量のアルコールに恵まれシアワセ。

私は、翌日、門内から梶川尾根を廻り下山予定だった・・・・・んが、ご一行は門内沢を下るという。ナルホドそれならツブテ石まで雪渓なら・・・・梶川尾根を下る理由もなく、ワシもそうする。となる。

酒が進み楽しい時間を過ごす。ECBも私も本質的には上品なつもりだが、二人合わせると、どうも話しが変わるようで、なぜか下品になる・・・・キンチョウのCMの様に・・・・「どうや〜ヤラシやろ〜」?

一部記憶が欠落しているがお天気も良く清清しい朝を迎えた。う〜ん呑みすぎた。若干一名、辛そうな方がいらっしゃる。
回復まで少し時間がかかりそうなので、そんなら、面倒くさいので門内沢じゃなく、石転ビを下ろうか?となる。
そうなりゃ〜ユックリでいいか?と、人様体調不良を材料にノンビリしようとは・・・・・

ノンビリ過ごして二度寝でもしちゃおうか?等と怠惰な、マッタリした時を過ごしていると、北股をピストンしてきた朝一着の男が駆け下りてくる。
ん〜?よく見れば、会の田中さんか・・・?そんな急いで走らない〜。と声をかけると、「あれ、ささがわさん、何で○×△□♪?」
と意味不明。
朝酒でも呑んで二度寝しようか?という怠惰な私に向かい、この快速天狗男は、御西まで行きませんか?と言い放ち、ヤツデの葉を振り回して、梅花皮岳を駆け上がって行った・・・・
ヤツデの葉はウソです。でもあの勢いは快速天狗号ですねぇ・・・
当方は猪八戒・・・・ぶうぶう♪走らんよワシは。
もとい、走られません。ぶうぶう♪

ようやく10時40分に重い腰を上げて下山。思い思いに下る。下りは特に落石・ブロックもなく下山したが、昨日なかったデブリがあったりと、やはりもう暫くはブロックへの警戒は必要。
ホン石転ビの出合い下からは、イチゴちゃん、keroku夫妻のソリは速い。石転ビの出会いで休憩して先を急ぐ。いいお天気だ。

緊張の解けた堰堤下で休み、林道の長い歩きを経て駐車場の到着。

皆さんお世話になりました。
楽しい時間を過ごすことができました。楽しいリハビリ山行でした。
また、楽しみましょうね。






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