飯豊連峰前衛 二王子岳トレーニング山行

GPS LOG 一王子小屋から見上げる 一王子小屋 一王子小屋を振り返る
空身で登る 新発田市街地 向かい尾根に陽があたる 二王子神社

日 時    平成171218日(日)
参加者    JGφOPL・石井(良)・JEφDAEJHφWJUJIφHNC・宮下・諏方
    
坂井・JJφLTKJJφLTQ
行き先    飯豊連峰 前衛 二王子岳(南俣集落より)
天 候    曇り一時吹雪く。日中陽も射す
気 温    18日 −1..5度〜1.1度 新潟
風 速 6M〜8M
風 向 西〜西北西
目 的    トレーニング山行
装 備    日帰り冬山
登はん用具:ピッケル・スコップ
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス
防寒具:なし(カッパで代用・フリース程度)
飲料:ポカリスエット500ML×1・水500ML×2
食料品パン2個 ハイカロリーぜリー2個 インスタントラーメン1
残 量 なし(緊急食を除く)
その他 なし

                                                                                                 

コースタイム    事柄              備考 
06:15分 五十公野出発
06:55分 南俣集落着(90M
07:05分 南俣集落発。雪30cm40cm
08:15分 二王子神社着(315M)雪1M
08:27分 二王子神社発
09:15分 一合目通過
09:59分 南の尾根に移る(540M
10:15分 尾根に乗る。
11:08分 北へトラバース
11:18分 一王子避難小屋着(755M
13:15分 小屋を出て上へ登る
13:47分 786M付近で引き返す
14:00分 一王子小屋着
14:05分 一王子小屋発
14:48分 二王子神社着(315M
15:05分 二王子神社発
15:45分 南俣集落着
16:25分 五十公野公園駐車場着後、解散

データ
TP積算距離    9.17KM
TP移動時間    2時間55
移動平均速度    3.1KM
全体平均速度    1.3KM
総上昇量      691M
以上GPSデータ

概要

お正月に行われる、会山行としての冬山合宿のためのトレーニング山行として今回は、二王子岳で行った。おりしも、この冬一番の寒気(県内5,000M付近の気温がー42℃以下)という、級線の寒波が入っていた。

夜中の雷で目が覚めて、その後何か目が覚めたり、ウトウトしたりの繰り返し。やはり大雪が心配なのだ。何せ天気予報も、高層天気図でも非常に悪い天気を予想していた。

それでも、おきてみるとそれ程多くは積もっていない。15cm位だろうか。朝食を食べるかどうか考えていると除雪車が来た。そんな降っているのかなあ・・・食事を採り少し早めの540分に自宅を出る。風が強く、原っぱを通過するときは地吹雪で見通しが悪い。気温おそらく、−2度前後と思う。6時少し前に五十公野公園に到着。HNCさんは、「いや〜天気悪いですねえ〜」と言いつつ悪天候が嬉しそう。南俣の集落の方々のご迷惑を極力かけないように車2台に何とか分乗させていただき、615分五十公野を出発し南俣集落に向かう。川東を過ぎて羽津を過ぎると県道が片側しか除雪していない。南俣の集落の道路状況が気になる。655分南俣集落着(90M)雪は30cm40cmである。思った程は多くない。とは言え最近の12月としてはとても多い状態である。準備をして75分南俣集落を発つ。最初から、各々ワカン・スノーシューを利用する。出だしの先頭は、当会で最も、強靭な体力を備えるHNCさん。ドンドン進む。あっという間に間が開いてしまう。。私は標高が低くても今日は寒いと思い少し厚着をしたために大汗をかいてしまう。もっとも、そうでなくとも私は汗かき。冬山向きのタイプではないと云えると思う。天候は曇りなので、途中で、合羽の上着を脱ぐ。これで、随分身体が冷えて楽になる。頭を触ったら毛先の汗が凍っていた。雪の量も徐々に増える。林道の途中から、北に折れて参拝道に入る。私はこの風景がとても好きだ。タイコ橋を渡り雪で覆われた階段のある場所を登り815分二王子神社着(315M)神殿に向かい今日の登山の安全を祈る。827分二王子神社を発つ。樹林帯の中でも、杉林の混んでいる所は比較的潜らないが地形的な所や杉林の切れたところは潜る。比較的平坦な杉林から一合目に向かう斜面に取り付き夏道から外れる。915分一合目を通過。概ね暫く夏道の通る位置を進む。9:59分南の尾根に移る(540M)ここで夏道と再び離れる。急斜面だ。DAEさんのトップで登る。両腕で雪壁を崩し、膝で押込みステップを作っていく。凄い馬力だ。1015分尾根に乗る。ここから、北(小屋方向)へトラバースするまで尾根上の高いところを進めばよい。後ろから単独の方が追いついてきた。お名前は存じませんが、今月4日に白山でお会いした方である。これで、合計11人の機関車である。この尾根上も傾斜と周りの地形で雪の多く溜まっているところがある。WJUさんが、「一人50歩づつで交代。」と指示。HNCさんが驚異的な馬力でワシワシと高度を稼ぐ。私もスコップラッセルで進む。でもバテが早い。息があがる。自分の事ながら、もう少し何とかならないか?と思う。118分北へトラバースする。3合目の杉が直ぐそこである。程なく、1118分一王子避難小屋に到着。気温はー7℃位。ザックの外ポケットに突っ込んでおいたポカリスエットがシャーベット状になっていた。到着すると、早速、食事の準備だ。途中で食事を採らなかったので、空腹だった。飲んだり食べたり、ラーメン食べたりとあれやこれやと2時時間近く滞在したが、その間にもう一人単独のスキーの方が小屋に着いた。先の単独の方の友人の様だ。諏方さん、宮下さん(だったと思う)が空身で30分を限度に上に進もうという。5名で準備をして13:15分小屋を出て上へを目指す。外の天気は良く気持ちが良い。もっと強風が吹くつもりでいたが風は静穏である。何故なのか帰宅後天気図を眺めても不明である。後ろから3名が来られて合計8名で上に向かう。1347786M付近で今日はここまでと決まり、各自思い思いの場所を通り引き返す。14:00分一王子避難小屋に戻り、荷物を担ぎ145分に一王子避難小屋発つ。単独の方と後から来られたスキーの方の2名は既に下山していた。あれ程辛かった斜面も何のことはない、尻セードであっという間である。1448分二王子神社着(310MWJUさんの高度計は往きも帰りも二王子神社の高度は300Mとの事。気圧が殆ど動いてない証明であり、風が静穏な裏づけでもある。気象に詳しいWJUさんでも何故今日風が静穏なのか理由は不明との事。155分二王子神社に無事下山のお礼をして神社を後にする。長い林道を歩く。西に雪雲が見える。雪雲と競争だろうか?1545分南俣集落に着く。同時に小雪がチラつき始めた。1617分五十公野公園駐車場到着。かなり風も吹き始めた。荷物を各自の車に納めて1625分解散

ちなみに、この夜、強風が吹き続けた。帰宅後、お昼の天気図を見ても佐渡付近に低気圧は見当たらない。若干等圧線が開き気味という程度だ。この開いた等圧線のところに極小さな低圧部があったのだろうか?だとすると今日の予報よりかなり良い天気は一つの極小規模な擬似好天だった可能性も否定できない。

諸先輩のパワーの使い方とラッセル技術を勉強させていただきました。OPLさんは年齢を全く感じさせない信じられない力強さがある。これは、摂生と精進の継続が成せる大変なものだと感服しました。
また、女性2名の頑張りも私ももっと頑張らねばならないと思わせるに充分すぎる力強さでトレーニングの賜物だと感じました。未熟な私にとって得るもの多い山行でした。
でも、どうなんだろうか?スノーシューかワカンかまた選択にまだ迷っている。


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