2021年度定期総会及び記念講演会が開催される

令和3年2月11日(木)(祝日)の午後3時から加治川ネット21の2021年度定期総会が新発田市ボランティアセンターの研修室で開催されました。
出席者数と委任状数合わせて数49名分となり会員数の過半数以上となって総会成立の宣言がなされ、会員の宮村さんが議長に選出され、議事進行に移りました。
議案は、令和2年(2020)度の事業報告と収支決算、令和3年(2021)度の事業計画と予算案、役員改選についての議事を審議しました。今年度も通常行事を行いつつ引き続き環境面での活動の一層取り組む事で事業計画、予算案、役員改選について承認され終了しました。
△定期総会の様子 △監査報告

 記念講演は長岡技術大学の山本准教授様から「増加する鳥獣害の取り組みについて」と題しまして、ご講演を頂きました。
 鳥獣害の現状として、新潟県の農作物被害は、1億円超え(令和元年)でサル被害が減少しイノシシ被害が拡大していると報告がありました。イノシシによる被害はほぼ水稲被害であること、人的被害(怪我や死亡)の事例のお話もありました。
 対策の話として、(1)被害防除 電気柵などで農作物を守って被害を減らす直接的防除(2)生息地管理 集落周辺の草刈り等による間接的防除(3)個体数管理 野生動物の数を管理して被害を減らす直接的防除の三本柱が大事である。また、ドローンを活用したお話もあり、とても勉強になりました。
 会場からは「イノシシが主な話であったが、今後クマの状況はどうなるのか?」と質問があり、「山のエサ状況により里に下りてくる来ないの状況がわかるので、ブナ実のなり具合の調査が重要である」とのお答えでした。
 個人的にイノシシは、雪で越冬出来ないので新潟にはいないと思っていたが、雪の中をあるく映像を見て考えを改める事にしました。年間全国で60万頭(H30)のイノシシを捕獲しているのに減らない現実に驚きをおぼえました。
△山本准教授による講演会 △会場からの質疑の様子