蓮野小学校
残弁天潟で環境学習 ウシガエルがいっぱい

 9月6日、聖籠町弁天潟のビオトープで、蓮野小学校の児童を対象に、生き物調査を行いました。弁天潟での学習も、聖籠町の小学校への講師派遣も今回が初めてです。
今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、どうにか雨に当たらず学習できました。児童人に当会の講師、スタッフ、そして、聖籠町の学校支援本部の方々も多く参加し、にぎやかな調査になりました。

最初に県環境センターの大沢さんの指導を受けながら、試薬を使った水質検査をしました。検査するのは、濁っているビオトープの水と、ジュースを数滴入れた透明な2gの水道水。CODの値は水道水の方が高くなりました。「きれいに見えても、わずかなジュースで水は汚され、何倍にも薄めないと弁天潟の水質には近づかないから、水を汚さないでください」と大沢さんから説明がありました。

ビオトープの水質は、生き物の生息には問題のない数値でした。さて、どんな生き物がいるのか、いよいよ実際に網を使って生き物の捕獲です。ここでは、ウシガエルのオタマジャクシが多く捕獲され、そのほかにミドリガメ、ブルーギルなどの外来種が見つかりました。ギンヤンマのヤゴやクチボソなどもいましたが、外来種の多さに、これからのビオトープの生き物がどうなるのか心配でもあります。