飯豊連峰 前衛 二王子岳(ビーコンテスト山行)

GPSLOG 太鼓橋 OIIさんとLTK
一王子避難小屋 僅かな青空 二王子神社

日 時    平成171225日(日)
参加者    JIφOIIJJφLTKJJφLTQ
行き先    飯豊連峰 前衛 二王子岳(南俣集落より)
天 候    曇り一時吹雪く。日中陽も射す
気 温    25日 0.5度〜4.0度 (気象データは新潟)
風 速 3M〜6M
風 向 南〜南南西
目 的    ビーコンテスト山行
装 備    日帰り冬山
登はん用具:なし
冬山として、ワカンを使用
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス
防寒具:なし(カッパで代用・フリース程度)
飲み物 :ポカリスエット500ML×2・水500ML×2
食料品握飯2個 いなり寿司3個 ハイカロリーゼリー2個 
    インスタントラーメン1個 みかん その他嗜好品
残 量:いなり寿司3
その他 なし

コースタイム              事柄              備考             

07時00分 南俣集落着(90M
07時20分 南俣集落発。雪50cm60cm
08時35分 二王子神社着(320M)雪1.3M
08時47分 二王子神社発
10時15分 一王子避難小屋着(770M)雪2.5M
10時25分 小屋を出てビーコンのテスト
11時00分 一王子小屋へ入る
12時30分 一王子小屋発
13時05分 二王子神社着(320M
13時10分 二王子神社発
14時00分 南俣集落着
14時30分 自宅着

データ
TP積算距離    8.43KM
TP移動時間    2時間38
移動平均速度    3.2KM
全体平均速度    1.7KM
総上昇量      699M
以上GPSデータ

概要

私は、ビーコンを所持していませんでしたが、前回集会でもビーコンは個人装備としての位置付けであるという話であるし、点検管理と云う面からも当然であり納得である。ゾンデ棒・ビーコン共に、お世話になりたくないものの一つではあるが、使用方法を習熟する必要があるのだが、先週購入したばかりでバタバタしていたのと、忘年会等で夜、正気でいる時間があまりなく一度も説明書すら読んでいない状態。そこで、同じく最近ビーコンを購入したLTKに頼みビーコンのテスト山行をする事にした。会の大先輩であるJIφOIIさんに予定をお話したところ、快く同行して頂ける事となった。

前日、忘年会があり徒歩で帰宅途中少し用事を足して帰宅した。空には星が垣間見られる。明日は、午後から崩れそうだが、シメシメ午前中は頂きか?とニコニコ上機嫌で床につく。朝起きて外も見ないで食事を摂り、LTKが自宅を615分に経由してくれるとの事で荷物を持って外へ出ると、ナント雪がモサモサ降っている。でも、今しがた降り始めた様な感じだ。その後にOIIさん宅へ廻り南俣集落へ。OIIさんが集落の方のお宅に声をかけて駐車のお願いをする。私は、先週ワカンで選択ミスと感じていたのだが、また、同じ間違いをやらかした。
@連休中だから、ある程度人が入山しており足元が比較的良いのではないか?
A昨日もそれ程降っていないし、夜の星空だから、雪も締っているのでは?
それなら、スノーシューよりワカンでしょう!と大甘の判断をした私は、同行者に迷惑をかけてしまう。南俣に着いて驚いた、「雪、積もっている。うひょ〜。」失敗だ。斜面の条件が悪い場合はワカンでもスノーシューでも大差ないと思う。しかし、林道歩きの様な場所はその差はかなり感じる。もっとも、下りの安定感と器具の故障に対する安心感はワカンだと思います。22日にあった大停電の日の大風で倒れたと思われる杉等が林道に倒れこんでいる。その上に雪が多いかぶさり所々歩き難い場所がある。さて、OIIさん、LTKが順調に進み、私は、先頭のローテーションに加われない程の遅れです。先週に引き続き大汗をかいて、二王子神社へ到着。私は殆ど陸蒸気状態。焼ダマ・エンジンシなんてもんじゃない。シュシュ〜ポッポ〜です。でも、ここから先の急登では私も働きますよ。と思いつつ二王子神社脇の炊事場でお握りを頬張る。そこに下越山岳会の大先輩であるJHφQZXさんが二王子神社へ一人で来られた。一息つくと直ぐにQZXさんは神社脇の炊事場を出る、OIIさんも我々も直ぐ行きますと声をかけるが早い。QZXさん、OIIさんという大ベテランに引っ張って頂いた登りであった。いくらワカンが私一人と言っても、それを差し引いても私の能力が低い事を現実のものとして感じた。こんな、体たらくで冬の合宿に参加しようというのだから、私も相当に厚かましいと恥じる気持ちを感じていた。ちなみに、今回は、QZXさんのトレースを頂いて、一王子の小屋までほぼ夏道を忠実に登った。二合目付近では時々大穴に出くわすがこれはご愛嬌。QZXさんが、折々に夏道とあの尾根の間であれば下で一緒になるので、何処を下っても問題ないが、吹雪かれると判り難い。夏道の位置を正しく記憶しておく事。それが基準になる。あの木が目印等ポイントを教えて頂く。なお、GPSログが今回かなり乱れている所があるが、樹上の雪による影響と思う。一王子の避難小屋に着くとQZXさんは、軽食を摂り単独で独標を目指すという。我々は、一王子の避難小屋周辺で私のビーコンを雪中に埋めて、LTKのビーコンで探すという練習をした。距離の表示が少し多いな?という気がするが、山の中の屋外なので私の距離感の方があてにならないのかも知れない。1M前後まではかなり正確に導いてくれるが、実際のブツの位置となるとなかなか判らない。1100分小屋に戻るとQZXさんが誰かと交信している。一王子から上は風が強いと話している。私達は、小屋に入り身体の中外から暖める。大汗をかいた後だけに寒い。なかなか暖まらない。豚肉の味噌漬けを焼いたりラーメンを食べたりして、1230分一王子避難小屋を出る時にQZXさんが戻ってきた。独標まで行かれたそうである。風が強く往きに歩いたトレースは直ぐに消えたそうである。雪の量も3.5Mもあるそうである。小屋を出て下り始めると直ぐに3人パーティーが登ってこられた。皆さんお疲れの様子。足元を見ると、ツボ足である。よく来たものである。疲れただろう。我々の方がQZXさんより一足先に下山を始めたが、二合目の少し下あたりで、QZXさんが先行していた。南側の尾根を下ってきたのだ。それにしても早い。私の父より5歳位お若いはずだが、なんとも素晴らしい体力である。1305分二王子神社へ着く。何とも下りは早い。QZXさんは早々に下山していく。私は朝、炊事場脇の雪の中にみかんを3個埋めておいた。とても甘く冷たく美味しかった。一人の単独者が登ってきた。今頃の時間から何処まで行くのだろうか?林道を下っていくと、樹上から雪やら雪解け水やらが大量に落ちてくる。気温が上がり南からの風が吹いている。下って行くとQZXさんが林道上に倒れた大きな杉の木の枝を鋸で落としている。歩き難いし、木の下敷きになっている枝は跳ねて危ないから。と事もなく言う。なかなか出来ない事だ。そういう精神を受け継いでいけたらと思う。QZXさんにお礼を述べ1400分南俣集落着

着替えているうちに時間を計ったように雨が降り出した。

お正月の合宿は、スノーシューを使う事に決めた。今シーズンはまだスノーシューを使っていないので不具合がないか、家の近くどこかでテストしたいのだが・・・・雪降らないかな?


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