「平成29年度定期総会及び記念講演会」が開催される

 平成29年2月11日(土・祝日)の午後3時から、加治川ネット21の平成29年度定期総会が新発田市諏訪町にあります豊谷殿で開催されました。

 出席者数と、委任状数をあわせた数が65名分(最終)となり会員数の過半数以上となって総会成立宣言を行い、瀧浪洋一さんが議長に就任し議事進行に移りました。

 議案は、昨年度の事業報告と収支決算、今年度の事業計画と予算案についての議事を審議しました。昨年は20周年を迎え市民表彰を授与されて、今年は新たな気持ちで取り組むことで予算案についても、事業案に基づいて計画されたものが承認されました。
理事体制も副理事長の1人員の改選を含めて了承されました。

 つづいて行われた記念講演会は、新潟市北区にあります、ビュー福島潟の佐藤事務局長氏を講師に迎えて「ラムサール条約と新潟の湿地」と題した講演が行われました。

 既にラムサール条約に登録された西蒲区の佐潟の環境、そこに集まる水鳥の生態、潟利用の取り組みや、地元のかかわり方を例にわかりやすく解説してもらいました。

 条約のポイントは、潟の恵みを上手に持続可能で賢く利用していくことであり、そのために地域住民の知恵を生かした仕掛けや保全を通して参加してもらうことが一番重要であるということです。

 福島潟は現在、新発田市側の休耕田を湿地に返す事業をしています。新発田市とのかかわりがますます大事になってくるのでないでしょうか。市民にもっと関心を持ってもらえるよう協力し合えればと思います。