五十公野小学校の総合学習の支援活動報告

 平成28年5月13日(金)に五十公野小学校の総合学習の支援活動その2として、4年生53名が豊浦・久保地区のイバラトミヨが生息する用水路で水棲生物の調査を実施しました。
前日の「絶滅危惧種の生態系」を主に勉強したことを踏まえて、当日は実際にイバラトミヨの棲息する水路で生物の捕獲を行いました。

 1番最初に水質の調査から行います。CODの試薬に水を取り色の変化から水質具合を観察します。数値は平均5から8といったところでしょうか、濁りは20センチといったところです。

 きのう座学から今日の観察会でやることは2つ、一つはイバラトミヨを探すこと。もう一つはアメリカザリガニを捕獲して水路から除去することです。
生態系としては、生物の多様性が重要なのでどんな生き物がいるかを探します。

 結果はアカハライモリ、ツチガエル、ドジョウ、モツゴ、タモロコ、
タイコウチ、コオイムシ、オニヤンマのヤゴ、コガムシ が見つかりました。
そして、イバラトミヨは2匹見つかりました。毎冬の渇水期からその生息が危ぶまれていますが今年も何とか生き延びていてくれました。
 初夏のような陽気の中、泥だらけのなりながら探索の結果として何とかイバラトミヨをみつけることが出来て良かったです。